シンガポールで「さくらまつり」

ドーム内に日本の春の風景を再現

シンガポールの植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで「さくらまつり」が3月6日から開催されています。日本から輸入した桜と桃の花が咲き誇り、冷房の利いたガラス張りのドーム内には赤鳥居や合掌造りのミニチュアも作られ日本の春の風景が再現されています。

「さくらまつり」は今年で5年目、展示される桜、桃は20種以上。気温の高いシンガポールではすぐに開花するためドーム内はもちろん輸送中から温度を管理しているという。会期中は累計で500本以上の木を入替え見ごろの花が楽しめるよう配慮しているそうです。

日本での桜見物はシンガポールの人々にも大人気ですが、今年は新型コロナウイルスの流行で訪日が難しくなっている。この「さくらまつり」は3月29日まで開かれているという。(記事は時事ドットコム、写真はシンガポール在住者提供)

改憲発議に反対する全国緊急署名

いま、憲法を変えさせない!緊急署名にご協力を!

 2019年7月の参院選で、安倍晋三首相の改憲に賛成する勢力が3分の2を割りました。有権者は安倍首相に憲法96条の規定による改憲発議が可能な勢力を与えませんでした。にもかかわらず、安倍首相は民意が「改憲について論議すべき」という意思を表明したなどと、全く事実に反する強弁をしています。そして、自らの総裁任期の2021年までの改憲を目指して、野党の分断をはかり、改憲勢力の再編を狙っています。

 政治が果たすべき課題は山積しています。世論の多くは安倍首相の下での改憲を望んでいません。安倍首相が改憲に固執するのは、日本の軍事大国化をさらにすすめ、「戦争する国」に変えようとの狙いからです。もし、9条をはじめとする安倍改憲が実現すれば、日本は米国とともに世界各地での戦争や紛争に介入・参加していくことになるでしょう。私たちは国会が改憲の発議をすることを許さず、すべての市民の平和と人権、生活の向上のため、憲法を守り、生かすことを求めます。

           請願事項

内閣総理大臣・衆議院議長・参議院議長 宛

1、安倍首相らがすすめる憲法9条などの改憲発議に反対します。

2、憲法を生かし、平和・人権・民主主義、生活の向上が実現する社会を求めます。

「署名」は下記へお送り下さい。

〒658-0072神戸市東灘区岡本1丁目14-10岡本住宅ビル3F

日本中国友好協会兵庫県連合会

または、各地「九条の会」へ

中国茶講座4月は「白茶」

数種類の「白茶」を紹介します

3月の中国茶講座が新型コロナウイルス感染予防のため中止となったため3月に予定していた「白茶」を4月の講座で紹介します。

白茶は「一年茶・三年薬・七年宝」と言われ漢方薬としても使われ、抗菌作用、抗酸化作用、免疫力アップの他、様々な健康効果があります。季節の変わり目の体調管理に白茶を取り入れてみませんか。どなたでも参加頂けますのでお気軽にお越し下さい。

日時:2020年4月15日(水)PM.1:30 ~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会会議室

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

参加費:1,000円(お茶の土産、茶菓子付)

定員:15名  事前に参加ご予約下さい。

申込み先:日中友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net 

2020年度前期(第65期)中国語受講者募集!

4月13日(月)~17日(金)全10クラス順次開講!

第65期を迎える協会兵庫県連合会の中国語講座は4月13日(月)から新年度が始まります。初級~中級~上級の全10クラスで受講者を募集しています。初心者から中習者、上級者まで少人数で学べる教室です。この機会にぜひお始め下さい。

初級Ⅰ:金曜日18:30~20:15 

初級Ⅱ:火曜日10:00~11:45、18:30~20:15

中級Ⅰ:月曜日10:15~12:00、18:30~20:15

中級Ⅱ:水曜日10:00~11:45、18:30~20:15

中級Ⅲ:木曜日10:15~12:00、18:30~20:15

上 級:金曜日13:30~15:15

初級Ⅱ~中級Ⅲは午前、夜間クラスあり

各クラス少人数制!

[お申込み、お問い合わせ]

日中友好協会兵庫県連合会「中国語講座」

Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

中国漢方(中医学)の由来

漢方の名称は江戸時代に日本で生まれた―蘭方に対し漢方と

中国漢方は、古代中国哲学「陰陽五行説」の考えを基にした伝統医学です。理論体系は漢代に出来上がり、医学書「黄帝内経」が前漢代頃にまとめられた。その後、後漢代に、植物・動物・鉱物など365種類の生薬を分類し効能を記した「神農本草経」がまとめられた。同じく後漢代、感染症などの急性疾患や、慢性疾患についての治療法と処方を解説する「傷寒雑病論」が張仲景により著された。

唐代には、後に薬王と称された医師の孫思邈により、近代臨床医学の分類方法を採用し自身の臨床経験をまとめた「備急千金要方」とその補完版「千金翌方」が著された。金・元代には、金元四大家と呼ばれた劉完素、張従正、李東垣、朱震亨らにより「黄帝内経」の理論が発展し、多くの新処方が誕生した。清代に入ると「傷寒」とは発病の原因が異なる熱病が流行したことにより、「温病」についての研究が盛んになった。

中華人民共和国成立後、中国漢方の名称は「中医学」と定められた。その後、中医薬大学が設立され、西洋医学と同等に国が中国漢方の発展を推進している。「漢方」という名称は江戸時代に日本で生まれたもので、「蘭方」(西洋医学)に対し、漢の時代の「黄帝内経」を基本とする伝統医学を「漢方」と呼んだのが始まりです。(中国百科より)

杜甫「絶句」の「山青花欲然」を読む

第22回「漢詩を読む会」は杜甫「絶句」

盛唐の詩人・杜甫(712~770)は53歳の年の春、成都(四川省)の杜甫草堂で過ごしながら故郷洛陽への思いを詠んでいます。過ぎ行く春を惜しむ気持ちと年老いても帰れぬ望郷の思いを詠んだ五言絶句を味わいます。この詩句は、李白(701~762)から想いを得たと思われることについても講師の丹羽博之教授が解説します。(写真は四川省成都にある杜甫草堂)

日時:2020年4月11日(土)午後2:00~4:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本西へ1分)

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:杜甫「絶句」 「山青花欲然」

江碧鳥逾白 山青花欲然

今春看又過 何日是帰年

資料代:1,000円 事前に参加ご予約下さい

主催:日中友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

支援物資を北京の中日友好協会へ送る

中日友好協会、中国人民対外友好協会から謝辞、感謝状届く

コロナウイルスの猛威と闘う中国を支援しょうと協会本部は全国から集まった支援物資を2月7日に第1陣を、第2便を2月14日に、第3便を2月20日に北京の中国日本友好協会宛に発送しました。兵庫県連合会はマスク、ゴム手袋、消毒液をはじめ寄せられた支援募金を協会本部宛に送りました。

中日友好協会から2月13日に「支援物資が到着しました。皆様のご厚意を必要な人達の手元に必ず届けます」との謝辞が届き、中国人民対外友好協会の李小林会長から「我々は全力で感染者の治療及び重症者や死亡者の減少に取り組んでいます、おかげさまで現在、一部の感染者は適切な治療により退院しました。日本各界からのお見舞いの書簡とお心がこもった寄付・寄贈を賜ったことに対し、心より感謝申し上げます。貴協会から温かいお見舞いのメールに御礼申し上げます」との趣旨の感謝状が届いています。(上の図は記事と関連ありません)

協会の支援活動を報じた日中友好新聞を添付します。

新型コロナウイルスの猛威で文化行事に影響広がる

新型コロナ問題で第8回「中国百科検定」が延期に

2月20日に申込みを締切り検定を待つばかりとなっていた第8回「中国百科検定は」、新型コロナウイルスの感染広がりにより、日本政府が2月26日から2週間のイベントなどの自粛、全国の小中高校の3月2日から春休みまでの休校を要請する中で、高齢者の受験が多いことに加え、試験会場の複数の大学から中止や延期の要請が寄せられていることから感染リスクを重視して、協会本部は延期を決断しました。受験を申し込まれた方には検定事務局より郵送でお知らせを送付します。改めての実施時期については全国の実施組織とも相談しながら検討させて頂くとしています。

兵庫県連・支部主催の会議や文化行事も当面、延期や中止に

・2月29日(土)加古川支部「中国歴史講座」は7月25日に延期

・3月9日(月)「中国を知る学習会」は中止

・3月18日(水)「中国茶講座」は中止

・3月15日(日)東神戸支部「尼崎散策」は中止

・太極拳(垂水支部)会場が休館となり3月5日、12日は休講に

・3月20日(金)第8回中国百科検定は全国一斉に延期

・3月30日(月)~4月1日(水)「村瀬守保写真展」中止に

・4月3日(金)~4月5日(日)「村瀬守保写真展」中止に

※「中国語講座」は一部のクラスで休講となっています。

※中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会が運営する帰国者「日本語教室」は神戸岡本教室が3月15日までの2回(3月5日、12日)は休講、15日以降については現時点で未定です。明石教室は3月中休講となります。

※尼崎「コスモスの会」が運営する尼崎日本語教室は3月中休講となります。3月24日(火)開催予定の「日本語教室学習発表会」は中止となりました。

参加を予定されていた方々には大へん申し訳けありません。終息状況を見ながら再開の日程を判断して参ります、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

日中友好協会兵庫県連合会事務局 ☎078-412-2228

下の手洗い図:日本食品衛生協会より、コロナウイルス感染症についての説明:中国帰国者向け日本語教室(岡本)で配られたコロナウイルス感染症についての中国語説明

中国浙江省の友人から近況届く

新型コロナウイルスの猛威で中国も世界も一変

中国浙江省内の街に住む友人から2月26日、近況を綴ったメールが届きました。本人の了解を得て要約を紹介します。

「このコロナウイルスの感染拡大で、史上初めての春節を経験しました。大晦日の前日地元にも感染者一人が出たことで雰囲気は一変しました。予定していた親戚訪問などは全てキャンセルしました。昨日まで、地元では14人の感染者を確認、10人治療です。浙江省は感染確認1205人、治癒808人、死亡1人です。

新型コロナはずるくて移りやすい。症状は必ず出るわけではないので隔離を徹底し、予防した方がいいです。武漢、湖北省を除いたら死亡率はかなり低くなります。新型につき特効薬はありません。過剰治療、薬剤過量投入により逆に駄目にしてしまうケースが多いようです。漢方は非常に有効です、90%以上有効です。武漢は発源地ではありません。アメリカやイランでは違うタイプの新型コロナが発見されました。

2003年のサーズは最初広州で発覚し、漢方により抑えられたんです。その後、北京で広がる時、伝染病に指定され、漢方医は伝染病院がないため、事実上排除されました。これで遅れを取ったんです。最後の最後、トップからの指示で治療に参加でき、収束したんです。死亡率で見ると実は中国が一番低いのです。中国の中でも広州、北京、香港の順で、医療水準のイメージとは逆です。

実は、清末、民国の時、漢方医を無くそうとする当時の政府の試みは度々ありました。新中国の1953年も毛澤東主席は、漢方医を無くそうとする衛生省トップ二人を免職した経緯がありました。三年前から習近平主席は中医を高く提唱しましたから、今回は表面からの制限は一応なかったんです。浙江省は当初七割の患者を漢方で治療し、有効につきほぼ全員になりました。しかし、武漢では8%、30%というデータがありました。これが高い死亡率に繋がった原因の一つでしょう。トップ免職で改善されるとは思いますが。

中医が抑えられる状況は、西洋勢力の侵入と直接関連しています。その原因は、産業利益という点では分かりやすいですが、もう一つは文明の争いですね。漢方という表現は、実に不完全です。経典の「黄帝内経」は華夏文明の宇宙観、つまり天、地、人や、道や、自然などを中心に書いており、その下に医術に触れただけです。そして薬を飲ませるのは手術と同じく、もう最後の手段となります。今、中医はもう手術しませんが、実は歴史は長くて、二千年以上の手術器具が出土したことがあります。

今度のコロナで、外出は本当に少なかったです。逆に、ゆっくりできました。勉強しながら、今後の世界を楽しく見ていきたいですね。皆様も出来るだけ外出を控え、集会や会食は止めましょう。予防策として、ネットで見たのは、プーアル茶(あるいは苦みのある他のお茶)と黒酢(醸造のお酢)を15:1で飲んでみてください。まず、副作用はないですから。そして、何よりも風邪を引かないように、適当な運動もした方がいいですね。では気を付けて下さい」(写真は浙江省温州・楽清市の漢方製剤)

澳門でゴールデンモンキー(金絲猴)赤ちゃん誕生

孫悟空のモデルとして知られる希少動物

澳門市政署(IAM)は2月22日、コロアン島の石排湾郊野公園にある希少動物園で飼育、展示しているゴールデンモンキー(金絲猴)のつがいに14日、オスの赤ちゃんが誕生したと発表。2017年に湖北省の野生動物保護センターから貸し出しを受けて以来初めてのこと。IAMによると、母子とも健康状態は良好とのこと。

ゴールデンモンキーは、霊長目オナガザル科シシバナザル属に分類される霊長類で、金色の体毛と淡い青色の顔面が特徴的で、中国では西遊記に登場する孫悟空のモデルとして知られ、中国の国家第一級保護動物に指定されている。

新型コロナウイルスによる肺炎が流行している下で、防疫対策の一環として、希少動物館を含む石排湾郊野公園内の施設は今年1月25日から一時休館中で、ゴールデンモンキー親子と対面できるのはしばらく先になりそうです。(2月23日、マカオ新聞より)