相生・赤穂の戦跡を訪ねて

マイクロバスで「戦争遺跡めぐり」参加者募集!

写真:赤穂民族資料館

兵庫の「語りつごう戦争」展の会は今年18回目の「戦争遺跡めぐり」を開催します。現在参加者を募っています、お早目にお申込み下さい。

日時:2019年10月14日(月)

集合場所:湊川神社正門前 集合AM8:50   出発AM9:00

参加費:4,500円(資料代・昼食代)昼食は事前申込み必要

    3,000円(弁当持参者

「訪問先」

午前:韓国朝鮮人無縁仏の碑

昼食:かんぽの宿赤穂

午後:永応寺(コンクリート製の梵鐘を掲げていた)

   松根油搾取地・・赤穂民族資料館

17:00頃、湊川神社前、解散予定

写真:韓国朝鮮人無縁仏之碑、相生

申込みはFAXで、お名前・所属(住所)・電話番号・昼食申込みの要不要をお知らせ下さい。

申込締切 2019年10月4日)定員27人になり次第締切

お申込みは:FAX 078-577-7651

兵庫の「語りつごう戦争」展の会

お問い合わせ:090-5896-6048(上野)

中国語2019年度後期受講者募集!

10月7日(月)~11日(金)全クラス順次開講

日中友好協会兵庫県連合会が主催する中国語講座2019年度(第64期)後期が10月7日(月)から全10クラス順次開講します。前期は9月第2週(9月13日)まで、その後は後期開講までの3週間休講となります。クラス見学は前期開講中がチャンスです。

「クラス別後期開講日程」

初級Ⅰ 10月11日(金)18:30~

初級Ⅱ 10月8日(火)午前10:00~、夜間18:30~

中級Ⅰ 10月7日(月)午前10:15~、夜間18:30~

中級Ⅱ 10月9日(水)午前10:00~、夜間18:30~

中級Ⅲ 10月10日(木)午前10:15~、夜間18:30~

上 級 10月11日(金)午後13:30~

※初級Ⅱ~中級Ⅲの8クラスは午前、夜間クラスがあります。講師、教材は異なります。1クラス5名に満たない場合は開講しないことがあります。

教室:日中友好協会教室(阪急岡本駅南を西へ徒歩1分)

講師は全て中国人。全クラス105分レッスン

受講料:35,000円(6ヵ月分前納です)教科書代は実費

入会金:10,000円(初めての方のみ、但し協会員、学生は不要)

「入講・見学のお申込みは下記へ」

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

Tel&Fax(078)412-2228平日の午前10時~午後7時)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「中国茶講座」9月は工芸茶・花茶

午後のひと時を中国茶でリラックス

お花の咲く工芸茶と、上質なジャスミンで香り付けした花茶をご紹介致します。いずれも緑茶ベースの涼性のお茶です。暑さが残るこの時期飲むのに適しています。どなたでもご参加頂けますのでお気軽にお越し下さい。

日時:2019年9月18日(水)PM1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本駅西すぐ)

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

定員:15名(先着順)事前にご予約下さい

参加費:1,000円(茶菓子・お土産付)

☎078-412-2228  日中友好協会兵庫県連合会

E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net

強制連行・強制労働による中国人犠牲者を慰霊する集い

犠牲者追悼と戦争の実態学ぶ学習講演会

戦争末期、日本国内の労働力不足を補うため、当時の日本政府、大企業、軍は一体となり中国大陸から38,939人の中国人労働者を強制連行し国内135事業所で劣悪な環境の下、強制労働に使役しました。その結果、全国で6,834人が亡くなりました。兵庫県内では、神戸港と相生市の造船所で合わせて45人が亡くなっています。この事実を語り伝えるために私たちは、中国人犠牲者を追悼する慰霊の集いを毎年「宝地院」で開催しています。

慰霊の集いでは毎回、戦争の実態を知り、学ぶ学習会も行っています。今回は、中国を侵略する日本軍に対し、非道な戦争は即刻止めろと訴え、祖国日本の侵略責任を追及し、ラジオ放送を通じ、日本及び日本軍兵士に対し、「戦争止めろ!」と叫んだ日本人女性・長谷川テルについて、今年4月の加古川での講演に続き神戸でも学習講演会を開催します。どなたでもご参加頂けますので多数ご来場下さい。(写真は長谷川テルと夫・劉仁 Wikipediaより)

日時:2019年9月8日(日)13:30~16:00

会場:宝地院(神戸市兵庫区荒田町3丁目、神大病院を西へ二筋目角)

◇犠牲者追悼 13:30開始 2階本堂 読経・焼香・住職講和

◇学習講演会 14:00~ 地階集会室

  テーマ:「長谷川テルの生涯から学ぶ」

  お話し:平松悦雄さん 協会大阪府連合会常任理事

参加協力費:500円(高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

張芸謀(チャン・イーモウ)監督最新作

新境地に挑んだ、世界絶賛の傑作・SHADOW(影武者)

9月6日(金)全国公開!

カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大国際映画祭で数々の賞に輝き、「HERO」と「LOVERS」で、武侠アクションの一時代を築いたチャン・イーモウ監督。円熟期にして絶頂期を迎えたアジアを代表する巨匠が、「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と高らかに宣言した最新作が、ついに完成した。「三国志」の《荊州争奪戦》をダイナミックにアレンジし、ほとんどCGを使わない迫真のアクションシーンを水墨画をイメージしたグラデーションが美しい映像で描く。「第75回ベネチア国際映画祭」などで絶賛された本作は、映画レビューサイト  <Rotten  Tomatoes>で支持率95%を記録するなど世界中で称賛を受けている。(5月31日現在) 2018年/中国/カラー/5.1ch/スコープ/中国語/116分/原題:SHADOW/配給:showgate

安倍首相による靖国神社への玉串料奉納に抗議する

日本中国友好協会は安倍首相による靖国神社への玉串料奉納と国会議員の同神社への参拝に強く抗議!

終戦記念日の15日、安倍晋三首相が稲田朋美総裁特別補佐を代理人として靖国神社に玉串料を奉納したと報道された。同記念日の玉串料の奉納は第2次安倍内閣発足以来7年連続であり、同神社の春秋の例大祭と終戦記念日の供物の奉納が常態化していることに強く抗議する。

靖国神社は侵略戦争に国民を駆り立てる中心的な役割を担い、いまもなお、侵略戦争を美化し宣伝する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、首相をはじめとした国会議員が、侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを内外に示すとともに、日本が侵略戦争に対する反省もないままに戦前回帰の動きを強め、再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な懸念を生じさせるものである。

日本中国友好協会は、安倍首相の靖国神社への玉串料の奉納、国会議員の同神社参拝に強く抗議するとともに、安倍首相が侵略戦争の反省から不戦を誓った平和憲法の理念を踏まえ、国際社会が共有する歴史認識に立ち、アジアと世界の平和と安定のために力を注ぐことを強く求めるものである。

2019年8月15日     日本中国友好協会(会長 井上久士)

華南と華中の万人坑

万人坑=人捨て場を知る旅を通じて現地で確認する侵略と加害の実態―いま問われる私たちの歴史認識

2019年8月10日、青木茂著「華南と華中の万人坑」―中国人強制連行・強制労働を知る旅(花伝社)が出版されました。自ら引き起こした侵略戦争において日本が中国本土に残した傷跡、万人坑が中国各地の至る所に今も数えきれないほど現存しています。華南と華中の万人坑を訪れた著者が、その背景にある中国人強制連行・強制労働の惨状などをルポ形式で紹介しています。膨大な犠牲者が埋められた現場と、当時を知る人たちの証言を前に、私たちの歴史認識がいま問われています。

犠牲者の多くは、炭鉱や鉄鉱などの鉱山や軍事要塞、巨大ダムなどの土建工事現場などで強制労働させられ、主に過労と飢えにより衰弱死(過労死)させられた中国人であり、主要な「犯人」(加害者)は日本の民間営利企業です。日本で話題にされる中国人強制連行・強制労働のほとんどは、日本国内に連行されてきて花岡鉱山鹿島事業所などで強制労働させられた約四万人の被害者のことであり、中国本土(大陸)における強制連行・強制労働が日本で話題にされることはほとんどありません。

その中国本土における強制労働の被害者数は、傀儡国家「満州国」をでっちあげ日本が占領支配した東北で1640万人、「満州国」の南側に位置し、アジア太平洋戦争の「戦力培養補給」の基地だと日本が位置付けた華北では2000万人にもなる。さらに華中と華南でも最低10万人単位、おそらく100万人単位の強制労働が行われていることを考えれば、15年戦争の期間中に中国本土(大陸)で日本により強制労働させられた中国人被害者は4000万人(概略)にもなるというのが「万人坑を知る旅」訪中団の一員として7回にわたり中国本土を歩き回り強制労働と万人坑の現場を確認してきた私の結論です。「華南と華中の万人坑」著者・青木茂)

「華南と華中の万人坑」中国人強制連行・強制労働を知る旅(青木茂著 発行・花伝社 A5判並製256頁・本体1700円+税)

戦争で苦しむのは、いつの時代も民衆である

中国反戦詩の伝統~古代から「原爆行」まで

第18回「漢詩を読む会」が8月10日午後、猛暑の中で開催されました。今回のテーマは土田竹雨(名は久泰 1887~1958)の「原爆行」。講師の丹羽博之大手前大学教授が当日取り上げた題材(資料)は2003年6月1日の「月間しにか」161号に書かれた故・一海知義氏の「中国反戦詩の伝統」古代から「原爆行」まで。詩を読む前に少しその前文を紹介します。

「一将功成って万骨枯る」。一人の将軍が手柄を立てる時、そのかげでは、何万という兵士が戦死し、その骨が朽ち果ててゆくのだから。この詩の作者曹松は、反戦詩人ではない。その彼がこの名セリフを後世に遺したのは、戦争の悲惨を、詩人が冷静に客観的に見つめることができたからであろう。時代が唐から宋、元、明、清と降って行っても反戦詩の伝統は消えず、少なからぬ詩人が作品を残している。中国二千年の伝統をふまえて、現代日本の漢詩人も反戦の詩を作っている。

「原爆行」―原爆の行(うた)作者・土田竹雨

怪光一綫下蒼旻  怪光一綫 蒼旻より下り

忽然地震天日昏  忽然として地震い 天日昏し  

一刹那間陵谷変  一刹那の間 陵谷変じ

城市台樹帰灰燼  城市台樹 灰燼に帰す

此日死者三十万  此の日 死者三十万

生者被創悲且呻  生者は創を被り 悲しみ且つ呻く

死生茫茫不可識  死生茫茫として 識る可からず

妻求其夫児覓親  妻は其の夫を求め 児は親を覓む

阿鼻叫喚動天地  阿鼻叫喚 天地に動し

陌頭血流屍横陳  陌頭 血流れて 屍 横陳す

殉難殞命非戦士  殉難して命を殞すは 戦士に非ず

被害総是無辜民  害を被るは 総て是無辜の民

広陵惨禍未曾有  広陵の惨禍 未だ曾て有らざるに

胡軍更襲崎陽津  胡軍更に襲う 崎陽の津

二都荒涼鶏犬尽  二都荒涼として鶏犬尽き

壊牆墜瓦不見人  壊牆墜瓦 人を見ず

如是残虐天所怒  是の如き残虐は 天の怒る所

驕暴更過狼虎秦  驕暴更に過ぐ 狼虎の秦

君不聞啾啾鬼哭夜達旦 君聞かずや 啾啾たる鬼哭 夜より旦に達するを 

残郭雨暗飛青燐   残郭 雨暗くして 青燐飛ぶ

次回第19回「漢詩を読む会」は10月19日(土)です。

中国舞踊活動20周年記念公演

楊貴妃を演じる胡紅侶さんの舞踊に感動!

7月29日(月)夕、舞踊家・舞姫こころさんの中国舞踊活動20周年記念公演が神戸文化ホール・中ホールで開催され、約600人が鑑賞しました。開催にあたり後援7団体を代表し日中友好協会兵庫県連合会の前田清会長が祝辞を述べ20周年を祝福しました。(上:開会にあたり祝辞を述べる前田会長)

胡紅侶(こころ)さんは、中国広東省中山市の生まれ、3歳の時からバレエと中国舞踊を始め、9歳から北京舞踊学院付属学校に入り本格的に中国舞踊を学びました。また、北京舞踊学院と北京民族大学で舞踊振付を学ぶ。中国国内で何度も舞踊優勝賞を獲得。1989年に来日。その後、ニューヨークに渡り、ジャズ・タップモダンダンス、バレエを深く研究。1999年1月23日に神戸市で初リサイタルを開催し、大きな反響を呼びました。

その後も2~3年に一度神戸、大阪、京都でリサイタルを開き、今年7月29日に20周年記念感謝公演の開催に至っています。記念公演では胡紅侶さん演じる楊貴妃が宮廷へ入るところから始まり、唐の玄宗皇帝から寵愛を一身に受け毎日のように甘い酒に酔い歌い踊る姿を舞台いっぱいに演じていました。天宝14年(元紀755年)安緑山の反乱により、楊貴妃は賜死。美しい天女姿で空を翲翲起舞で第一幕。

第二幕は中日舞踊音楽コラボレーション、中国古典舞踊、中国福建省の民族衣装舞踊、台湾の原住民「高山青」台湾の伝統舞踊、琉球國祭り太鼓の素晴らしい演舞が舞台で演じられ客席から大きな拍手を受けていました。(公演が終わり出演者と共に、あいさつをするココロさん、前列中央)

新疆に200本の旅行列車を運行

中国鉄路(中国国家鉄路集団有限公司←旧・中国鉄路総公司)は新疆ウイグル自治区の経済と旅行の発展のため、2015年より内地より新疆へ入る旅行専用列車を運行しています。需要の増加と共に年々運行列車本数は増え、2018年は170本、2019年は200本になる見込みです。

近年、新疆では旅行産業に力を入れており、観光客の受け入れ体制は整いつつあります。そこで敏捷な鉄道網を利用して旅行専用列車がますます便利になってきています。烏魯木斉局集団公司は他の鉄路局集団公司と協力し、より多くの人を新疆に引き入れるために「京和号」「龍泰号」などの快適な旅行専用列車を運行し内地と新疆を結んでいます。合理的な運行路線、豊富な観光資源、より移動して日中観光するというところが多くの旅行客から受け入れられています。

7月以来、全国各地と新疆を結ぶ列車は新疆の東西南北を網羅しており、1路線で複数の観光地を訪れることが可能になっています。烏魯木斉局集団公司は併せて鉄路建設をすすめ、設備の改善、駅での動線改善、運行速度の向上などに取り組んでいます。

今年4月27日に湛江-北屯の旅行専用列車を運行して以来、7月25日現在で運行本数は65本、その後も10月下旬まで運行する予定です。(中国国家鉄路集団有限公司サイトより抜粋引用)