戦争映画に観る戦争加害

強制連行による中国人犠牲者を慰霊する集いで学習講演会

戦争末期、38,939人の中国人が日本国内に強制連行され、全国135事業所(35企業)での苛酷な強制労働により6,834人が犠牲となりました。兵庫県内では神戸港と相生の造船所で45人が亡くなっています。

日本映画は戦争の加害を描かず、また日本の戦争で、加害を描いた映画を受容することを避けてきました。同じ敗戦国ドイツでは全く逆の現象が起こって現在に至っています。ドイツと日本を分けたものは何か?双方の戦争映画史を比較しながら日本の戦争加害への視点の弱点を考えます。

●日時:2018年9月9日(日)13:00~16:00

●会場:宝地院(神戸市兵庫区荒田町3丁目17-1  )

※神戸市バス「神戸大学病院前」下車、西へ二筋目

  • 犠牲者慰霊 13:30~ 2階本堂
  • 学習講演会 14:00~ 地階集会室

 講師:永田喜嗣 大阪府立大学人間社会学研究科大学院生

「戦争映画に観る戦争加害~なぜ日本は加害に背を向けるのか? 戦後ドイツ映画の歩みと比較して~」

参加協力費:1,000円(慰霊と講演会)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

078-412-2228  E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

第19回「加印平和のための戦争展」

―再び戦争の道を歩まぬために―地域にある戦争の事実から学ぶ

戦後73年、戦後生まれの人たちが大半を占め、戦争体験者が少なくなる中、戦争の悲惨さや平和の大切さを語れる人たちが少なくなってきました。再び戦争への道を歩まぬために、過去の歴史から学び、平和な未来を子どもたちに伝えていきましょう。

展示日程:2018年8月11日(土)~8月13日(月)

11日・午後1時~5時、12日・午前9時~午後5時、13日・午前9時~午後4時

展示会場:高砂市文化会館 1F展示集会室

展示内容:加印地域の戦争遺跡・日中戦争に従軍した位田さんのアルバム・原爆写真・戦没者名簿・沖縄と基地・戦時中の遺品・尾上飛行場から飛び立った特攻隊員の血書・戦争ごっご・曽根天満宮の梵鐘など

講演会会場:高砂文化保健センター2F多目的室

◆8月11日(土)午後1時30分~

  • 平和の歌声 東播センター合唱団
  • 記念講演 「戦争ごっこ」午後2時~ 天尾宏氏

―旧日本軍最年少召集兵の戦争体験―

◆8月12日(日)午後3時~ 永井幸寿弁護士

  • 記念講演「憲法に緊急事態条項は必要か」

◆8月13日(月)午後1時30分~ 展示集会室

  • 「朗読劇」高原脩氏 日中友好協会加古川支部事務局長

主催:加印平和のための戦争展実行委員会

☎ 080-6158-2371 (菊本睦人さん)

後援:加古川市・高砂市・稲美町・播磨町、各教育委員会

8・15平和のつどい-DVD上映と講演

1945年8月15日は、日本がポツダム宣言を受諾し日本の降伏を国民に公表した日です。同9月2日は、日本政府が、ポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書に調印した日です。兵庫の「語りつごう戦争」展の会は、この日を決して忘れず、二度と戦争の惨禍を繰り返さない強い願いで毎年「8・15平和のつどい」を開催しています。

  • と き 2018年8月15日(水)午後1:30~4:00
  • ところ 妙法華院2階本堂(神戸市兵庫区永沢町)
  • 講演:「沖縄が背負わされた問題を共に考える」
  • 講師:芳沢あきこ氏(基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会共同代表)
  • 資料代 500円(高校生以下無料)

主催:兵庫の「語りつごう戦争」展の会 ☎078-575-2608

第51回「兵庫県平和美術展」

兵庫県平和美術展は、無審査制を採用し、流派・会派を超え、自主的な運営で「平和の壁に花一輪を」を合言葉に開催しています。表現の自由は、世界の平和と生活の安全・安定が守られてこそ保障されます。

再び戦争の惨禍を繰り返さないよう、毎年夏に展覧会を開催し、昨年は50回の特別展を実施しました。今回から、新たな出発点に立って、多彩なジャンルの優れた作品が多数展示されます。

  • 2018年7月18日(水)~22日(日)10時~18時(最終日は17時まで)
  • 会場:兵庫県民アートギャラリー(県民会館2F)JR元町駅北へ

入場無料

絵画・書・写真・漫画・きり絵・版画・彫刻・工芸・絵手紙・ちぎり絵などの作品が展示されます。

主催:兵庫県平和美術協会 後援:神戸市・神戸市教育委員会