中国舞踊の胡紅侶さん出演
第14回国際友好芸能公演
●2022年6月19日(日)午後1時開演’(12:30開場)
●コミ協ひがしなり区民センター(大阪・東成区大今里西3丁目2-17)
(大阪市立東成区民センター・☎06-6972‐0717)
中国舞踊の胡紅侶さんが出演します。他に和太鼓、韓国舞踊、古典舞踊、韓国歌謡、ベトナム歌謡、フィリピン歌謡、日本民謡、韓国舞踊&民謡、ベトナム獅子舞、お楽しみ抽選会があります。
入場無料 整理券必要(こころ先生の友人と伝えて下さい)
「初級クラス」受講者を追加募集しています!
中国語講座「初級クラス」は4月下旬から始めていますが座席に余裕があります。始まったばかりで、ゆっくり進めていますので途中から参加しても十分間に合いますので受講者を追加募集しています。この機会にぜひお始め下さい。
●「初級クラス」は毎週金曜日 午後1:30~3:15
●教室:日中友好協会兵庫県連合会「教室」
JR摂津本山駅北口を線路沿いに東へ徒歩約1分、阪急岡本駅を南へ徒歩約6分(山手幹線道路を南へ渡ってすぐ)甲南ビラ201号室、(下の写真は建物入口)
●講師:ナランフさん(娜仁夫・内モンゴル自治区出身)
●テキスト:新版「中国語10課」(白水社・CD付き、実費必要)
●受講料: 入講~6月14日までの出席回数で計算(2000円/回)
(後期は7月1日~9月16日、週1回、受講料は9回前納となります)
●入会金:10,000円(初めての方のみ、協会員は不要)
お問合わせ、お申込みは下記へ
日本中国友好協会「中国語を学ぶ会」
Tel&Fax:078-412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net
率直な意見交換ができる関係を大事に相互理解を深めていくことが重要
日中友好協会はこれまで、中国大使館や中日友好協会に対して率直に意見を述べ、意見交換を重ねてきました。時には中国側が「けんか」と称するほどの激しいやりとりもありました。
尖閣問題について中国側は「日本の国有化と棚上げの否定では出口がない。中国は尖閣の略奪など考えない。沖縄を中国の領土だと主張しているなど事実無根だ」と述べました。核兵器問題については、「原爆投下に至った中国侵略の事実を覆い隠すこと、加害国が被害のことだけを主張することは許せない」との中国の国民感情が突き付けられました。そのうえで、「中国は核廃絶を目標にしている。先制攻撃はしない、威嚇もしない点も変わらない。『深刻な変質』と指摘されたが、時間をかけて説明していきたい」と述べ、さらに協会側が「中国は大国主義・覇権主義だと考える人は多い」と指摘したのに対して、「中国には説明責任があり、説明の仕方や行動様式を検討する必要があると思う」と答えました。
そして、中国での日本人拘束については、中国政府は拘束の理由を伝えているが日本政府が公表していない事実も明らかになるなど、中国側との意見交換を通して、報道されるニュースだけで判断することはできず、事実を把握するためにはかなりの努力と高度な判断が必要であることを痛感させられました。一面的な報道を鵜のみにせず、客観的な事実と背景を掘り下げることが中国側との話し合いでは欠かせません。友好の姿勢を堅持しての率直な意見の表明と、信頼関係にもとづいた意見交換が大切だと思います。
そして、さまざまな視点や立場からの意見は客観的な分析や判断にとって欠かせません。幅広い意見を尊重し、思想信条を超えた幅広い層を結集できる協会に発展させたいと考えます。私たちが今後、最も重視していくべきと考えているのが、国民レベルでの率直な意見交換を通しての日中両国民の世論形成です。それぞれの国民の声が自国の政治や行く末をより良い方向へと向かわせる原動力になることに確信を持てなければ、日中友好運動の存在価値はないと思います。どんなに主義主張に隔たりがあろうとも、率直な意見交換ができる関係を大事にし、信頼関係を強めながら、相互理解を深めていくことが重要だと考えています。(日本中国友好協会本部事務局長 矢崎光晴 2022年4月1日号日中友好新聞より)
中国歴史講座―画家が伝えた中国の最先端文化
高松塚古墳(奈良県明日香村)の極彩色壁画が発見されて、今年3月21日で50年を迎えました。発見50年を記念し、来村多加史先生を迎え、大好評の先生手づくりのテキストにより講義して頂き学びます。どなたでも参加できますのでお誘い合わせてご参加下さい。
壁画には「飛鳥美人」と呼ばれる女子群像など男女16人のほか、中国古代思想の方角の守護神「四神」などが描かれています。残念ながら(04年)壁画はカビなどによる劣化が判明し、石室を解体して12年がかりの大修理が2020年3月に終了し、報道陣に公開されたばかり。だが、築造年代が完全に特定されず男子群像のズボンや袖口、襟元などの服装や「続日本紀」にある衣服の記述などから年代について議論されています。また、誰が被葬されたのかも不明で、謎が多いだけに謎の解明は古代日本を知る重要な手掛かりになると言われています。
日時:2022年7月30日(土)午後2時~4時30分(質疑応答含)
会場:東播磨生活創造センター(かこむ)1F講座研修室
講師:来村多加史 阪南大学国際観光学部教授
資料代:1,000円 大学生800円 高校生以下無料
主催:日中友好協会加古川支部 ☎090-8753-5972(前田)
後援:加古川市教育委員会、神戸新聞社、他申請中
緑茶と花茶(ジャスミン)の製造工程などを学ぶ
5月18日(水)、久しぶりに開催された「中国茶講座」ではこの時期にふさわしい緑茶とジャスミンの香りの花茶について神田貴子高級茶芸師から製造工程や茶葉の特徴などについて説明を受け、緑茶2種(西湖龍井茶・太平猴魁)と花茶3種(茉莉茶王・茉莉精針王・茉莉龍珠)を味わいました。
緑茶や花茶は漢方では涼性に属し、体内にこもった熱や不要な水分を排出する効果があります。また、花茶に使われるジャスミンの香りには鎮静作用やリラックス効果があるため、この時期、気象病(気圧や湿度の変化に伴う頭痛やめまいなどの症状)に悩まされる方には、不快な症状を緩和する効果が期待できます。
次回「中国茶講座」は7月20日(水)午後1:30~開催予定
戦争が起こると兵士が必要になる。人のいやがる軍隊に進んで入る老人は皆無。しかし、劣勢が続くとそうした人々もかり出された。その時老人は如何なる行動を取ったか。露西亜でも兵士不足を補う為に人を捉えるという。
日時:2022年6月11日(土)午後2時~4時
会場:神戸市立東灘文化センター8階会議室3
※JR住吉駅下車、改札を出て左へ、渡り回廊を東へ徒歩約3分
講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授
テーマ:反戦の漢詩―杜甫「石壕吏」
資料代:1,000円 定員:20人(先着申込順)
主催:日中友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」
Tel&Fax: 078-412-2228
E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net
日中国交正常化50周年記念講演会―尼崎で開催
尖閣問題は現在の日中関係悪化の大きな要因となっています。日本と中国の両政府が平和五原則と国連憲章の原則に基づいて「すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する」と宣言した日中共同声明の精神は、日中両国のみならず、国際社会が共有すべき規範となるべきものと考えます。私たちは、冷静で平和的な対話による解決を両国政府に求めます。今回の学習講演会は、国交正常化50周年記念活動の一つとして計画しました。協会員以外の方も参加できます、お誘い合わせてご参加下さい。
日時:2022年5月29日(日)午後2時~3時30分
会場:尼崎市立中央北生涯学習プラザ2階学習室1
尼崎総合医療センター前バス停下車、西へ徒歩3分
講師:前田 清 日中友好協会兵庫県連合会会長
テーマ:日中共同声明から見えてくる尖閣諸島問題
資料代:500円
主催:日中友好協会尼崎支部(準)
協賛:日中友好協会兵庫県連合会
お問合わせ先
尼崎支部(準)☎090-6550-2568(大上)
兵庫県連合会 ☎078-412-2228
ウクライナ戦争と日中戦争―三つの類似点
今年2月に始まったウクライナ戦争は、2ヵ月以上たっても収束するどころか長期戦の様相を呈してきた。歴史的に考察すると、ウクライナ戦争は日中戦争と三つの点で類似していると言える。
先ず第一は、「成功事例」の再現をねらった軍事大国による隣国への侵略戦争という点である。
かつての日本の場合、1931年の「満州事変」と「満州国」の成立が、天皇も含めて多くの国家指導者・軍人たちに「成功事例」と受け止められた。そして、第二の「満州国」を作るべく華北分離工作を仕掛けている時に、盧溝橋事件(1937年)が勃発して、そのまま中国に対する全面的な侵略戦争へと突き進んだ。
今回のロシアの場合も、2014年のクリミア併合が、国家指導者にとっては「成功事例」ととらえられていたのであろう。その再現をねらってロシアはウクライナ東部の占領・併合をめざしいると思われる。直近の「成功事例」の再現をめざした侵略という点でウクライナ戦争と日中戦争は、その始まり方において共通している。
そして第二の類似点は、最初の一撃で相手を屈服させるいう軍事大国側の目論見が大きく外れた点である。
日中戦争の場合、「満州事変」段階とは異なり国共合作が成立して、中国側は一丸となって日本軍に抵抗し、長期戦となった。ウクライナでもロシア側は首都に軍事的圧力を加えることで早期の戦争終結を目論んだものと思われるが、それは失敗した。だが、ここで注意を要するのは、長期戦に移行したのは、侵略された側が団結したということもあるが、諸外国がかつては中国を、現在ではウクライナを兵器・物資・財政面で支援したということである。日中戦争では「援蒋ルート」が設定されたし、今回の戦争でも隣接諸国を通じての軍事支援が次第に大規模化している。これは、侵略側の企図を挫折させる反面、一般民衆を長期間にわたって危険にさらすという極めて深刻な状態をもたらしている。
第三の類似点は、戦争への対応(どちらの側を支持・支援するか)をめぐって世界が二分化されているということだ。
日中戦争の場合、日本は欧米諸国の中国援助を封ずるためにドイツ・イタリアと手を結んで英米陣営に対抗し、結局、世界戦争まで突き進んだ。今回の場合も世界は、反ロシアと親ロシアに分裂しつつある。軍事と経済が相まって、さらに大規模な対立を生みかねない、極めて危険な状態となっていると言わざるを得ない。これ以上の戦争の長期化と、対立の拡大をなんとか外交的努力によって収束することに力を注ぐ必要があろう。(山田朗明治大学平和教育登戸研究所資料館長、日中友好新聞2022年5月15日号より)