「非核平和祈念のつどい」改めて開催

芦屋非核平和都市34周年・被爆74周年

協会芦屋支部が実行委員会に加わる「芦屋非核平和のつどい」は当初、10月12日(土)に開催予定でしたが、台風で会場が使用出来ないことと、来場する皆さんの安全を考え中止となりました。その後、実行委員会を開催し、ぜひ再度実施したいということで短期間の準備となりますが実施することとなりました。ぜひご参加下さい。(実行委員会より)

日時:2019年12月19日(木)14:00~16:00

会場:芦屋市民センター203号室(JR芦屋駅西へ徒歩6分)

内容:―被爆者として『生かされた』74年

*お話:副島圀義さん 広島で胎内被曝 兵庫県原爆被害者団体協議会事務局次長・芦屋市在住

*ドキュメンタリー映画上映「核兵器の終わりの始まり」

参加協力費:500円(高校生以下無料)

主催:芦屋非核平和のつどい実行委員会 

共催:芦屋市原爆被害者の会

連絡先:Tel&Fax:0797-31-6634

第42回兵庫の「語りつごう戦争」展

12月8日は何の日~その頃の暮らしは?

1941年12月8日の太平洋戦争開戦から78年になります。戦争の悲惨さを二度と繰り返さないために私たちは1978年から戦争展を開催し今年42回目を迎えています。

日程:2019年12月6日(金)~12月10日(火)

会場:妙法華院2階(神戸高速「新開地駅」西口上り南へすぐ)

協会創立69周年記念講演会

万人坑に見る「労工に強いられた凄惨な奴隷労働」

―知られていない侵略戦争の実態がわかります―

1950年10月1日に創立した日中友好協会は、今年69周年を迎えます。創立時より運動の柱である侵略戦争を反省した日中不再戦平和活動は今日も継続しています。兵庫県連合会は、69周年の今年、下記の記念講演会を計画しました。

中国人強制連行・強制労働といえば、戦争末期に国内へ連行されてきた約4万人のことは知られていますが、中国大陸における日本が行った強制連行・強制労働は殆ど知られていません。大陸での被害規模は桁違いに大きく、日本が占領支配した「満州国」で1640万人、華北で2000万人にものぼり、さらに華中、華南を加えるとその数は4000万人にもなると、これまで7回にわたり「万人坑を知る旅」に参加しその実態、遺骨数などの調査を続けてこられた青木茂さんは語ります。

膨大な数の犠牲者の多くは、炭坑や鉄鉱などの鉱山、軍事要塞、巨大ダム建設などで凄惨な奴隷労働を強いられ、主に過労と飢えにより衰弱死させられた中国人であり、その遺体をまとめて捨てた「人捨て場」は中国大陸の至る所に今も数え切れないほど現存し、中国人は「万人坑」と呼んでいます。(写真は:大同炭鉱万人坑遺跡紀念館、無名労働者の墓碑)

生存者の証言を聞き、中国人研究者の協力も得て数多くの万人坑について著書で詳しく紹介している青木茂さんを招き映像を見ながら話を伺います。この機会にぜひご参加下さい。

日時:2019年10月27日(日)午後2時~

会場:神戸市立兵庫勤労市民センター第3会議室(JR兵庫駅北側、陸橋を渡ったところ)

講師:青木茂   氏 平和を考え行動する会会員、撫順の奇蹟を受け継ぐ会会員、日中友好協会会員

著書華南と華中の万人坑~中国人強制連行・強制労働を知る旅(2019年花伝社)・華北の万人坑と中国人強制連行~日本の侵略加害の現場を訪ねる(2017年花伝社)・日本の中国侵略の現場を歩く~撫順・南京・ソ満国境の旅(2015年花伝社)など。

参加協力費:協力券・協会員800円、当日一般1000円(高校生以下無料)参加協力券は協会事務所にあります、下記または協会役員へ

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 078-412-2228

強制連行による中国人犠牲者を追悼

読経と焼香で強制労働による中国人犠牲者を追悼

9月8日午後厳しい残暑の中、日中友好協会兵庫県連主催による「第22回強制連行・強制労働による中国人犠牲者を慰霊する集い」が神戸市兵庫区の宝地院で開かれました。

戦争末期、日本国内の労働力不足を補うめ、当時の日本政府は国策として中国大陸から38,939人の中国人を国内へ強制連行し、全国135事業所で強制労働をさせ、全国で6,834人の犠牲者を出しています。兵庫県内では、神戸港で17人、相生の播磨造船所(当時)で28人が亡くなっています。

宝地院本堂で中川正興住職の読経と参加者の焼香により犠牲者を追悼しました。読経後の講話で、中川住職は、最近の情勢について、「仏教の教えで、『怨親平等』という言葉があります。敵、味方関係なく人として平等に接し、お互いの存在を大事にする気持ちが大切ではないでしょうか。為政者も省みて考えて頂きたいと思います」と語りました。

中国を侵略している日本軍将兵にラジオで呼びかけ

犠牲者追悼を終え、集会室で「長谷川テルの生涯に学ぶ」と題し、平松悦雄大阪府連常任理事が講演しました。長谷川テルの生い立ちや学生時代以後の年譜、写真、当時の新聞記事などの資料を映像で映しながら話しました。

奈良高等師範学校4年の時、治安維持法で検挙され、釈放後退学した長谷川テルはエスペラントを学びはじめ、中国人留学生の劉仁と結婚、上海へ渡ります。上海へ渡った長谷川テルはそこで日本軍の蛮行で大きな被害を受けている一般市民、子どもの姿を目の当りにしショックを受け、抗日反戦への決意を固めます。

1938年7月、漢口で初めてマイクの前に立つことを決断します。流暢な日本語で日本軍将兵に戦争中止をラジオで訴えたのです。日本に住む家族に害が及ぶことがわかっている中での決断です。ラジオで訴えた言葉は次のような内容です。

「日本の将兵のみなさん!どこでこの放送をお聞きでしょうか戦争はいかなる時でも不幸なものです。あなたの撃った砲弾や銃弾はたくさんの子どもたちの命を奪っています。でもそれはあなたたちが悪いのでしょうか。みなさんはこの戦争は聖戦だと教え込まれ、そう信じているかもしれませんが、はたしてそうでしょうか。ちがいます。

この戦争は、大資本家と軍部の野合世帯である軍事ファシストが、自分たちの利益のために起こした侵略戦争なのです。日本にいるあなたのご家族は、皆さんのご無事を祈り、一日も早く平和が訪れることを望んでおります。

日本の将兵のみなさん!皆さんの熱い血を、あやまって流さないでください。みなさんの敵は海を隔てたこの地にはいないのです!お元気でどうかどうか生き抜いて下さい」

1947年1月にテルが、4月に劉仁が亡くなり、残された2人の子ども、劉星と暁嵐(長谷川暁子)は国家により手厚く保護、養育されます。テルと劉仁は中国東北の佳木斯・烈士墓園に埋葬され墓碑には「国際主義戦士 緑川英子」と刻まれています。最後に平松氏は、長谷川テルがエスペラントを通じ世界へ日本軍の蛮行を発信し続けた反戦への堅い決意が戦後70年を経てようやく意識され評価されるようになったと語りました。(U)

芦屋市・非核平和祈念のつどい

映画「いしぶみ」上映と被爆者のお話し

昭和20年8月6日は、朝から暑い日でした。この日、広島二中の一年生は、建物解体作業のため、朝早くから本川の土手に集まっていました。端から、1、2、3、4・・と点呼を終えたその時でした。500m先の上空で爆発した原子爆弾が彼らの未来を一瞬にして奪ったのです。少年たちは、元気だった最後の瞬間、落ちてくる原子爆弾を見つめていました。あの日、少年たちに何が起こったのでしょうか・・・。

日時:2019年10月12日(土)14:00~16:30

会場:上宮川文化センター・ホール(JR芦屋から東へ5分)

お話「被爆者として『生かされた』74年 副島圀義さん

  広島で胎内被爆 芦屋市原爆被害者の会幹事 芦屋市在住

映画「いしぶみ」―碑に刻まれた旧制・広島二中の一年生321人幼くしてこの世を去った彼らが最後に残した言葉とは―

参加協力費:500円(高校生以下無料)

主催:芦屋非核平和のつどい実行委員会

Tel&Fax(0797)31-6634

共催:芦屋市原爆被害者の会

後援:芦屋市/芦屋市教育委員会/芦屋市PTA協議会

第20回加印平和のための戦争展

戦争の悲惨さや平和の力を広げようと、日中友好協会加古川支部が加盟する第20回「加印平和のための戦争展」が加古川の東播磨生活創造センター「かこむ」で開催されました。

第1日目の8月15日はあいにくの台風で中止となりましたが、16日と17日には、20回記念の連続講演と、DVD「はだしのゲン」連続上映、加古川地域の戦争遺跡などの資料展示が共に実施され多くの市民が参観しました。

16日午後には日中友好協会加古川支部の前田清支部長が「日中戦争を考える―二つの事件から」と題し、「台湾出兵・牡丹社事件と和解」、「湖南省厰窖虐殺事件」について講演、17日は版画家の岩田健三郎氏が「平和と人権」と題して講演しました。(写真:加古川支部の廠窖事件に関わる写真の展示)

相生・赤穂の戦跡を訪ねて

マイクロバスで「戦争遺跡めぐり」参加者募集!

写真:赤穂民族資料館

兵庫の「語りつごう戦争」展の会は今年18回目の「戦争遺跡めぐり」を開催します。現在参加者を募っています、お早目にお申込み下さい。

日時:2019年10月14日(月)

集合場所:湊川神社正門前 集合AM8:50   出発AM9:00

参加費:4,500円(資料代・昼食代)昼食は事前申込み必要

    3,000円(弁当持参者

「訪問先」

午前:韓国朝鮮人無縁仏の碑

昼食:かんぽの宿赤穂

午後:永応寺(コンクリート製の梵鐘を掲げていた)

   松根油搾取地・・赤穂民族資料館

17:00頃、湊川神社前、解散予定

写真:韓国朝鮮人無縁仏之碑、相生

申込みはFAXで、お名前・所属(住所)・電話番号・昼食申込みの要不要をお知らせ下さい。

申込締切 2019年10月4日)定員27人になり次第締切

お申込みは:FAX 078-577-7651

兵庫の「語りつごう戦争」展の会

お問い合わせ:090-5896-6048(上野)

華南と華中の万人坑

万人坑=人捨て場を知る旅を通じて現地で確認する侵略と加害の実態―いま問われる私たちの歴史認識

2019年8月10日、青木茂著「華南と華中の万人坑」―中国人強制連行・強制労働を知る旅(花伝社)が出版されました。自ら引き起こした侵略戦争において日本が中国本土に残した傷跡、万人坑が中国各地の至る所に今も数えきれないほど現存しています。華南と華中の万人坑を訪れた著者が、その背景にある中国人強制連行・強制労働の惨状などをルポ形式で紹介しています。膨大な犠牲者が埋められた現場と、当時を知る人たちの証言を前に、私たちの歴史認識がいま問われています。

犠牲者の多くは、炭鉱や鉄鉱などの鉱山や軍事要塞、巨大ダムなどの土建工事現場などで強制労働させられ、主に過労と飢えにより衰弱死(過労死)させられた中国人であり、主要な「犯人」(加害者)は日本の民間営利企業です。日本で話題にされる中国人強制連行・強制労働のほとんどは、日本国内に連行されてきて花岡鉱山鹿島事業所などで強制労働させられた約四万人の被害者のことであり、中国本土(大陸)における強制連行・強制労働が日本で話題にされることはほとんどありません。

その中国本土における強制労働の被害者数は、傀儡国家「満州国」をでっちあげ日本が占領支配した東北で1640万人、「満州国」の南側に位置し、アジア太平洋戦争の「戦力培養補給」の基地だと日本が位置付けた華北では2000万人にもなる。さらに華中と華南でも最低10万人単位、おそらく100万人単位の強制労働が行われていることを考えれば、15年戦争の期間中に中国本土(大陸)で日本により強制労働させられた中国人被害者は4000万人(概略)にもなるというのが「万人坑を知る旅」訪中団の一員として7回にわたり中国本土を歩き回り強制労働と万人坑の現場を確認してきた私の結論です。「華南と華中の万人坑」著者・青木茂)

「華南と華中の万人坑」中国人強制連行・強制労働を知る旅(青木茂著 発行・花伝社 A5判並製256頁・本体1700円+税)

映画「沖縄スパイ戦史」上映会や資料展示、体験談も

第24回「尼崎平和のための戦争展」―入場無料

ゆずれない!戦争につながるその一歩―

日程:2019年8月16日(金)・17日(土)・18日(日)9:00~18:00(最終日は16:00まで)

会場:尼崎市立中央北生涯学習プラザ  

尼崎市東難波町2丁目14-1    ☎06-6482-1750

◆展示コーナー(1F学習室A~C)

・憲法問題・広島の高校生が描いた「原爆の絵」・焼夷弾(模型)など・残留孤児問題・尼崎の戦災地図・パネル「原爆と人間」・原発問題・市内中学生の沖縄修学旅行の取り組み・沖縄問題・9条の会の活動・戦争に突き進んだ歴史年表など

◆映画「沖縄スパイ戦史」上映会(2018年制作 114分)

戦後70年以上語られなかった陸軍中野学校の「秘密戦」、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない――写真は(c)『沖縄スパイ戦史』制作委員会―

上映日時:8月17日(土)①10:15 ②14:00 ③18:00

上映会場:尼崎市立中央北生涯学習プラザ3F小ホール

上映協力券 一般1,000円 70歳以上900円 中高生500円

◆語り部コーナー(18日14:00~15:00、1F学習室A~C)

中国「残留日本人孤児」の戦争体験談・尼崎原爆被害者の会など

◆読書コーナー・勝手にDVDコーナー(1F学習室A~C)

主催:尼崎平和のための戦争展実行員会(尼崎教育会館内)

連絡先:☎06-6481-1133     携帯090-4902-8398(松岡)

後援:尼崎市/尼崎市教育委員会

元シベリア強制抑留体験者インタビュー記録映画

帰還証言~ラーゲリから帰ったオールドボーイたち

戦後の旧「満州」等から約60余万人の日本人達が貨車や徒歩で北に向かった。旧ソ連強制抑留中の死者は約6万人といわれるが強制抑留者も死者も正確な数字は今も不明だ。(下の図は厚生省より)

2019年夏シベリア抑留慰霊上映会

「京都」8月23日(金)10時~・その3前編、13時~後編

会場:ひと・まち交流館京都(河原町五条下がる東側)

入場無料

「大阪」8月24日(土)10時~その3前編、13時半~後編

会場:シアターセブン(阪急十三駅西口改札より徒歩5分)

各回1,000円均一 各回、上映後いしとび監督舞台あいさつあり

お問い合わせ:090-5460-3110(いしとびたま)