2018南京の記憶をつなぐ映画祭

同じ過ちを繰り返さないために

私たちは、過去の歴史を正面から見据え、同じ過ちを繰り返さないために、中国侵略の象徴である「南京大虐殺」の事実を明らかにしていく活動をしています。

2014年から市民団体や個人が参加する実行委員会形式でドキュメンタリー映画の上映に取り組んできました。南京の記憶をつないでいく集いとして、今年は日本初公開を含めた4本の南京大虐殺のドキュメンタリー映像の上映を計画しています。また、紫金草合唱団による鎮魂歌の演奏があります。

日時:12月2日(日)9:50~16:00

会場:エルおおさか南館5階ホール

*地下鉄・京阪「天満駅」下車西へ300m

   9:50 開会あいさつ

10:00     「アイリス・チャン」 紫金草合唱団(演奏)

12:40     「南京の松村伍長」「証言者―張秀紅」

14:15 「南京引き裂かれた記憶」

※各回ごとの入れ替えとなります。 

費用:1日通し券 前売・1500円、当日2000円 単券800円

主催:「南京の記憶をつなぐ」実行委員会

連絡先:090-8125-1757   銘心会南京)

2019年カレンダー「中国悠久の旅」

悠久の歴史・美しい中国の風景写真を紹介

協会がカレンダーの制作普及を始めてから今年で16年になります。2019年版カレンダーは「悠久の旅」にふさわしい中国各地の写真が、表紙と12か月のページを飾っています。

表紙は、四川省丹巴県の「美人谷」。美人の多さと風景の美しさから「美人谷」と呼ばれるこの地は海抜1800mに位置し、周辺には木と石を組み合わせた防衛用の建物が500以上もあります。2000年前のものとされ、4000年と言われる中国の歴史の奥深さを伝えています。

カレンダー「中国悠久の旅」は文字通り、家庭や職場にいながらにして中国を旅する気分をかき立てています。

B3判(ヨコ36.4cm×タテ51.5cm)カラー13枚(表紙含む)

定価:1,200円(税込み・送料別)

企画・制作 日中友好協会 ご注文、お問い合わせは下記へ

日本中国友好協会兵庫県連合会または最寄りの協会支部へ

Tel&Fax(078)412-2228(県連合会)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「日中友好ブックレット3」を発行

日本は中国でなにをしたか―侵略と加害の歴史―

日本中国友好協会は、中国をはじめとした国々への侵略戦争を再び繰りかえさせないために、不再戦平和運動を柱としています。このブックレットを多くの方に読んで頂き、学び合って、日本が再び戦争への道を歩まないようにするための一助になればと願っています。

ブックレット内容

「1」半世紀にわたり中国を侵略し続けた日本「2」1915年の対華二十一ヵ条要求「3」満州事変・日中戦争への道の転換点となった1928年「4」満州事変「5」1936年に準備された日中戦争「6」日中全面戦争の開始「7」日本軍の南京占領と南京大虐殺「8」日中戦争は長期泥沼戦争へ「9」日中戦争の行き詰まりから南進・北進へ始動「10」華北における治安戦(三光作戦)「11」重慶無差別爆撃「12」日中戦争からアジア太平洋戦争開戦へ「13」アジア太平洋戦争の総兵站基地化とその破綻「14」日中戦争に敗れた日本

その他14のコラム、写真、証言などを紹介しています。

コラムには、兵庫県連合会が2014年に2度現地を訪問し、被害者のべ8人から証言を聞き、事件研究者からも話を聞き、大虐殺があった現場や今も犠牲者の遺骨が地表に現れている「千人坑」を見学し、防衛庁防衛研修所「戦史室」の資料を調べまとめた廠窖大虐殺事件が写真とともに紹介されています。表紙の写真は、血水河遺跡(湖南省廠窖鎮)で「この河が、日本軍機の機銃掃射を受け舟で避難していた多数の人々の血で赤く染まった」と証言する事件目撃者の全伯安さん(当時88歳)。

定価:600円+税(送料別)A4判・80ページ 

日本中国友好協会編 発行:本の泉社

申込先:日中友好協会兵庫県連合会 Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「日中友好・夢コンサート2」開催

二胡・フルス・中国琵琶の音色に心安らぐ

昨年に続き、東神戸支部主催の「日中友好・夢コンサート2」が11月11日(日)午後、神戸・六甲道勤労市民センターで開催され市民80人余が参加しました。

コンサートでは、劉偉さん(内モンゴル出身・モンゴル民謡歌手、中国笛・フルス奏者)、エンキさん(大連出身・中国琵琶奏者)、陳曼麗さん(西安出身・二胡奏者)、次郎丸智希さん(ピアノ奏者)が中国、モンゴル、日本の歌曲など15曲を演奏しました。次郎丸さんは15曲全てを演奏し、劉偉さんはフルス(フル=瓢箪、ス=シルク)について紹介、エンキさんは中国琵琶について、マンドリンに似た楽器で、べっ甲の爪で演奏しますと説明。陳さんの二胡演奏では、哀愁を帯びた優しい音色に参加者はじっと聞き入っていました。最後に4人の奏者は、四季に因んだ日本の曲、「さくら」「夏の思い出」「里の秋」「雪やこんこ」を演奏、会場からのアンコールに応えて「ふるさと」を演奏、参加者は晩秋のひと時を心安らぐ思いで素晴らしい演奏に聞き入り、大きな拍手を送っていました。

参加者からは、「民族音楽が好きで何度かコンサートに来ています。音楽を通じて両国が今後も長く友好関係が続くことを望みます」「国の政争をする人たちはともかく、国民同士が仲良くしなければと思います」などのアンケートが寄せられています。

中国「残留孤児」・中国留学生との友好交流会

日本と中国の家庭料理やゲーム、歌、トークで楽しく交流

地元在住の中国帰国者や中国留学生と共に日本の家庭料理、中国の郷土料理を交互につくり、みんなで食べてゲームや歌、トークで交流する集いを日中友好協会西宮支部が続けています。今回は日本の家庭料理をつくり交流します。

●11月25日(日)午前10時30分~午後5時

●西宮市中央公民館6F「調理室」(阪急「西宮北口」駅南へすぐ)

交流内容:和風「豚汁」「炊込みご飯」「卵焼き」「酢の物」を作り、皆で一緒に食べます。ビンゴ―ゲーム大会、歌を一緒に歌います。グループ毎におしゃべりをして楽しく交流します。

どなたでも参加できますのでお気軽にどうぞ!

参加費:1,000円 「残留孤児」「留学生」は500円

主催/申込先:日中友好協会西宮支部 ☎0798-38-8081

第41回兵庫の「語りつごう戦争」展

戦争する国の社会・戦争と子ども、学校・戦時中の暮らしの写真や資料の展示で戦争を伝え学ぶ

兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会は第41回兵庫の「語りつごう戦争」展を12月5日~9日に開催します。戦時の写真や資料の展示と平和色紙展、子供コーナーを設け、親子での見学を呼びかけています。期間中、「12・8のつどい」「戦争体験を聞くつどい」を開催します。

  • 展示期間:2018年12月5日(水)~9日(日)
  • 時間:午前10時~午後7時(5日は午後1時~、9日は午後4時まで)
  • 会場:妙法華院1F、2F(高速神戸「新開地」駅西口上がり南すぐ)

「戦争体験を聞くつどい」午後1時30分~ 3階会議室

・12月5日(水)「赤紙を配って」村田千恵子さん

・12月6日(木)「集団疎開の思いで」鈴木久子さん

・12月7日(金)「日中の狭間を生きて」宮島満子さん

・12月9日(日)「戦時下の少年」戸崎曽太郎さん

「12・8のつどい」12月8日(土)午後6時~4階和室

テーマ:「明治150年と教育勅語」

講師:山内英正さん(兵庫歴史教育者協議会)

何れも 入場無料

主催:第41回兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会

お問い合わせ先:090-5896-6048(上野)

池谷薫監督特集「人間」を撮る

延安の娘・蟻の兵隊・先祖になる・ルンタを上映

池谷薫監督(映画監督、甲南女子大学教授)からのメッセージ

―人間を撮ることで私が追い求めてきたものは、いつも「人間の尊厳とは何か」という根源的な問いかけでした―

12月、世界人権宣言が70周年を迎えるのを記念して、僕の映画4作品の特集上映が神戸元町映画館、大阪シネ・ヌ―ヴォで開催されます。(元町映画館12/8~、シネ・ヌ―ヴォ12/15~、それぞれ1日2本ずつ1週間)

文化大革命、日中戦争、東日本大震災、チベット問題・・これまで異なるテーマで人間を追い続けてきましたが、たどり着くのはいつも「人間の尊厳とは何か」という根源的な問いかけでした。これまで支えてくださった皆様に感謝するとともに、一人でも多くの方々に僕の映画をご覧いただきたいと願っています。

(上映日程、時間等詳しくはチラシ裏面をご覧下さい)

●神戸・元町映画館 12月8日(土)~12月14日(金)

※JR/阪神「元町」駅西口から南西に徒歩約5分(元町商店街4丁目)

●大阪・シネ・ヌーヴォ 12月15日(土)~12月21日(金)

※大阪メトロ中央線「九条」駅6号出口、阪神なんば線「九条」駅2番出口から徒歩約3分

当日料金:一般1,500円/シニア(60歳以上)1,100円ほか「前売り券」神戸・大阪共通2回券2,400円(各館上映前日まで販売)

中国帰国者が証言します―日中の狭間に生きて―

元「残留孤児」が語る―忘れられない戦争の年月

中国帰国者の宮島満子さんは、1938年3歳の時、一家11人で当時の「満州」東安省密山県(現・黒龍江省)に第6次長野村開拓団として入植。父親、長兄が根こそぎ動員で兵隊にとられ、ソ連侵攻後、ソ連機の銃撃の下で地獄のような逃避行の途上、兄弟・姉妹、母親が衰弱と病気で次々亡くなり孤児となりました。

その後中国人養父に育てられ、1985年5月に永住帰国するまで中国大陸で想像を絶する苦難の体験を重ね生き抜いてこられました。この度、兵庫の「語りつごう戦争」展で自身の体験を証言します。ぜひお聞き下さい。(写真・右側が宮島満子さん、中央は奥山イク子さん、左側は大中はつゑさん、何れも中国帰国者)

日時:2018年12月7日(金)午後1時30分

会場:妙法華院 3階会議室 ―参加無料―

※神戸高速鉄道「新開地」駅西口を上がり、南へすぐ。神鉄ビル南側

証言者:宮島満子さん(1935年長野県生まれ)

主催:兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会

神戸市兵庫区永沢町4丁目5-8   連絡先:☎090-5896-6048(上野)

中国茶講座「茉莉花茶」

上質なジャスミン茶を楽しみます

リラックス効果や覚醒効果のあるジャスミン茶。一杯のジャスミン茶が部屋中を芳香で満たしてくれます。お目覚めの一杯に、秋の夜長の読書のお供に、上質なジャスミン茶を楽しんでみませんか?

  • 日時:2018年11月28日(水)午後1:30~3:00
  • 会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

茶の産地、種類、特徴、淹れ方などを説明して頂きます(資料あり)。

参加費:1,000円(お茶の土産、茶菓子付)

事前にお申込み下さい。定員15人(先着順)

会場は、阪急岡本駅南を西へ徒歩1分、岡本教会の東隣のビル3F

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228   E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net

漢詩を読む会12月は杜甫「登高」

小高い丘に登り一日を楽しむ晩秋の行事

高い建物の屋上に登っても「登高」とは言わない。九月九日、菊の節句に、家族そろってご馳走や酒をぶら下げ、小高い丘に登って一日を楽しむ、そういう晩秋の行事を「登高」という。流浪の旅に出ていた杜甫は、五十五歳の九月九日、たったひとりで丘に登ります(故・一海知義著「漢詩入門」より)。     上図は百度百科「登高」

晩年の杜甫の境遇が窺われ、七言律詩の最高傑作とされる詩です。望郷・老境・貧困・多病の杜甫が詠まれていますが、この様な逆境の中で、いかに詩が詠まれたのでしょうか。

―第14回「漢詩を読む会」

日時:2018年12月8日(土)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」阪急「岡本」駅南を西へ徒歩約1分、1Fに「鳥貴族」が入る建物の3Fです。

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:杜甫「登高」

資料代:1,000円 事前に参加ご予約お願いします。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

Tel&Fax(078)412-2228  E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net