戦争映画で考える戦争の加害と被害

戦後74年目の8月15日に講演会を開催

今年は、日本政府がポツダム宣言を受諾してから74年目の8・15を迎えます。毎年この日に「8・15平和のつどい」を開催している兵庫の「語りつごう戦争」の会(上野祐一良代表代行)は、戦争は全ての国民を巻き込み、反対者を決して許さず、教育・マスコミ・近隣コミュニティなど全てを動員して行われるということを知り、そして戦争の惨禍を忘れることのないようにと今年も「平和のつどい」を計画しています。

  • 日時:2019年8月15日(木)午後1:30~4:00
  • 会場:妙法華院2F本堂(高速神戸「新開地」西口上る南側)
  • 講演:「戦争映画で考える戦争加害と戦争被害」
  • 講師:永田喜嗣氏(大阪府立大学人間社会学研究科大学院)

永田氏は、現在、同大学院博士後期課程で対日戦争映画を中心とした「抗日映画論」の研究」を行っている。

資料代:500円(高校生以下無料)

主催:兵庫の「語りつごう戦争」展の会

神戸市兵庫区永沢町4-5-8 妙法華院気付

Tel:078-575-2608

原爆の悲惨な情況を漢詩で表現

8月の「漢詩を読む会」は「原爆行」

今回の第18回「漢詩を読む会」は原爆の惨状を訴えた土田竹雨(名は久泰、1887年~1958年)の「原爆行」を読みます。悲惨な情況を日本人が漢詩で表現しています。1945年(昭和20年)8月6日広島に原爆投下。3日後には長崎にも。歴史に「もしも」はないけれど、無条件降伏がもう10日早ければ、ソ連の「満州」侵攻もなかったのに。

●日時:2019年8月10日(土)午後2時~4時

●会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

阪急「岡本駅」南を西へ徒歩1分、1Fに鳥貴族が入るビルの3F

●講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

●テーマ:土田竹雨「原爆行」

資料代:1,000円 事前に参加お申込み下さい

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyougokenren.net

7月の「中国茶講座」は中国緑茶

中国緑茶の新茶を飲み比べます

今年の新茶が出揃いました。中国十大銘茶に含まれるお茶を中心に、今の時期しか味わえない緑茶の新茶を飲み比べます。初めての方もお気軽にご参加下さい。

日時:2019年7月17日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

(阪急岡本駅南口を西へ徒歩1分、鳥貴族が1Fに入るビルの3階)

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

今月のテーマ:中国緑茶

定員:15名 事前に参加ご予約お願いします

参加費:1,000円(お茶菓子、お土産付)

日中友好協会兵庫県連合会      Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

生活講座で粽(ちまき)をつくる

「ちまき」の由来学び、皆で作り味わう

中国帰国者のための「生活講座」(中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会委託事業)は6月27日、日本の文化を学ぶ一環として「ちまき」と「柏餅」、「端午の節句」と「ちまき」の由来について学びました。その後ボランティアのアドバイスを得て、中国帰国者がグループに分かれ「ちまき」づくりに挑戦しました。上新粉などの材料や砂糖、笹の葉を用意し「ちまき」(写真下)をつくり出来上がった「ちまき」を皆で味わいました。

「端午の節句」や「粽(ちまき)」は、中国から伝来しました。「ちまき」の由来は中国の故事にあり、楚国の詩人  屈原(くつげん)の死を供養するためのものだったと言われています。王の側近であった屈原は、陰謀により国を追われ、ついには河に身を投げてしまいます。命日の五月五日になると、屈原の死を嘆いた人々は、米を詰めた竹筒を投じて霊に捧げましたが、河に住む龍に食べられてしまうので、龍が嫌う葉で米を包み、五色の糸で縛ったものを流すようになりました。これが「ちまき」の始まりなのだとか。

日本へは奈良時代には伝わっていたそうで、平安時代では宮中行事として、端午の節句に「ちまき」が用いられていたそうです。「ちまき」と呼ばれるようになったのは茅(ちがや)の葉が使われたことによるそうです。

「自分でつくる八宝茶」を体験

体質に応じ材料をブレンドする

6月19日に開いた「中国茶講座」はこれまで最多の参加者がありました。神田貴子講師作成の11枚に及ぶ資料や解説を聞き、会場中央に並べられた八宝茶の材料から自分の体質に応じた材料を選び、それぞれ自分だけの八宝茶を楽しみました。

「八宝茶」とは、中国茶にナツメや龍眼、クコの実などの漢方生薬や、お花、ドライフルーツ、氷砂糖などをブレンドして作る健康茶のことです。八宝には、たくさんの種類という意味があり、必ずしも8種の材料という訳ではありません。それでも市販される八宝茶の多くは8~9種の材料から作られています。

もともと中国西方の回族の間で飲まれていたものが、シルクロードを通じて中国各地へ伝わったと言われています。材料の組み合わせは無数にあり、体調や季節、味の好みに合わせて自由にブレンドして楽しむことができます。八宝茶では、緑茶が多く使われ、他に白茶や青茶(烏龍茶)、紅茶、ジャスミン茶等でも使われます。お茶にもそれぞれ身体を冷やす涼性のお茶、身体を温める温性のお茶があります。(写真中央に並べられているのが八宝茶に使う材料)

次回「中国茶講座」は7月17日(水)午後1:30~

白楽天を慕う蘇軾は西湖に蘇堤を築く

白楽天により西湖の美しさが世に知られる

白楽天(772~846)は江州司馬(副知事)へ移動を命じられた。地方勤めは降格だが、俸給は大幅に増えた。西湖の美しさに魅せられ、詩を詠んでいる。白楽天により西湖の美しさが世に知られることとなる。善政を敷き、湖の改修を行い「白堤」と呼ばれている。

「春宵一刻直千金」で有名な蘇軾(1036~1101)は、西湖の地に二度赴任している。白楽天を敬慕していた蘇軾は、白楽天に倣い、朝廷に稟議書を提出し、朝廷から予算を取り付け西湖に「蘇堤」と呼ばれる大規模な堤を築いた。西湖は晴れて好し、雨もまた好し、中国4大美人の一人・西施に例え、薄化粧も好し、濃い化粧も好しと西湖の美しさを詠っている。湖畔には蘇軾記念館が建っている。

飲湖上初晴後雨 二首 其二 蘇軾(蘇東坡)

水光澰灔晴方好 水光瀲灔として晴れて方に好し

山色空濛雨亦奇 山色空濛として雨も亦奇なり

欲把西湖此西子 西湖を把って西子の比せんと欲すれば

淡粧濃抹總相宜 淡粧濃抹總べて相宜し

次回「漢詩を読む会」は8月10日(土)午後2時~

6月の「中国茶講座」は八宝茶

自分だけのオリジナル八宝茶を作ろう!

八宝茶は、中国茶をベースにクコの実やナツメ、菊花や龍眼など漢方生薬やドライフルーツ等をブレンドした薬膳茶です。様々な材料を自由に組み合わせて、自分だけのオリジナル八宝茶を作りましょう。どなたでも参加頂けます、お気軽にご参加下さい。

日時:2019年6月19日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,500円(材料費500円を含む)

定員:15名(事前先着申込み順)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

☎078-412-2228   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

7種の台湾茶を飲み比べ

違いや共通点に着目し試飲しながら理解深める

製茶の季節や製造方法の微妙な違い、天候などにより出来上がったお茶の印象は大きく変わります。台湾のお茶製造の現場では、茶樹の品種改良や、ブランド力のある新たなお茶が作られています。と高級茶芸師・高級評茶員の神田貴子講師は語ります。5月15日の「中国茶講座」では7種の台湾茶をテイスティングしながら台湾茶への理解を深め合いました。

先ず、烏龍茶・文山包種茶の春摘み茶と冬摘み茶を水出しで味わい、標高の高い産地で摘まれた梨山高山茶、夏に飛来するウンカという小さな虫に葉を噛ませ、独特な蜜香を生じ、甘く香りのよいお茶・凍項貴妃茶2種、凍項烏龍茶、最も紅茶に近いと言われ、バラの花や蜂蜜のような芳醇な香りと甘みが特徴の東方美人茶を試飲し、台湾と世界のお茶事情について学びました。

次回は6月19日(水)午後1:30~開催します。

第17回「漢詩を読む会」

6月のテーマは蘇軾「雨も亦た奇なり」

うっとうしい梅雨の季節になりますが、発想を転換して雨の日の良さを詠った漢詩を読んでいきます。白楽天も雨の日の花の美しさを詠んでいますが、蘇軾が杭州の名勝西湖の雨の美しさを詠んだ詩を紹介し、なんとそれがあの松尾芭蕉の「奥の細道」にも利用されていることをお話しします。

日時:2019年6月8日(土)午後2時~

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

資料代:1,000円

お申し込み・お問い合わせ

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

5月の中国茶は台湾茶飲み比べ

各種共通点ある台湾茶の飲み比べ

同じお茶でも春茶と冬茶、製法の違い、茶葉の品質により味わいも価格も大きく異なります。烏龍茶を中心に、各種共通点のある台湾茶を飲み比べます。初めての方にもお楽しみ頂ける内容です。お気軽にお申込み下さい。

日時:2019年5月15日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会「会議室」(阪急岡本駅西へ1分)

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,000円(茶菓子・お土産付)定員:15人(申込み順)

主催:日中友好協会兵庫県連「中国茶講座」

お問い合わせ、お申し込みは下記へ

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net