非核「神戸方式」決議49周年のつどい

国際秩序崩壊の岐路  核と世界、そして日本

核兵器禁止条約が発効して3年―ロシアのウクライナ侵略やイスラエルのガザ軍事侵攻、アメリカを中心とするNATOなどの「抑止力」を口実とした核態勢の強化など、核兵器をめぐる緊張がかつてなく高まっています。特に、米中対立の激化、北朝鮮、中国の核兵器増強、日米・韓米軍事態勢の強化など、北東アジアの緊張が高まっています。岸田政権は、大軍拡政策を推進し、地方自治体が管理する港湾・空港を戦争動員する体制づくりも企んでいます。核兵器禁止条約が調印・批准国を増やしており、世界は核兵器廃絶への流れを強めています。49周年を迎える非核「神戸方式」の重要さも一層大きなものになっています。日本、北東アジアの平和のあり方をご一緒に考えましょう。

日時:2024年3月18日(月)18時20分開会(18時受付)

会場:兵庫県民会館大ホール(JR/阪神元町駅を北へ約6分)

記念講演:太田昌克さん(共同通信社編集委員兼解説委員)

テーマ:国際秩序崩壊の岐路  核と世界、そして日本

資料代:1,000円

オンラインZoomでも配信します。ご希望の方はEメールアドレスを添えて申し込んで下さい。Zoomウエビナー参加URL、ID、パスコード、資料をEメールで届けます。当日は30分前に開場します。

主催:非核「神戸方式」決議記念集会実行委員会

協賛:非核の政府を求める兵庫の会

後援:神戸市/神戸市教育委員会

連絡先:078-341-2818 Fax.078-371-2427

Eメール:hikakukobe@yahoo.co.jp

中国を楽しくまるごと知る学習会

中国銘菓、お茶などでを楽しみながらみんなで学習

日中友好協会尼崎支部が中心となり「中国を知る会」を発足。前回は、中国銘菓・月餅を食べ、中国茶や沖縄茶を楽しみながらこれまでに出題された中国百科検定の歴史・地理・政治・経済・文化・芸術など各分野の問題を紐解きながら中国を正しく知るための学習をみんなで楽しく行いました。どなたでも参加できますのでお気軽にご参加下さい。

日時:2024年3月21日(木)13:30~15:30

会場:尼崎教育会館 3階大会議室(駐車場あります)

資料代:500円(資料、月餅、中国茶、沖縄茶など)

主催:中国を知る会

連絡先:日中友好協会尼崎支部 090-6550-2568(大上)

「尼崎教育会館」JR尼崎駅から阪神尼崎行き阪神バスで「西長洲」下車、東へ1分。阪急塚口駅から阪神尼崎行き阪急バスで「西長洲」下車、東へ1分。

趣旨に賛同して頂ける個人・団体を広く募集しています!

日中両国民の認識を問う「日中共同世論調査」

日中関係発展の妨げは「領土をめぐる対立」が最も多い

言論NPOと中国国際伝播が昨年8月下旬から9月下旬に実施した「第19回日中共同世論調査」の結果が10月10日に公表されました。主なポイントを紹介します。

昨年は日中平和友好条約45周年でしたが、両国民の半数近くが「機能していない」「形骸化している」と回答、中国にはこの条約を改善すべきとの声が59.1%、この条約が機能していないと判断した人にその理由を尋ねると、日本人で最多は「両国間に軍事的な対立や不安が存在するのに、この条約に基づいて解決する努力がない」(30.3%)、中国人で最多は「平和と繁栄に責任を持つという国交正常化以来の外交努力がない(45.7%)となっている。

福島処理水について中国国民で心配する声はあるが日中関係の障害と考える人は5.8%にとどまる

心配していると回答した人は中国人で47.6%、日本人では33.2%が心配しているとの回答。処理水が日中関係の障害となるかでは、日本人が36.2%で中国人は5.8%にとどまっている。

相手国に対する印象はこの一年で悪化し、日本人は9割超える

日本国民の中国に対する印象はこの一年でさらに悪化、日本人の92.2%(昨年87.3%)、中国人の62.9%(昨年62.6%)となっている。その理由として、増加したのは、日本人では「中国メディアが反日報道を繰り返すから」が40.7%、中国人では「日本が一つの中国の原則に消極的な態度を示すから」が37.3%、「外交において米国に追随する行動が理解できないから」が27.1%(昨年21.1%)となっている。

日中関係の重要性をどうみているか

日中関係を「重要」と考える日本人は65.1%(昨年74.8%)、中国人では60.2%へと11ポイント減少している。

日中関係の発展を妨げるものは何か

日中両国で最も多いのは「領土をめぐる対立」だが、両国ともに昨年からは減少しており、特に中国人では56%から39.5%まで減少、日本人で二番目に多い回答は、新設の「福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出問題」の36.7%だったがこれを選択した中国人は5.8%に過ぎなかった。

台湾海峡における軍事紛争の可能性とその原因

台湾海峡における緊張の高まりは、「中国」に原因があるとみる日本人は59%、中国人は昨年まで最も多かった「米国」に原因があると考えている人が34.5%で昨年の52.5%から18ポイント減少し、「米国と日本」が25.8%から29.2%に増えている。(10月10日、プレスリリースより一部を抜粋)

小池都知事の台湾訪問

蔡英文総統や頼清徳次期総統などと面会

小池百合子東京都知事が2月7日、台湾を訪問、蔡英文総統や5月に就任する頼清徳次期総統などと相次いで面会した。中国外務省は「どんな形でも、台湾との公式な交流には断固として反対する」と批判。これに対し小池知事は、「都市外交は重要」と反論した。

しかし、今年は6月20日告示、7月7日投開票で東京都知事選が行われる予定。小池知事にとっては、3選を狙って出馬するか、それとも国政復帰で初の女性首相を目指すか、思いを巡らしながらの台湾訪問のはず。一昨年の米国・ペロシ下院議長の訪問と同様、中国が強く反対すれば、一躍メディアのヒロインになると考えたのかもしれないが、中国は「台湾独立勢力に政治的に利用されることを避けるよう希望する」と受け流し、記事にもならなかった。

一方、2月8日には立憲民主党や日本共産党と市民団体が野党共闘による統一候補の選定委員会を立ち上げた。呼びかけ人代表は、宇都宮健児弁護士、前川喜平元文部次官など。立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長や日本共産党の小池晃書記局長のほか、社民党や東京・生活者ネットワークも出席した。

元日の能登半島地震で大きな問題になったのは、過疎と高齢化が進むなかでの「自治体の疲弊」だ。今回の災害では、道路、水道、電気のインフラが全壊したが、職員も被災し、対応も不十分にならざるを得なかった。避難所も被災者の数に間に合わず、病院や高齢者施設の被災対応も不十分だった。同じことが東京で起きたらどうするか?これがまず、都知事の仕事だ。その態勢づくりのなかでも、充実させなければいけない課題が多いはず。ここでは、多様な要求もあるだろうが、特に「多摩格差」の課題もあるだろう。

そして次に考えなければいけないのは、戦争の危機の中で、過去の歴史への反省と政治姿勢だ。都知事への注文は、関東大震災の際の朝鮮人虐殺をなかったものとしたり、東京大空襲の記録への姿勢がある。神宮外苑問題に見られる野放図な再開発問題もある。中国と違って「地方自治」が憲法で決められている日本の行政。「都市外交」を一概に否定する気はない。しかし、重要なのは、その基盤になる「都民のための行政」がどう貫かれていくかである。(丸山重威・ジャーナリズム研究者、日中友好新聞3月1日号「中国レーダー」より、写真は台湾総統府)

記念講演会「陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像」

「大アジア主義」講演(1924年11月28日)100年を前に

孫文が神戸(現・兵庫県庁のあたり)の県立神戸高等女学校講堂で「大アジア主義」講演を行ってから今年11月28日で100年となります。また1924年は神戸の著名な作家・陳舜臣さん(1924~2015)が生まれた年でもあり、今年生誕100年でもあります。この記念すべき年にあたり、日中友好協会兵庫県連合会は孫文研究で著名な安井三吉神戸大学名誉教授を迎え、「陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像―〔大アジア主義〕講演100年を前に―」をテーマに学習講演会を開催します。講演会はどなたでも参加頂けますのでお誘い合わせてご参加下さい。

日時:2024年3月23日(土)午後2時

場:神戸市立灘区文化センター5階E会議室(JR六甲道駅接続)

講師:安井三吉  神戸大学名誉教授

テーマ:陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像―「大アジア主義」講演100年を前に―

参加協力費:500円

安井三吉先生プロフィール:1941年東京生まれ、東京大学文学部東洋史学科卒業。1972年東京大学大学院博士課程満期退学、神戸大学教養部講師、助教授、国際文化学部教授、2004年定年退官、名誉教授、孫文記念館館長・神戸華僑歴史博物館研究室長。専門は中国近現代史研究。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228 

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net 

第53回神戸空襲犠牲者合同慰霊祭

犠牲者への黙祷、読経、空襲体験談などで追悼

阪神淡路大震災に見舞われた私たちを、次々続く自然災害を日本中の人々が助け合ってきました。今年1月1日から続く能登半島地震も支えあいたいものです。今、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザへの攻撃など、なぜこのような戦争が続くのか、平和を求める願いと努力が届き、人が人を傷つけあう戦争を人間の思いやりや想像力、相互の信義と公正に基づき停戦へと進めることを信じたいものです。79年前の2月5日、3月17日、5月11日、6月5日、8月6日と何度もあった神戸空襲を忘れないように、亡くなられた方々の無残な死や無念へ思いを新たにするために、亡くなられた方々を思うひと時を過ごします。

日時:2024年3月17日(日)午後1時30分~

場所:薬仙寺(兵庫区今出在家町4-1-14 ☎078-671-1696)

犠牲者への黙祷、住職の読経、空襲体験者のお話

若い皆様にも、体験を継承し、語り継いでいくためにも、参加頂きお話を聞いて頂ければと思います。

*薬仙寺へは、当日JR兵庫駅から、市営地下鉄海岸線「和田岬」駅から案内板を設置します。

神戸空襲を記録する会(連絡先☎080-1419-8208)

大空襲で焼野原となった神戸市街
空襲で焼けた生田神社のご神木・楠の切り株

神戸岡本梅林公園で「2024年梅まつり」

「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」

岡本は歌に唄われるように昔から有名な梅林地帯です。岡本梅林公園は昭和57年に公園として整備され、神戸の街並みや大阪湾を一望できる位置にあります。2月中旬から3月中旬にかけて約40種類200本の梅が咲き誇り、遅咲きの梅など種類も豊富で長い期間梅見を楽しむことができます。2月25日(日)午前10時より「摂津岡本梅まつり」が行われます。まつりでは各所で梅ガイドによる説明、また甘酒・梅パン・梅関連商品の販売も行われるようです。岡本公園は阪急岡本駅から北西へ約10分の見晴らしの良い高台にあります。

摂津岡本梅まつり:2024年2月25日(日)

時間:午前10時~

各所で梅ガイドによる説明、甘酒・梅パン・梅関連商品販売

主催:摂津岡本梅まつり実行委員会

協力:東灘区梅一の火会/岡本商店街振興組合

観光客であふれる南京町「春節祭」

2月10日に始まった神戸の中華街・南京町の「春節祭」は天候にも恵まれ大勢の観光客が訪れています。南京町商店街の飲食店には順番待ちの長蛇の列ができ、中央のイベント広場は4重、5重の人で埋まり、獅子舞や雑技団の変臉などの演技に大きな拍手が沸き起こっていました。商店街には能登半島地震救援募金を訴える募金箱が置かれています。

(写真は2月10日撮影、獅子舞の写真は毎日新聞より)

中国系の人が多く暮らすシンガポールのチャイナタウンでも春節には街は赤や金色の鮮やかな飾りに包まれ獅子舞やダンスなどで春節を祝います。

(写真は春節の前日、2月9日撮影)

中国映画「草原に抱かれて」上映会

フルンボイルの広大な草原  その懐に抱かれるような心地よさ!

内モンゴル自治区の都会に暮らすミュージシャンのアルスは、兄夫婦と共に集合住宅の小さな部屋で暮らす認知症の母を引き取り、母が求めてやまない故郷へ連れて帰ることに。広大な草原の中で2人きりの生活が始まるが、母の病状は次第に悪化し俳諧を繰り返すようになっていく。アルスは母が迷子にならないように縄で母と自分の体を結びつけ、一緒に母の思い出の木を探す旅に出る。

フルンボイル(呼侖貝尓)市は内モンゴル自治区の東部に位置し、総面積25万K㎡、人口255万人、漢民族、モンゴル族、回族、満族、朝鮮族、ロシア族、ダウル族など32の民族が居住している。ここは広大な草原や原生林で有名な大興安嶺の森林地帯も属しており、川や湖などの水資源も豊富で、世界で最も綺麗な草原と称されている。

市民映画劇場2月例会

2024年2月16日(金)①11:30②14:30③19:00

会場:神戸朝日ホール(神戸朝日ビル4階)神戸大丸東へ50m

料金:当日一般1,700円(事前予約一般1,300円、電話・メールで受付)

シニア・障がい者・大学生以下:1,300円

主催:神戸映画サークル協議会

電話:078-371-8550 E-mail:kcc1950 @kobe-eisa.com

後援:神戸市/神戸市教育委員会/(公財)神戸市民文化振興財団

「台湾有事」を起こさせないために

両岸関係シンポジウムを会場とオンライン併用で開催

日中友好協会は、岸田政権が「台湾有事」を煽りながら進める大軍拡を許さないために、中国への侵略戦争への反省の精神に立つ不再戦平和運動を強化する活動を全国で展開しています。大軍拡を許さない活動を推進する上で欠かせない情勢認識を深めるため、「両岸関係シンポジウム―『台湾有事』を起こさせないために」を会場とオンライン参加の併用で開催します。シンポジウムはどなたでも参加できます。

日時:2024年3月9日(土)14時開会~17時閉会

会場:両国KFC Hall&Rooms10F (JR中央・総武線「両国」駅徒歩6分)

会場とZoom併用型開催

参加費:1人1,000円、オンライン参加:PC1台あたり1,000円

①会場参加の方は当日会場で参加費を支払って下さい(先着100人まで)。

②オンライン参加の方は、事前にメールで申し込んで下さい。URL・ID・パスコード、参加費振込先機関をお知らせします。

◇パネリスト

岡田充さん(元共同通信客員論説委員)、井上久士さん(日本中国友好協会会長)、山本恒人(大阪経済大学名誉教授)、上里賢一さん(琉球大学名誉教授

◇コーディネーター 大西広さん(日本中国友好協会副理事長

主催:日本中国友好協会 

03(5839)2140 E-mail: nicchu@jcfa-net.gr.jp