記念講演「ウクライナ戦争と15年戦争」

山田朗 明治大学教授がオンラインで講演

戦争の記憶を未来に活かすために、軍事史の第一人者、山田朗 明治大学教授・歴史教育者協議会委員長がオンラインで講演し解き明かします。どなたでも参加できます。

日時:2023年6月25日(日)講演会は13:30~

場所:神戸市立長田区文化センター講習室1(JR新長田駅すぐ)

講師:山田 朗 明治大学教授・歴史教育者協議会委員長

テーマ:ウクライナ戦争と15年戦争

参加無料

オンライン参加希望者は下記へメールでお知らせ下さい!

お申込み先:h_rekkyo2009@yahoo.co.jp

兵庫歴史教育者協議会

講師紹介(専門分野)

日本近現代の国家戦略史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論。

第56回兵庫県平和美術展出品募集

「豊かな自然」テーマに出展を募集中!

開催期間:2023年7月19日(水)~23日(日)

 10時~18時(最終日は17時まで)

展示会場:兵庫県民アートギャラリー(県民会館2F)

JR/阪神「元町駅」を北へ徒歩約6分、地下鉄「県庁前」東

入場無料

兵庫県平和美術展は、無審査形式を採用し、平和を愛する人ならどなたでも自由に出品できる展覧会です。絵画・書・写真・版画・絵手紙などグループ出品も可能です。ジャンルは問いません。出品される方(17歳以上)は、郵便振替用紙で出品料の納入と、通信欄に、氏名・住所・電話・作品名(12文字以内)とサイズ(額縁含め横のみ)、ジャンル(油絵、水彩、書など)を記入し6月26日までにお送り下さい。

口座名義:兵庫県平和美術協会 

口座記号:00900-3ー146428

申込締切:2023年6月26日

作品の大きさは、横2m以内・横1mを超えると2点扱い。宅急便は搬入日午前中の時間指定で会場の県民会館気付「兵庫県平和美術展」へ。詳しくは下記兵庫県平和美術家協会へお問い合わせ下さい。

搬入:2023年7月18日(火)10時~14時

(県民会館2F大展示室で受付)

搬出:2023年7月23日(日)17時~18時

主催:兵庫県平和美術協会

後援:兵庫県、神戸市、神戸市教育委員会

連絡先:657-0011神戸市灘区鶴甲4丁目4-14-508

宇山さん Tel.070-1749-0112

第13回「中国百科検定」間もなく締切!

申込期間は6月15(木)まで、初級・3級・2級コース

第13回「中国百科検定」の受験申し込みは6月15日(木)に締め切られます。受験をお考えの方はお急ぎ下さい。公式テキスト「中国百科」増補改訂版、中国百科検定問題集の申し込み受け付けています。日中友好協会本部または連合会・支部へお申込み下さい。

日中平和友好条約締結45周年記念「ラップナウ・コレクション展」

絵葉書でめぐる近代史―ラップナウ・コレクション展示会

「平和と友好」日本と中国の近代を知る!神戸初公開!

日程:2023年8月9日(水)~13日(日)10時~18時最終日は15時まで)

会場:兵庫県立原田の森ギャラリー東館2階(阪急王子公園駅西、JR灘駅北へ)

入場無料

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

後援:神戸市・神戸市教育委員会

書コレクターの米国人ラップナウさんは、日清戦争から第二次世界大戦終結までの様々な出来事を描いた図像を用いた絵葉書・ポスター・伝単(ビラ)・たばこカード・風刺画などを長期にわたり収集、その数、数万点といわれています。その中から厳選した約200点のデータが協会本部に提供され、協会本部はさらに厳選し、全てに説明を付けA1サイズに数点づつ紹介し展示用パネルにしました。今回はそのパネル30枚を展示します。これまでに、京都立命館平和ミュージアム(現物展示)、東京早稲田大学會津八一記念博物館で展示会があり大きな反響がありました。神戸では初公開です。

ラップナウさんは、今回の展示会に寄せたあいさつ文の中で次のことを強調しています。「この展示の目的は、日本の植民地時代を経てきた中国と日本の過去の関係を視覚的にとらえる事にあります。この小さな展示会が日中関係の近代史を再検討する重要な機会となり又、将来に向けてアジアの2大国である日本と中国の相互理解と友好関係を促進する助けとなれば大変嬉しく思います。ドナルド・ラップナウ」。

「日中友好平和の塔」建立50周年記念のつどい

日中平和友好条約締結45周年・「日中友好平和の塔」前記念集会

日時:2023年7月8日(土)午前11時~

場所:「日中友好平和の塔」周辺(芦屋公園内・43号線南)

阪神芦屋駅から、川沿いに国道43号線を南へ、芦川公園内

雨天決行

今年は日中平和友好条約締結45周年にあたります。日中友好協会芦屋支部・兵庫県連合会は塔建立50周年を記念し塔前周辺で記念集会を開催します。

1967年2月、当時、中国の「文革」による干渉が強まる中、協会本部は第16回大会を開催し、日本の軍国主義復活による中国侵略を許さず、日中両国民は再び戦わないという決意を確認し、翌年の第17回大会で「日中不再戦」という表現を明文化しました。

この頃、全国で不再戦碑・平和の塔・慰霊碑などの建立が続き、不再戦・平和運動の中心の一つとして大きな役割を果たしています。兵庫県では、1970年、芦屋市政30周年と日中友好協会創立20周年を記念し、当時の協会芦屋支部が中心的役割を担い、芦屋市民でつくる平和の塔建設委員会をつくり、広く市民や友好団体に寄付金への協力を訴え、盧溝橋事件から36年目にあたる1973年7月7日に塔を建立し今年50周年を迎えています

今日の厳しい日中関係の中、「日中友好平和の塔」の存在意義は極めて重要です。7月7日(7・7事変)は日本の侵略を中国全土へ拡大する契機となった「盧溝橋事件」勃発の日でもあります。日中両国の平和と友好を心から願う多くの市民の皆さんのご参加を呼びかけます。

みんなで学ぶ「中国近現代史」学習会始まる

今の中国を理解するためには近現代史の学習から

中国を理解するために始めた「みんなで学ぶ  中国近現代学習会」の第1回は5月20日(土)午後開催し7人が参加しました。テキスト「中国史」下巻(山川出版社)第5章「中華帝国の繁栄、1.明帝国の成立―元末期から明帝国へ、2.明末~激流の時代」についてページ毎のポイントをまとめた詳しいプリントを教材として感想や疑問点を出し合いながら学びました。プリントの一部を紹介します。

「明帝国の建設」の項の一部では、「朱元璋集団の特徴。第一は、困難な戦いを勝ち抜いてきた軍団の質実剛健の気風。元朝の自由放任的な政策の下で貧困農民を犠牲にして繁栄していた都市や先進地域中心の社会経済に対して、強い引き締め政策をとった。第二は、流民的略奪集団と一線を画する儒教的な正統主義である。もともと朱元璋は、白蓮教反乱集団の一武将として頭角を現したが、のちに知識人や儒学者をブレーンにしたことにより、刹那的な富貴より、天下をとるという大目標に向けて、有徳の君主の伝統的モデルに沿って自らを律するようになる。

その後、朱元璋は、兵士による婦女財物の略奪や焼き討ちを厳罰をもって禁じた。白蓮教をさえ「妖術」と罵り、かつて自分が属していた「紅巾軍」にたいし、「都市を焼き尽くし士大夫を殺戮した」としてその破壊的傾向を糾弾した。帝位につく以前から、科挙制度や祭壇の建設、律令の編纂など歴代王朝の伝統に則る諸制度の整備が学者グループによって精力的にすすめられ、「天命を受けた仁義ある君主」のイメージに支えられ朱元璋は新王朝を樹立した。朱元璋自身は、儒学的教養とは縁のない環境に育ち、成人後も戦争に明け暮れていたにもかかわらず、皇帝となった時は儒教の古典や歴史に対する相当の素養を身につけていた。

第二回学習会にご参加下さい!

日時:2023年6月17日(土)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

テキスト「中国史」下 お持ちの方はご持参下さい。

テキストがなくても参加できます。

資料代:500円

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax: 078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

記念講演会「もっと知ろう台湾」

協会姫路支部第17回総会で記念講演会

「台湾」にいま世界の注目が集まっています。最近では、「台湾有事」というと物騒な言葉が毎日のように飛び交う時代になってしまったからです。日本に一番近いこの島が「戦争になる」と言い立てて、沖縄の先島諸島にミサイル基地を強化し、「敵基地攻撃能力保有」を目指すなど、私たちの日本を戦場にする計画としか考えられません。いま、日本は、戦争の準備ではなく、平和の準備をこそするべきです。

このような時期にあたり、意外と知られていない「お隣の『台湾』そのものをもっと知りたい」という声に応えて、安井三吉先生に講演をお願いしました。どうぞお誘い合わせてご参加下さい。

と き:2023年6月24日(土)14:30~16:30

ところ:県立姫路労働会館サークルA室

講 師:安井三吉 神戸大学名誉教授

テーマ:もっと知ろう台湾~人と歴史そして今~

会 費:500円(資料代)日中友好協会員は無料

主催:日本中国友好協会姫路支部

☎090-8528-8374(河野) 090-3494-0247(澤野)

中国茶講座6月は「中国紅茶+α」

中国紅茶や周辺国で作られた紅茶を紹介

6月は「中国紅茶」をテーマに開催します。中国紅茶には、伝統的な紅茶から新たな製法で作られたユニークな紅茶まで様々なタイプがあります。一風変わった中国紅茶や、周辺国で作られた紅茶等を紹介します。

日時:2023年6月21日(水)13:30~15:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

テーマ:中国紅茶+α

講師:神田貴子さん 高級茶芸師 高級評茶員

参加費:1,500円(茶菓子、お土産付き)

定員:12名 事前予約が必要です。

申し込み先:日本中国友好協会兵庫県連合会

神戸市東灘区本山北町3丁目4-9 甲南ビラ201号

(JR摂津本山駅北口を東へ線路沿いを徒歩約1分ほど)

Tel&Fax: 078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

北宋の司馬光「初夏」を読む

司馬光(1019年~86)の名は、「資治通鑑」の著者として、また革新派王安石に対立する保守派の巨頭として、知られる。革新派に革新らしい詩があるように、保守派には保守派らしい詩が残っている。題して「初夏」。

四月清和雨乍晴  四月清和雨乍ち晴れ

南山当戸転分明  南山戸に当たって 転た分明なり

更無柳絮因風起  更に柳絮の風に因って起こるなく

惟有葵花向日傾  惟だ葵花の日に向かって傾くあるのみ

「四月」は陽暦の五月から六月にかけて、初夏である。「清和」は、すがすがしくなごやかなこと。「転」は、ますます、いちだんと。「柳絮」は、まっ白い綿毛をつけた柳の種子、それが空いちめんに舞うのは、晩春から初夏にかけての風景である。「葵花」は、ひまわりの花。

夏のはじめ、気候はすがすがしくなごやかに、雨が降っていたかと思うとたちまちあがる。雨があがり、南の山は玄関の真正面に、いちだんとくっくり姿を見せる。いつもなら空いちめんに舞う柳の綿毛も、今日はいっこうに風に舞いたつ気配もない。静かな昼下がり。ただひまわりの花だけが、太陽に向かって咲きほこっている。

漢詩を和訳するのは難しい。解釈はできても、訳をつけるのは、なかなか困難である。コンパクトな漢語をシラブルの多い和語に移すときに生ずる違和感、また、日本語のぬけがたいリズムである七五調や五七調のもつなだらかな雰囲気と漢語あるいは訓読調のもつ緊迫感との落差、それらが壁になる。しかし、上の詩などは、文語調の和訳をあるていど許容するかに見える。土岐善磨氏は、この詩を次のように訳している(「新版鶯の卵」春秋社)。

はつなつ

サツキの雨は いま晴れて

みなみの山は あざやかに

柳のはなの  飛びもせず

ひまわりのみぞ 日に向う

漢詩の和訳は、さらにさまざまな実験がこころみられてもよいのではないか。(一海知義著 漢詩一日一首 春・夏編 平凡社)

地図でめぐる孫文と神戸、華僑ゆかりの地

孫文は1924年11月、神戸高等女学校で「大アジア主義」講演

辛亥革命(1911年)で清朝を倒し、アジアで初めての共和国が誕生しました。1912年1月、中華民国臨時政府が南京で成立し孫文が臨時大総統に就任(1月1日~4月1日)しました。孫文(1866年~1925年)は1895年~1924年の間に18回にわたり神戸を訪れたと言われています。1924年11月28日に県立神戸高等女学校講堂(現兵庫県庁1号館のあたり)で超満員の聴衆を前に「大アジア主義」講演を行っています。来年は孫文の神戸講演から100年となります。神戸には孫文・華僑ゆかりの地が数多くあります。地図を見ながら辿ってみると神戸での歴史、孫文の足跡がよりわかりやすくなるでしょう。更に詳しく知ろうと思われる方は孫文記念館、華僑歴史博物館を訪れてみてはいかがでしょうか。(地図は孫文記念館・神戸華僑歴史博物館共作より)