淡い桜色と真っ白な雪柳、実に美しい!
神戸市中央区の生田川両岸の150本程の桜が気温の上昇ととに一斉に咲き誇り満開近しの状況となっています。余りの美しさに立ち止まってカメラやスマホのシャッターを切る人、座って眺める人など春到来を楽しんでいました。満開は4月2日頃と言われていますが、桜の木の下には真っ白な雪柳が満開状態、まさに春爛漫。
ロシアをどう抑えるか、中国は「中立」の立場ー日中友好新聞より
冷戦時代と違い、米国と並び世界経済の牽引役になった中国。「暴走」するロシア・プーチン大統領をどう抑えるか。「平和の舵取り」への期待は大きい。
国連の対ロ決議に棄権
ロシアのウクライナ侵略に対し、中国はすでに2月24日「中国はロシアに武器は提供しない。ロシアは大国であり支援の必要もない(外交部報道局長)と「中立」の立場を明らかにした。
「ウクライナ領内から全ての軍隊を直ちに完全・無条件に撤退させること」をロシアに求める決議をした3月2日の国連・緊急特別総会でも、反対ではなく「棄権」した。
習近平国家主席は「欧米などの経済制裁は、世界の金融、エネルギー、交通、サプライチェーンの安定に衝撃を与える」と発言、経済制裁について警戒感を示している。
軍事支援報道に反論
いま侵略戦争が続くなかで中国が当惑し警戒しているのは、中国がロシアと同一視されること。外交担当トップの楊潔篪共産党政治局員は3月14日、ローマでサリバン米大統領補佐官と会談したが、中国がロシアを軍事支援しているとの報道に「中国の客観的で正当な立場に泥を塗り偽情報を拡散している」と批判した。
英紙「フィナンシャルタイムズ」が3月13日、米政府当局者の話として「ロシアが中国に軍装備品の提供などを求めた」と報道したことに対しても、趙立堅副報道局長が14日「虚偽情報」と反発した。
問題なのは、「中国は問題そのものの是非にもとづき独立した客観的・公平な方法で判断し主張してきた」(同氏)と言っても具体的なその姿が見えないこと。
「朝日」などによると、国務院参事室公共政策研究センターの胡偉副理事長は3月11日、「中国は世界で唯一プーチン氏を阻止する能力を持つ国。この優位性を発揮しなければ」と強調、「プーチンと早急に手を切るべきだ」と国外ウェブサイトで主張した。だがこの論文は消され、読めない。これも中国の「当惑」である。(丸山重威・ジャーナリスト・写真、日中友好新聞4月1日号中国レーダーより抜粋)
「漢詩を読む会」は4月16日(土)開催!参加予約受付中!
新型コロナ感染症の拡大で、2月19日(土)に予定していた「漢詩を読む会」は延期となり、4月16(土)に開催します。参加予約を受けつけています。
「漢詩を読む会」4月の日程
資料代:1,000円 定員20人
軽くて光沢もあり、上品な絹、それを作るには、桑を育て、葉を取り、蚕を育て蛹にし、製糸工場で仕上げるという複雑な過程を経ます。その苦労は並大抵なものではありません。その辛苦を詠んだ詩に蚕婦詩があり、日中韓で数多く詠まれています。その一斑を紹介し、当時の人々の苦労を偲びます。その貧富の差の激しさの矛盾をついたものが蚕婦詩です。
12月の漢詩を読む会は日本の外貨獲得の中心となった絹の製糸工場を描いた映画「あゝ野麦峠」の映像の一部を映し、劣悪な環境の下、厳しい労働に従事する当時の女工さんたちの状況を紹介し、澁澤栄一が書いたとされる来鵠の七言絶句「蚕婦」を読みました
12月に参加された方は当日お配りした資料をご持参下さい。初めて参加の方は当日会場でお渡しします。
会場アクセス図(東灘文化センター)
初めて学ぶ人、基本を復習したい人が対象です
昨年度休講していた中国語「初級クラス」は2022年4月から再開します。現在受講者を募集しています。初めて学ぶ人、学習経験はあるが基本を復習したい方が対象です。講師は、中国・内モンゴル自治区出身の娜仁夫(ナランフ)さんです。フフホト市で中学の教師をしていました。1994年、私費留学で来日後日本語を習得し日本語能力試験1級合格、その後、大阪大学大学院で学ぶ傍ら当協会の中国語講師を20年余り担当しているベテラン講師です。この機会にぜひ中国語を学びましょう。
初級開講日:2022年4月22日(金)午後1:30~3:15(毎金曜日)
教室:日中友好協会兵庫県連合会「中国語教室」
JR摂津本山駅北口を東へ線路沿いに徒歩約1分、阪急岡本駅南へ徒歩約6分、山手幹線道路「本山北町3」の信号を南へすぐ「甲南ビラ」201号
入会金:10,000円(学生、協会員は不要)
受講料:35,000円(4月~9月分前納)
申込時に協会会員となられた方も入会金は不要です。
受講者が5人以下の場合は開講を延期する場合があります。
お申込み、お問い合わせ
日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」
〒658-0003神戸市東灘区本山北町3丁目4-9「甲南ビラ」201号
Tel&Fax:078-412-2228
E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net
中国百科検定とは? 趣旨と理念
『中国百科検定』は「日中両国の関係改善のためには、まず相手国への理解を深めることが大切」との強い思いから誕生しました。中国語の能力ではなく、中国の歴史・地理・政治経済・文化等、多方面の知識を問う、日本でも極めてユニークな検定試験です。2014年に始まり、今年7月16日(土)に開催する検定は第11回目を迎えます。
中国には「以民促官」という言葉があります。民をもって官を促す。たとえ政府間に困難があっても民間の交流を盛んにして状況を変えていく、という考え方です。現在の日中関係においても、互いの政府に期待するより、先ずは民、国民ひとりひとりが互いに隣国を知ろうとする気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。私たちは、国民の力、すなわち「草の根」の力が日中友好を前進させるものと信じています。
中国百科検定に挑戦しよう! 検定に向け学習会を開催します
第11回「中国百科検定」は2022年7月16日(土)午後3時~、兵庫県民会館で実施されます。検定に挑戦しましょう。そのための「中国を知る学習会」を開催します。7月の検定は初級・3級・2級の3コースがあり、どなたでも受験することができます。
中国を知る学習会の日程と内容(全5回)どなたでも参加できます!
4月18日(月)午後2時~4時 内容:地理
5月16日(月)午後2時~4時 内容:歴史
6月13日(月)午後2時~4時 内容:政治・経済
7月4日(月)午後2時~4 内容:文化・芸術・スポーツ
7月11日(月)午後2時~4時 内容:模擬問題
会場:何れも 日中友好協会兵庫県連合会「教室」
JR摂津本山駅北口を東へ線路沿いに約1分「甲南ビラ」201号室
阪急「岡本」駅南へ約6分、山手幹線「本山北町3」信号南すぐ
資料代:200円/回 定員:10人
お申込み、お問い合わせ
主催:日本中国友好協会兵庫県連合会
Tel&Fax:078-412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net
―日中国交正常化50周年記念―
「書」と中国児童絵画の展示・講演「漢字の歴史」
昨年8月に開催予定の展示会と講演会は、コロナの影響で再々の延期となっていましたが、3月16日から開催することになりました。ぜひご来場下さい。
展示会は、漢字の発祥である「甲骨文字」を題材にした「書」など多数の作品と、2017年に加古川市を訪問し市内の中学校生徒との交流を深めた中国江蘇省の中学生徒の絵画作品を展示します。
「講演会」は漢字研究家の藤田而響先生が「甲骨文字と漢字の歴史」と題し講演します。漢字発祥の歴史と漢字文化の交流の視点から古代中国と日本の歴史、文化を学びます。
●「書と中国児童絵画の展示」
日時:2022年3月16日(水)~19日(土)9:00~17:30
16日は13:00~、19日は17:00まで
会場:東播磨生活創造センター1F展示ギャラリー、タパス
●「講演会」
日時:2022年3月17日(木)14:00~16:30
会場:東播磨生活創造センター1F講座研修室
講師:藤田而響先生(ものしり文字会主宰)
テーマ:甲骨文字と漢字の歴史
何れも入場無料
主催:日本中国友好協会加古川支部
連絡先:☎090-8753-5972(前田)
感染対策をして今年も開催します!
昨年一昨年とコロナ禍の下、厳しい状況が続いています。1995年1月17日の阪神淡路大震災に見舞われた私たちを、またも続く自然災害を日本中の人々が助け合ってきました。新型コロナウイルス感染症拡大も、医療現場の皆さまの努力や働く皆さまの努力で収束が来ること、また人が人を傷つけあう戦争は人間の思いや想像力できっと避けられることを信じたいものです。
77年前の3月17日、5月11日、6月5日、8月6日と何度もあった神戸空襲を忘れないように、亡くなられた方々の無残な死や無念へ思いを新たにするために、亡くなられた方々を思うひと時を過ごします。ただ、今年も感染症拡大に配慮し、マスク着用や消毒の徹底などと、密集を避ける形で行いますのでご協力をお願い致します。
日時:2022年3月17日(木)午後1時30分~
場所:薬仙寺(神戸市兵庫区今出在家町4-1-14)
☎078ー671ー1696 市営地下鉄海岸線「和田岬駅」から案内板があります。(連絡先:080-1419-8208)
内容:空襲体験のお話、戦災体験集の朗読など
神戸空襲を記録する会
「尖閣問題」がわかる日中友好ブックレット(Ⅰ)
2010年の尖閣諸島沖での漁船衝突事件以来、日本と中国の関係は悪化しています。この間、日中両政府による話し合いの動きもありましたが、日本の尖閣諸島「国有化」をきっかけに、その対立はエスカレートしています。両国の関係は日中国交回復以来、最も悪い状況になっています。世論調査では「相手国に対して良く思わない」という比率は両国とも約9割となっていますが、一方両国の関係は大事であり、関係を修復すべきだという声も約7割を占めています。
尖閣諸島問題については、雑誌や書籍、新聞など様々な角度から多くの論評がありますが、このブックレットでは、尖閣諸島をめぐる問題について、ここ数年の動きと、明治期以降を中心にその歴史的経過などをわかりやすく説明し、平和的な話し合いで解決すべきだという視点で解明しています。
日中友好協会は、1950年の創立以来、かつての中国に対する侵略戦争への反省から再び侵略戦争を許さないという精神のもとに、草の根の運動としてねばり強い運動を進めています。尖閣諸島の問題についても、こうした運動を地道に進めながら、両国の友好と平和に通じる解決を願い、国民への呼びかけと日中両政府へのはたらきかけを重ねています。このブックレットが、尖閣諸島の問題と日中友好のために少しでも役立つことを願っています。
1、尖閣問題の平和的解決めざすアピール 2、尖閣諸島とは 3、漁船衝突事件と「国有化」 4、尖閣諸島をめぐる歴史 5、日本、中国、アメリカ、東南アジアの動向 6、平和的な話し合いで解決を 資料・年表(ブックレット目次より)
日中友好ブックレットⅠ「尖閣問題~平和的解決を~」
日本中国友好協会編 発行:本の泉社
定価:540円+税(送料別)
多くの方に今読んで頂きたいブックレットです!
日本中国友好協会兵庫県連合会
Tel&Fax:078-412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net
日本中国友好協会本部は2月27日、ロシアによるウクライナ侵攻に対する理事長談話を発出し、在日ロシア連邦大使館に送付しました。
ロシアによるウクライナ侵攻を断じて許さず、紛争を平和的に解決し、武力に訴えないことを強く求める
ロシアによるウクライナ侵攻に心からの怒りと悲しみを禁じ得ません。いかなる戦争も、その犠牲になるのは一般市民であることを忘れてはなりません。日中国交正常化50周年にあたる今年、日本中国友好協会はあらためて、日中国交を正常化した1972の日中共同声明の精神に立ち返ることを訴えています。
日中両政府が平和5原則と国連憲章の原則に基づいて「すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する」と宣言した日中共同声明の精神は、日中両国のみならず、国際社会が共有すべき規範となるべきものと考えます。いかなる理由があろうとも、戦争と核兵器を含む武力による威嚇を許すことは断じてできません。ロシアがウクライナに対する武力の行使を直ちに停止するために、日本と中国をはじめとした国際社会が共同して、平和的な話し合いによる解決をはかるためにあらん限りの力を注ぐことを心から求めるものです。
2022年2月27日
日本中国友好協会 理事長 松尾武蔵