12月8日は何の日~その頃の暮らしは?
1941年12月8日の太平洋戦争開戦から78年になります。戦争の悲惨さを二度と繰り返さないために私たちは1978年から戦争展を開催し今年42回目を迎えています。
日程:2019年12月6日(金)~12月10日(火)
会場:妙法華院2階(神戸高速「新開地駅」西口上り南へすぐ)
《演奏》と《歌》と《アジアの旅》
《ひょうたん》は、酒や水を持ち運ぶための容器として広く利用され、楽器としても使われてきました。インドで蛇使いの《ひょうたん笛》が知られていますが、インドシナ半島付け根の地域でも、古くから《ひょうたん笛》を愛してきた民族がいます。タイ族やァチャン族にとっては、思いを寄せる女性に愛を告白する大事な楽器でした。
アジア各地の歌を演奏~人と人をつなぐ楽器《ひょうたん笛》の魅力をぜひ身近にお聞き下さい!
日時:2019年11月30日(土)午後2時~3時30分
会場:魚崎西町会館(阪神魚崎駅より西へ徒歩3分)
参加費:800円(生葉レモングラス等のお茶付き)
《演奏》&《歌》
ひょうたん笛&お話・キーボード・歌・ひょうたん笛
ひょうたん笛&ハーモニカ
主催:日本中国友好協会東神戸支部 ☎078-412-2228
いつもお世話になっております。
さてサーバホスティングサービス会社より連絡があり、下記の日程でサーバメンテナンスを行います。
2019/11/10(日) 21:00 ~ 2019/11/11(月) 09:00
この時間帯は弊サイトへのアクセスはできなくなります。皆様にはご迷惑をかけますが、ご理解のほどお願いいたします。
映像で見た万人坑の遺骨数は「南京」の比ではない大量なもの!
10月27日に開催した日中友好協会兵庫県連合会主催の「記念講演会」は、青木茂さん(平和を考え行動する会)が2000年から2018年までの19年間に中国大陸に現存する東北地方から華南の海南島に至るまでの「万人坑」の内、42ゕ所を訪問し、印象に残った「北票炭坑万人坑」と「大同炭鉱万人坑」についてリアルな映像を映しながら詳しく紹介しました。(写真は10月27日の記念講演会会場)
強制連行した中国人を強制労働で酷使し地下鉱物資源を略奪
日本が占領し支配下においた「北票炭坑」(遼寧省「旧熱河省」北票市)では、1933年に占領以降12年間で、石炭840万トンを略奪、凄惨な強制労働により31200人を死亡させている。「大同炭鉱」(山西省大同市)では1937年に占領以降8年間で石炭1400万トンを略奪、劣悪な条件の下での苛酷な強制労働で60000万人余りの中国人労工を死亡させ、その結果、主要な万人坑だけでも20ゕ所が大同炭鉱周辺に残っている。
使い捨てにされた労工の遺骨が大量に眠っている「万人坑」
青木さんは自身が撮影した写真を多数映しながら万人坑の様子について詳しく説明しました。映像には無数の遺体(人骨)が鮮明に映し出され、その中には「ミイラ化」した遺体や針金で手足を縛りその上に重しの石を載せた「生き埋め」にされたと思われる無念な表情を残す犠牲者の映像も確認できた。
日本企業の営利活動と日本軍の侵略行為は消すことが出来ない
最後に青木さんは、「強制連行」について、「撫順炭坑」(遼寧省)だけでも、敗戦までに石炭2億トンを略奪し、強制労働で、25万人を死亡させ、30ゕ所以上の万人坑を残していることを紹介しました。これは、日本政府が閣議決定により「日本国内への労働力確保」で日本国内へ強制連行した中国人38935人、死者6830人と比較しても桁違いに多い。中国全土での強制労働4000万人に及ぶ被害、犠牲を生み出した日本企業の営利活動(金儲け)と日本軍の侵略行為の史実は消し去ることは出来ず、この事実は、「侵略を否定する歴史改竄主義者やその筆頭格である安倍晋三首相らへの回答」となるでしょうと語りました。
中国人労工を消耗資材と記録、遺骨数は南京の比ではない
参加者からはアンケートに、「日満商事の記録にある、中国人労工を「資材」の「消耗」として記録されていたことを聞き怒りを覚えた。食事も殆ど与えず、石炭・鉄を採掘させて正に人捨て場をつくったのですね。強制連行・労働は中国全土で4000万人と聞き大ショック!スライドで見た人骨は「南京」の比ではない大量なものでした」との感想が寄せられています。
下の写真:上2枚は「北票炭鉱万人坑」上は、労工の遺体が大量に投げ込まれた深い谷。(白っぽい建物の下、写真手前に谷がある)
上から2枚目:遺骨保存展示館C/展示館内部の遺骨の一部
写真3、4枚目は「大同炭鉱」、3枚目:煤峪口万人坑の入口
4枚目:20世紀初頭に開削された坑道が廃坑になったあと、そこに犠牲者の遺体が無造作にかつ大量に捨てられた。
これら4枚の写真は青木茂氏が撮影、「万人坑を知る旅」より転載
白楽天の詩には王維の生き方や詩を意識したところがみられる
10月19日に開催した第19回「漢詩を読む会」は、盛唐の詩人・王維の「秋夜独坐」を中心に丹羽博之大手前大学教授の解説で読みました。
「王維」(701~761、生没年は699年~759とする説もある)。字は摩詰、太原(山西省)の人。子どもの時から聡明と言われた。15歳の時、科挙の準備で都へ出て、優れた詩を作り、画・書・音楽の才能にも恵まれ王侯貴族たちの寵児となった。王維の多才な資質はもてはやされ、21歳の若さで進士に及第する。
役人となった王維は、官僚生活の合間に心を休める別荘を都の南藍田山の麓に求め「輞川荘」と名づけ半官半隠の暮らしを楽しんだ。晩年の755年に勃発した安禄山の乱で賊軍に捕まり裁判にかけられた。要職にあった弟の嘆願により官を下げれただけで事なきを得てその後、尚 書右丞(書記官長)にまで進んだ。王維は熱心な仏教信者であった。
王維の生き方や詩は白居易(字は楽天、772~846)にも影響を与えている。江州司馬に左遷された白は、盧山に草堂を構え、秋の一夜、雨の中独り草庵に坐し、王維の「秋夜独坐」の境遇に共感した。白楽天が政争の渦巻く都長安から逃れて、独善・保身を図る処世法を選んだ背景の一つに、王維の生き方があったのではないか。
「秋夜独坐」 王維
独坐悲双鬢 独坐 双鬢を悲しみ
空堂欲二更 空堂 二更ならんと欲す
雨中山果落 雨中 山果落ち
灯火草虫鳴 灯火 草虫鳴く
白髪終難変 白髪 終に変じ難く
黄金不可成 黄金 成すべからず
欲知除老病 老病を除くを知らんと欲せば
唯有学無生 唯 無生を学ぶ有るのみ
「廬山草堂、夜雨独宿 寄牛二・李七・庾三十二員外」 白楽天
丹霄攜手三君子 丹霄手を攜ふ 三君子
白髪垂頭一病翁 白髪頭に垂る 一病翁
蘭省花時錦帳下 蘭省花時 錦帳の下
廬山夜雨草庵中 廬山夜雨 草庵の中
終身膠漆心応在 終身膠漆 心応に在るべし
半路雲泥跡不同 半路雲泥 跡同じからず
唯有無生三味観 唯だ無生三味の観有るのみ
栄枯一照両成空 栄枯一照 両に空と成る
次回「漢詩を読む会」は12月14日(土)午後2時~4時
参加予約は ☎078-412-2228 へ
中国人の日本に対する印象は改善、日本人の中国に対する印象は、「良くない」が依然高い水準に止まっている
1949年に誕生した「中華人民共和国」は、今年10月1日、建国70周年を迎え、大規模な軍事パレードを含む祝賀行事を行いました。経済発展に伴う近代化が進行し、高速道路や新幹線、ITの普及は目を見張るものがあります。一時減少していた訪日中国人観光客は、昨年は過去最高となる735万人となりました。
一方、香港問題や台湾との関係、中国本土の民主化、民族問題など懸念もあります。2019年10月24日に発表された「日中共同世論調査」では、『中国人の日本に対する印象は改善し、2005の調査開始以来最も良好となっている』のに対し、『日本人の84・7%が中国に対し、よくない印象を抱いている』との結果が発表され、日本国民の中国に対するよくない印象は依然として高い水準に止まっています。こうした状況の中国をどう評価し、どう理解すればよいか?中国経済を長く研究し、日中友好協会の役員としても活躍中の山本恒人先生に話して頂きます。どなたでも参加出来ますのでお誘い合わせてご参加下さい。(写真:2019 年10月1日・国慶節パレード、新華社)
日時:2019年11月24日(日)午後2時~
会場:尼崎中央北生涯学習プラザ1階
(尼崎市東難波町2丁目14-1 ☎06-6482-1750)
講師:山本恒人 大阪経済大学名誉教授
1980年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1980年大阪経済大学専任講師。教授、特任教授を経て2014年退職。現同大学名誉教授。2012年日中友好協会大阪府連合会副会長、現在に至る。主著に『現代中国の労働経済―「合理的低賃金制」から現代労働市場へ』創土社、2000年。『奥深く知る中国―天安門事件から人々の暮らしまで』(共著)かもがわ出版、2019年6月。
参加協力費(資料代):500円(チラシはこちら)
会場への交通機関
JR立花駅から阪神バス15番「阪神尼崎」行き、「中央公民館」下車。阪神尼崎駅から阪神バス13番「阪急塚口」行き、「尼崎総合医療センター」下車。阪急塚口駅から阪神バス13番「阪神尼崎」行き、「尼崎総合医療センター」下車。
主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net
月曜日(28日)早朝より弊サイトにアクセスができないという事象が発生しており、皆様にはご迷惑をおかけしました。原因は弊サイトを設置しているサーバのトラブルによるものでした。
本日、復旧にこぎつけました。今後ともよろしくお願いいたします。
追記:この記事を書いた後も断続的にアクセス不能の状態が発生しており迷惑をお掛けしました。ホスティングサービス会社より「症状は解消しつつある」と返事をもらっています。これに懲りず弊サイトを今後ともよろしくお願いいたします。
朝鮮半島と日本を非核・平和の地域に
非核「神戸方式」記念碑(愛称:平和の美海ちゃん)が、市民の募金により建立されてから12周年となりました。
今、日韓関係が悪化していますが、市民間の交流が重要になっています。とりわけ、非核・平和の北東アジアに向けての、日本・韓国市民の連携が重要な時期になっています。今回の学習会講師の津川さんは、今年5月に韓国で開催された「日韓国際フォーラム」に参加するなど、日韓市民の連携に取り組んでおられます。釜山市の平和団体から「非核神戸方式を釜山港でも実現したい」との声が寄せられていることなど」、両国市民の連帯について話して頂きます。
●日時:11月10日(日)午後1:30 平和の美海ちゃん像前集合(神戸市中央区海岸通り3丁目、KCCビル前、JR元町駅西口から南へ徒歩5分)
●学習会:午後2時~4時 神戸まちづくり会館2階ホール(元町商店街4丁目、大丸前入り口から西へ7~8分)
講師:津川知久 氏 兵庫県原水協筆頭代表理事
「北東アジアの非核・平和へ 日本・韓国市民の連携促進を」
参加費:500円
主催:センター神戸(全神戸労働組合センター)・非核「神戸方式」記念碑建立実行委員会 Tel&Fax:(078)391-1909