2023年第94回兵庫県中央メーデー

働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう!

日時:5月1日(月)9:30~文化行事、10:00開会 雨天決行

場所:みなとのもり公園(三宮駅から南へ徒歩約15分)

・コロナの感染状況により、中止・変更する場合があります。

・感染防止対策にご協力お願いします。

・当日体調不良の方は参加をお控え下さい。

主催:第94回兵庫県中央メーデー実行委員会

◇中国では、5月1日を「労働節」と言い国民の休日となっています。2023年は4月29日~5月3日まで連休となります。

漢詩を読む会を開催、杜牧「江南春」を読む

昨年11月以来の開催に会場満席の盛況

「漢詩を読む会」は昨年11月以来5か月ぶりの開催で、4月15日は会場満席(写真)となりました。この日のテーマは晩唐の詩人・杜牧の代表作の一つ「江南春」。丹羽博之大手前大学教授の解説で詩の背景や江南地方の映像と詩の朗読動画を見ながら読みました。

丹羽教授は、この詩について、詩の背景を説明した資料「千里鶯啼いて」を引用し、「杜牧は晩唐を代表する詩人で、酒と詩を愛し、女性たちに騒がれたり、どこに行くのにも船に酒を積んで出かけたりと風流才子の異名をほしいままにしたが、一方、詩の世界では洗練された風景描写の中に、独特の味わいを出して、唐の詩人の中でも特に日本人に愛好された詩人」で す。「江南春」は江南(長江の南部一帯)の風景のすばらしさを詠んだ杜牧の代表作の一つですと紹介しました。また、詩の中の「千里」「多少」は和漢異義語で日本語とは意味が異なるので注意が必要と「故人」など他の例もあげ説明しました。

江南春(江南の春) 杜牧(803~852)

千里鶯啼緑映紅 千里鶯啼いて緑紅に映ず

水村山廓酒旗風 水村山廓酒旗の風

南朝四百八十寺 南朝四百八十寺(せんじ

多少楼台煙雨中 多少の楼台煙雨の中

見渡す限り千里のかなたまでも鶯の鳴く声が満ちる中、春の緑は赤い花々と映りあって美しい。水辺の村、山沿いの里に居酒屋の旗をひらめかせて風が吹く。南朝時代の江南地方には四百八十を数える寺院があったといわれるが、沢山の楼台が、煙のように立ち込める雨の中に見える。

・唐代の一里:約560m 

・酒旗:飲み屋の看板に使われた青い布ののぼり

・八十:「はせん」と読むのは平仄をあわせるため

・多少:いかほどの意の疑問詞。感嘆詞・反語となって数の多いことを強調する。

杜牧の風景を詠んだ詩には、独特の色彩感があります。当日紹介された下の詩は江南地方の秋の季節感を感じる詩です。

杜牧「寄揚州韓綽判官」 揚州の韓綽判官に寄す 

青山隠隠水迢迢 青山隠隠 水迢迢

秋尽江南草木凋 秋尽きて 江南 草木凋む

二十四橋名月夜 二十四橋 名月の夜

玉人何処教吹簫 玉人 何れの処にか吹簫を教うる

神戸東灘区「本山だんじりパレード」

神戸東灘区本山の伝統文化「だんじり」パレード

  • 日時:5月4日(木・祝)12:30~14:30
  • 場所:神戸市東灘区・摂津本山駅北側  山手幹線

本山連合青年会会長のあいさつ

鳴り物の音色が爽やかな風と共に響き渡り、春の訪れを感じるだんじりの季節がやってきました。これまで新型コロナウイルス感染症により、多くのイベントが制約を余儀なくされてきました。本山だんじりパレードも3年間中止となりましたが、その中でも試行錯誤した経験や新しい挑戦がだんじりという本山の伝統文化の発展に繋がることを期待しております。

本山連合青年会に所属しております各団体は、夏には盆踊り、冬には年末特別警戒、他にも防災訓練、清掃活動など地域の活動に積極的に取り組んでおります。普段から年配の方や子供たちが様々な活動を共にすることで、子供を育てる環境や大切な伝統文化を引き継いで参りました。そういった地域としての一体感もこの本山だんじりパレードで感じて頂けますと幸いです。

この本山だんじりパレードでは10台のだんじりが集結します。だんじりの壮麗さもさることながら、それぞれの地区によってだんじりの形や大きさ、掛け声など様々な個性はありますので、その違いもご覧頂ければと思います。企画:本山連合青年会、協力:岡本商店街振興組合、後援:東灘区役所。(本山連合青年会会長・今上大輔さん、あいさつ文より、一部省略させて頂きました)

戦争させない、9条壊すな!「5・3兵庫憲法集会」

憲法はあなたの命と未来のサポーター

日時:2023年5月3日(水・祝)14:00開会

場所:みなとのもり公園(フラワーロード南へ、阪神高速下)

13:30~オープニング ミニコンサート カオリンズ

14:30~メインスピーカー 松尾貴史さん(俳優・エッセイスト)

主催:戦争させない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会

「敵基地攻撃と集団的自衛権」

日本政府はこれまで、憲法9条の下では集団的自衛権の行使は出来ないと言ってきましたが安倍政権が2014年に政策を大転換し集団的自衛権行使は可能としました。2015年に強行成立した安保法制は、日本が他国から武力攻撃を受けていなくても日本が「存立危機事態」だと政府が認定すれば自衛隊が米軍と一体で戦うことが出来るとしています。

集団的自衛権の行使として日本が敵基地攻撃を行った場合、自衛隊の武力行使が際限なく拡大します。「個別的自衛権」では「必要最小限度の実力」の定義は明瞭です。日本を侵略している他国軍を日本の領土、領海、領空外へ排除する。そのために必要最小限度と定義できますが、集団的自衛権の行使として敵基地攻撃を行った場合、必要最小限の実力行使を一体どう定義するのか。

つまりは、米軍が勝利するまで自衛隊が米軍と一体となり戦争を続けることとなり武力行使は際限なく拡大します、これが集団的自衛権の下での敵基地攻撃で憲法違反となるのは明らかです。侵略戦争、原爆・空襲被害を体験し憲法9条を守ってきた日本国民として「戦争は絶対させない!」と大声をあげよう。

岡本南公園の桜咲き始める

「桜守公園」と呼ばれ市民に親しまれています

阪急岡本駅を西へ5分程歩いた線路のすぐ北側、住宅地の中にある岡本南公園は、水上勉の小説「桜守」のモデルで、桜の研究、保護に一生を奉げた笹部新太郎氏の邸宅跡が1981年に公園となり、桜守公園と呼ばれ市民に親しまれています。公園内にはササベザクラ、エドヒガン、オカモトザクラなど10種、約30本の桜が植えられています。3月に入り気温の上昇とともに各地で開花が伝えらる中、岡本南公園の桜も早咲きの木はチラホラ咲き始めています(写真は3月16日撮影)。天気が良く気温が上がれば一気に咲き始めることでしょう。

中国茶講座を再開、「黒茶」を楽しむ

黒茶の製造工程、効能、基本の淹れ方など学ぶ

昨夏の高温による生産地の干ばつ被害やコロナの影響などにより昨年7月以来休講していた「中国茶講座」は8ヵ月ぶりに3月15日再開しました。定員の12名が参加し神田貴子高級茶芸師から黒茶についての説明や主要産地と銘茶、製造工程、効能、基本の淹れ方などについて解説を受け、下記の6種を試飲しました。

広西チワン族自治区のお茶「陳年六堡茶」・「檳榔香六堡茶」、雲南省のお茶「陳年宮廷普洱茶」(写真左)・「小青柑普洱茶」(雲南省/広東省)、湖南省安化県のお茶「安化天尖茶」・「百両茶」の6種の黒茶を当日の資料で産地の地図を確認しながら味わいました。次回「中国茶講座」は6月14日(水)開催予定です。(次回は6月14日水曜日です、訂正してお詫びします)

漢詩を読む会4月は杜牧「江南春」

「漢詩を読む会」は4月15日に開催します!

昨年11月以降しばらく休講していた「漢詩を読む会」を再開します。今回のテーマは日本でよく知られた杜牧の「江南春」。丹羽博之先生の解説で読みます。どなたでも参加頂けますのでお気軽にお誘い合わせてお越し下さい。

日時:2023年4月15日(土)午後2時~3時30分

会場:神戸市立東灘区文化センター8階会議室3(JR住吉駅下車すぐ)

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:杜牧「江南春」

資料代:1,000円

定員:20人(メール、電話でご予約下さい!)

日中友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

第21回兵庫県平和美術協会「会員展」

美術愛好家の力作が揃う展示会

異人館画家と言われた小松益喜さんらが発足した「兵庫県平和美術協会」は、『平和の壁に、花一輪を』を合言葉に、広く美術愛好家の輪を広げてみました。「会員展」は協会員による展覧会で、出品数は少なめですが、絵画・書・写真・陶芸など力作が揃います。ぜひ、お誘いあわせの上お越し下さい。

と き:2023年3月24日(金)~28日(火)10時~18時

ところ:こうべまちづくり会館ギャラリー

JR/阪神「元町駅」西口から西へ10分、元町商店街4丁目

入場無料

連絡先:070-1749-0112(宇山さん)

第52回「神戸空襲犠牲者合同慰霊祭」

3月17日(金)、兵庫区の薬仙寺で開催

今年も第52回神戸空襲犠牲者合同慰霊祭を行います!

1995年1月17日の阪神淡路大震災に見舞われた私たちを、次々続く自然災害を日本中の人々が助け合ってきました。新型コロナウイルス感染症拡大も、医療現場の皆さまの努力や働く皆さまの努力で収束がくること、また、人が人を傷つけあう戦争は人間の思いや想像力、相互の信義と公正に基づき停戦へと進むことを信じたいものです。

78年前の2月5日、3月17日、5月11日、6月5日、8月6日と何度もあった神戸空襲を忘れないように、亡くなられた方々の無残な死や無念へ思いを新たにするために、亡くなられた方々を思うひと時を過ごします。だだ、今年も感染拡大に配慮し、マスク着用や消毒の徹底などと、密集を避ける形で行いますので、ご協力をお願いいたします。(「こうべ空襲だより」より)

写真は「神戸空襲を記録する会」が神戸空襲を忘れないようにとの願いを込めて2013年8月15日、大倉山公園に建立した「いのちと平和の碑」。

日時:2023年3月17日(金)午後1時30分~

場所:薬仙寺(神戸市兵庫区今出在家町4-1-14

当日JR兵庫駅から、市営地下鉄海岸線「和田岬」駅から案内板あり

空襲体験者のお話、戦災スケッチの展示など

お問合せ:神戸空襲を記録する会 ☎080ー1419-8208

「中国茶講座」を再開します!

3月の中国茶講座は「黒茶」を紹介

黒茶は中国茶の中で、麹菌により数か月以上発酵させて作られる茶のことで、普洱茶(プーアル茶)や六堡茶などが黒茶と呼ばれています。雲南省の普洱茶、広西チワン族自治区の六堡茶を中心に、黒茶を紹介します。小さな密柑に詰め込んだ普洱茶、年大物の六堡茶など数種類の黒茶を飲み比べます。

日時:2023年3月15日(水)午後1時30分~3時

場所:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

JR摂津本山駅北口を線路沿いに東へ徒歩約1分、阪急岡本駅を南へ徒歩約6分(山手幹線「本山北町三」交差点を南へすぐ)

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

3月のテーマ:「黒茶」(普洱茶、六堡茶など)

定員:12名 事前予約必要  (現在予約数11人)

参加費:1,500円(資料代、茶菓代含む) 

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

連絡先:Tel&Fax: 078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net