兵庫県AALAが「台湾」テーマに学習講演会
兵庫県AALA(アジア・アフリカ・ラテンアメリカ)連帯委員会は「もっと知ろう、台湾―人と歴史、そして今―」をテーマに学習講演会を開催します。
日時:12月4日(日)14:00開会(13:30開場)
会場:こうべまちづくり会館・2Fホール
(JR/阪神元町駅西口から西へ10分、元町商店街4丁目)
講師:安井三吉 神戸大学名誉教授、孫文記念館名誉館長
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参加費無料
主催:兵庫県AALA連帯委員会 ☎078-351-0194
米国のペロシ下院議長の訪台、地域での軍事演習、南西諸島への自衛隊配備などを見ると、「台湾有事」は目前に見えるし、「台湾有事は日本有事」と公言する政治家もいる。しかし、まず基本的なところで、仮に中国軍が台湾を武力統一したとしても、米国も日本も軍事的には一切関与できないことをはっきりさせておく必要があるだろう。
つまり、米国も「一つの中国」を認めている以上、中国に対抗し軍事的に台湾を守る論理はないのである。「内政干渉」だし、中東での介入のように「自衛権発動」とも言いにくい。中国もあえて波風を立てず、地域として発展することを期待しており、あえて武力侵攻する必要はない。
結局、米中全面戦争の環境はなく、怖いのは「偶発戦争」で、危ないのは軍需産業の利益やお互いのメンツ。要はそれを踏まえた外交だ(丸山重威・ジャーナリスト。日中友好新聞10月1日号「中国レーダー」より)。
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