中国戦線で撒かれた旧日本軍の「伝単」

日本が犯した戦争の醜さ、言葉巧みに投降を誘う

「伝単」とは、戦時において敵国の兵士、民間人の戦意喪失を目的として配布する宣伝謀略用の印刷物(ビラ)。

写真の「伝単」は、かつて中国で日本軍宣撫班に所属し、宣伝工作をしていた名古屋市の元日本兵の遺品で、遺族が「平和のために使って」と協会に寄贈されたもので協会兵庫県連がそのコピーを譲り受けたものです。1935年~1943年頃まで中国南部を中心に軍用機などからばら撒かれたそうです。

1935年から旧日本軍の特務機関で「伝単」を配ったことがあるという故・湯口智正さん(1914~2001)は生前、「この伝単を持って投降した中国人の多くが強制連行され強制労働に従事させられた、日本が中国に取り返しのつかない過ちを犯した」と語っていました。

「伝単に書かれた中国語」

:日本軍は中国の民衆を救うために戦っている。日本軍の後に着いてくる人は全て国民政府の毒牙から逃れ救われた中国の良民である。ほら、その笑い顔を見て下さい!

:来い!来い! 1、投降者がこのビラを持って日本軍の方へ来て下さい 2、日本軍はこのビラを持ってきた人を敵兵と見なさず優遇します。

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