第41回兵庫の「語りつごう戦争」展

戦争する国の社会・戦争と子ども、学校・戦時中の暮らしの写真や資料の展示で戦争を伝え学ぶ

兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会は第41回兵庫の「語りつごう戦争」展を12月5日~9日に開催します。戦時の写真や資料の展示と平和色紙展、子供コーナーを設け、親子での見学を呼びかけています。期間中、「12・8のつどい」「戦争体験を聞くつどい」を開催します。

  • 展示期間:2018年12月5日(水)~9日(日)
  • 時間:午前10時~午後7時(5日は午後1時~、9日は午後4時まで)
  • 会場:妙法華院1F、2F(高速神戸「新開地」駅西口上がり南すぐ)

「戦争体験を聞くつどい」午後1時30分~ 3階会議室

・12月5日(水)「赤紙を配って」村田千恵子さん

・12月6日(木)「集団疎開の思いで」鈴木久子さん

・12月7日(金)「日中の狭間を生きて」宮島満子さん

・12月9日(日)「戦時下の少年」戸崎曽太郎さん

「12・8のつどい」12月8日(土)午後6時~4階和室

テーマ:「明治150年と教育勅語」

講師:山内英正さん(兵庫歴史教育者協議会)

何れも 入場無料

主催:第41回兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会

お問い合わせ先:090-5896-6048(上野)

池谷薫監督特集「人間」を撮る

延安の娘・蟻の兵隊・先祖になる・ルンタを上映

池谷薫監督(映画監督、甲南女子大学教授)からのメッセージ

―人間を撮ることで私が追い求めてきたものは、いつも「人間の尊厳とは何か」という根源的な問いかけでした―

12月、世界人権宣言が70周年を迎えるのを記念して、僕の映画4作品の特集上映が神戸元町映画館、大阪シネ・ヌ―ヴォで開催されます。(元町映画館12/8~、シネ・ヌ―ヴォ12/15~、それぞれ1日2本ずつ1週間)

文化大革命、日中戦争、東日本大震災、チベット問題・・これまで異なるテーマで人間を追い続けてきましたが、たどり着くのはいつも「人間の尊厳とは何か」という根源的な問いかけでした。これまで支えてくださった皆様に感謝するとともに、一人でも多くの方々に僕の映画をご覧いただきたいと願っています。

(上映日程、時間等詳しくはチラシ裏面をご覧下さい)

●神戸・元町映画館 12月8日(土)~12月14日(金)

※JR/阪神「元町」駅西口から南西に徒歩約5分(元町商店街4丁目)

●大阪・シネ・ヌーヴォ 12月15日(土)~12月21日(金)

※大阪メトロ中央線「九条」駅6号出口、阪神なんば線「九条」駅2番出口から徒歩約3分

当日料金:一般1,500円/シニア(60歳以上)1,100円ほか「前売り券」神戸・大阪共通2回券2,400円(各館上映前日まで販売)

中国帰国者が証言します―日中の狭間に生きて―

元「残留孤児」が語る―忘れられない戦争の年月

中国帰国者の宮島満子さんは、1938年3歳の時、一家11人で当時の「満州」東安省密山県(現・黒龍江省)に第6次長野村開拓団として入植。父親、長兄が根こそぎ動員で兵隊にとられ、ソ連侵攻後、ソ連機の銃撃の下で地獄のような逃避行の途上、兄弟・姉妹、母親が衰弱と病気で次々亡くなり孤児となりました。

その後中国人養父に育てられ、1985年5月に永住帰国するまで中国大陸で想像を絶する苦難の体験を重ね生き抜いてこられました。この度、兵庫の「語りつごう戦争」展で自身の体験を証言します。ぜひお聞き下さい。(写真・右側が宮島満子さん、中央は奥山イク子さん、左側は大中はつゑさん、何れも中国帰国者)

日時:2018年12月7日(金)午後1時30分

会場:妙法華院 3階会議室 ―参加無料―

※神戸高速鉄道「新開地」駅西口を上がり、南へすぐ。神鉄ビル南側

証言者:宮島満子さん(1935年長野県生まれ)

主催:兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会

神戸市兵庫区永沢町4丁目5-8   連絡先:☎090-5896-6048(上野)

中国茶講座「茉莉花茶」

上質なジャスミン茶を楽しみます

リラックス効果や覚醒効果のあるジャスミン茶。一杯のジャスミン茶が部屋中を芳香で満たしてくれます。お目覚めの一杯に、秋の夜長の読書のお供に、上質なジャスミン茶を楽しんでみませんか?

  • 日時:2018年11月28日(水)午後1:30~3:00
  • 会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

茶の産地、種類、特徴、淹れ方などを説明して頂きます(資料あり)。

参加費:1,000円(お茶の土産、茶菓子付)

事前にお申込み下さい。定員15人(先着順)

会場は、阪急岡本駅南を西へ徒歩1分、岡本教会の東隣のビル3F

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228   E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net

漢詩を読む会12月は杜甫「登高」

小高い丘に登り一日を楽しむ晩秋の行事

高い建物の屋上に登っても「登高」とは言わない。九月九日、菊の節句に、家族そろってご馳走や酒をぶら下げ、小高い丘に登って一日を楽しむ、そういう晩秋の行事を「登高」という。流浪の旅に出ていた杜甫は、五十五歳の九月九日、たったひとりで丘に登ります(故・一海知義著「漢詩入門」より)。     上図は百度百科「登高」

晩年の杜甫の境遇が窺われ、七言律詩の最高傑作とされる詩です。望郷・老境・貧困・多病の杜甫が詠まれていますが、この様な逆境の中で、いかに詩が詠まれたのでしょうか。

―第14回「漢詩を読む会」

日時:2018年12月8日(土)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」阪急「岡本」駅南を西へ徒歩約1分、1Fに「鳥貴族」が入る建物の3Fです。

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:杜甫「登高」

資料代:1,000円 事前に参加ご予約お願いします。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

Tel&Fax(078)412-2228  E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「日中友好・夢コンサート」間もなく開催

フルス・琵琶・二胡の演奏と歌&ピアノ演奏

東神戸支部主催の「日中友好・夢コンサートⅡ」の開催が近づきました。今回出演のエンキさんは、中国琵琶奏者の第一人者として活躍中で、CDアルバムを7枚リリースしています。初出演の二胡奏者・陳曼麗さんは、5歳の時に二胡を手にし、12歳で陝西省芸術学校に入学、7年間学んだ後、陝西省の劇団で6年間活動。1993年来日以来、関西を中心に演奏活動を行っています。ピアノ担当の二郎丸智希さんは、大阪大学文学部(音楽学)卒で、同大学院、神戸大学大学院で学びながらピアノ、声楽、伴奏法を習得、現在、作・編曲者、ピアニストとし活躍中です。今回の「日中友好・夢コンサート」に多くの方が来場されることをお待ちしています。

日時:2018年11月11日(日)午後2時開演(午後1時30分開場)

会場:神戸市立六甲道勤労市民センター5階ホール

JR六甲道駅下車、隣接する南側のビル5F

入場料:一般前売り1,500円(当日300円増)

学生・留学生・中国帰国者800円、高校生以下無料

主催:日本中国友好協会東神戸支部

前売りチケットは Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:sps98kg9@kobe.zaq.jp

前赤旗北京特派員が中国を語る

中国社会の変化―技術で生活が一変

2012年6月~2017年12月まで北京に在住し、中国の各分野、各地で取材活動を続けてこられた赤旗・前北京特派員の小林拓也記者が10月20日、神戸市内で中国の現状と日中友好について講演しました

中国の四大発明として、高速鉄道・スマホ決済・シェア自転車・ネットショッピングの現状を紹介。中国に住んで非常に暮らしやすい社会を実感。現金なし、全てインターネットで生活できる。しかしシェア経済もバラ色ではない。不動産、物価はすごい勢いで上昇。家族経営の商店などが姿を消し、チェーン店に変わり、生活に密着した店がつぶれる。ネットでの買い物でしか手に入らない。北京では出稼ぎ労働者を追い出し、強制的にきれいな街並みに変えているという。空港や駅での荷物検査が厳しく、地下鉄に乗るにも荷物検査があり、身分証明書が必要。日本のマイナンバー制度の未来を連想させる。

改革開放から40年、マイナス面が噴出

腐敗、環境汚染、貧富の格差、経済の質でマイナス面が2013年頃から一気に噴出。習近平政権が向き合うことになった。どう解決するのか。三大堅塁攻略戦として①経済・金融リスクの防止と解消②貧困脱却。2020年までに貧困人口をゼロに③汚染対策。大気汚染、水質・土壌汚染、森林保護を目指している。

社会への管理強まる。言論・メディア・インターネットの統制

携帯電話、インターネット、SNSの実名登録制、AI、ビッグデータを利用した管理、ほぼ独自報道がなくなった新聞。厳しいネットメディアへの規制、微博、微信は規制。Line、Facebook、Twiterなどは全て規制されている。社会を乱すものは許さないということで民主・人権活動を弾圧。テロ対策として、新疆ウイグル自治区でウイグル族ら100万人を拘束し、「再教育」。以前は代表的人物だけを拘束していたが、この5年間は誰でも連行され、集まって活動することは出来ない。

中国は「社会主義をめざす国」か

中国の特色ある社会主義の本質的特徴は、中国共産党の指導。社会主義核心価値観(富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善)。中国経済は規制が殆んどない自由経済。労働者の権利を守るルールが殆んどない。

習近平指導部のもとでの中国政治の変化

習近平独自の戦略を発表・・「中華民族の偉大な復興実現の中国の夢」「五位一帯(経済建設、政治建設、文化建設、社会建設、生体文明建設)の統一的推進」「四つの全面(小康社会の全面的完成、改革の全面的進化、全面的な法に基づく国家統治、全面的な厳しい党内統治)の推進」「四つの意識(政治意識、大局意識、核心意識、一致意識)」「四つの自信(道路の自信、理論の自信、制度の自信、文化の自信)の確立」「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を提唱。空前の反腐敗闘争・第18回党大会で強い危機感を表明した。党大会、全人代で習氏を「人民領袖」と呼ぶことが定着。習近平への権力集中、個人崇拝が懸念される。個人崇拝を批判する文章もあり、最近は過剰なスローガンは少なくなっている。

第19回党大会、3月の両会で示した今後の方向性

「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を党の「行動指針」として党章(党規約)に書き込む。14年ぶりに憲法を改正。国家主席と副主席の「2期10年」の任期制限の撤廃、第1条に「中国共産党の指導は中国の特色ある社会主義の本質的特徴」を追加。党が国・地方政府を指導する。公務員の人事、出版・新聞は党の管理下に置く。アヘン戦争以後、虐げられてきた中華民族が再び世界で輝く。カギは中台の統一、祖国の完全統一は、中華民族の偉大な復興の必然的要求。

安定を望む世論と懸念する知識人

庶民は改憲に興味がない。そもそも憲法を知らない、関心があるのは年金や医療、子供の教育や結婚問題。問題を解決するために強い政権による安定が必要との声は根強い。中国では、強いリーダーが必要だという声が多い。国内の安定、2020年の小康社会の全面的実現、経済の転換、脱貧困、環境保護、中台の統一、外交政策で強いリーダーを求めている。

日中友好をどうつくっていくか

反日デモから6年が経つ、日本のテレビではすべての中国人が反日デモをしているかのように描いていたが、北京では日本大使館以外は静かだった。日本人が理解すべきは、中国国民の怒りの根底に歴史問題があり、尖閣問題と歴史問題は結び付いている。抗日戦争勝利記念日(9月3日)、南京大虐殺記念日(12月13日)が国家哀悼日になった。南京は、「国際平和都市協会」に加盟し、南京大虐殺を人類史の教訓として、世界平和に貢献していく決意。中国では未来を見据えた新しい動きが始まっている。日中関係は表面上回復軌道に乗っているように見えるが日中の構造的矛盾は解決していない。そして安倍政権の改憲を警戒している。台頭する中国とどう向き合うかが、これからの日本の課題である。(講演内容より)

孫文2018特別展&特別講演会

日本の孫文・宋慶齢ゆかりのミュージアム展

11月12日は孫文の誕生日(1866年、中国広東生まれ)です。市民の皆さまに孫文の生涯と活動をより広く、深く理解して頂こうと、孫文記念館、孫文研究会、移情閣友の会が共同して毎年11月に「孫文月間」を催してきました。今年は兵庫県政150年・日中平和友好条約締結40周年にあたります。

この年に、孫文記念館では、孫文と縁の深い日本の記念施設などを特別展で紹介します。特別講演会では「孫文と日本のつながり」、また特別展と連動して「日本各地の孫文ゆかりの施設」を紹介する予定です。

「特別展」日本の孫文・宋慶齢ゆかりのミュージアム展

  • 期間:11月1日(木)~12月2日(日)10:00~17:00
  • 会場:孫文記念館(JR舞子駅、山陽電鉄舞子公園駅より徒歩5~10分)
  • 入場料:一般300円、70歳以上200円、高校生以下無料

「特別講演会」―孫文・宋慶齢を支援した日本の人々

  • 日時:11月28日(水)13:45~16:45
  • 会場:兵庫県公館(地下鉄県庁前駅より5分、JR・阪神元町駅より徒歩
  • 10分)
  • 講師:安井三吉神戸大学名誉教授・孫文記念館名誉館長
  • テーマ:孫文と日本―「広東暴徒」・「辛亥元勲」・「王道覇道」 

参加無料・事前申し込みが必要です Fax:078-785-3440

E-mail: sunwen150@gmail.com 電話での申し込みは出来ません

主催:孫文記念館(移情閣)☎078-783-7172

共催:孫文研究会、移情閣友の会

安倍首相による靖国神社への真榊奉納に抗議する

安倍晋三内閣総理大臣に抗議文送る

安倍晋三首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納したことに日中友好協会は抗議文を首相宛に送付しました。

抗議文

靖国神社の秋季例大祭にあたる17日、安倍晋三首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納したと報道された。安倍首相の靖国神社への供物の奉納は今年8月の終戦記念日に「自民党総裁」の肩書で玉串料を奉納したのに続くもので、春秋の例大祭での真榊奉納と終戦記念日の玉串料奉納が毎年繰り返されている。

靖国神社は侵略戦争に国民を駆り立てる精神的な支柱であっただけでなく、いまもなお、A級戦犯を合祀し、侵略戦争を美化・正当化する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、国を代表する首相が侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを内外に示すとともに、憲法9条改悪の動きと重なって、日本が再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な疑念を生じさせるものである。

日本中国友好協会は、侵略戦争の美化・正当化につながる靖国神社への真榊の奉納に強く抗議するとともに、国際社会が共有する歴史認識を重視し、アジアと世界の平和と安定のために平和国家としての役割を果たすことを日本政府に強く求めるものである。

2018年10月19日 日本中国友好協会(会長 大村新一郎)

中国茶講座で台湾茶の飲み比べ

高山茶・「梨山高山茶」と「杉林渓高山茶」

梨山高山茶は標高2000m~2600mで作られる高山茶で、雑味や渋味の全くないまろやかな味わいが特徴のお茶です。

杉林渓高山茶は標高1600m~1800mで作られる高山茶。爽やかで清々しい香りと透明感のあるすっきりとした味わいが特徴です。

鉄観音茶・「安渓鉄観音」と「木柵鉄観音」

福建省で作られる「安渓鉄観音」と台湾で作られる「木柵鉄観音」の2つがあります。

安渓鉄観音・茶葉は濃い青緑色をしていて、味は新鮮で爽やか、甘みもあり、口中に広がる余韻を楽しむことができます。

木柵鉄観音・茶葉は球形で茶色~褐色です。味は芳醇で甘く、微かに果物のような酸味も感じられます。

台湾紅茶・「日月潭紅茶」と「密香紅茶」

日月潭紅茶(紅玉紅茶)は、赤く美しい褐色と、メントール系のすっとした香りが特徴、味は濃厚で果物のような甘味があります。

密香紅茶は、バラの花のような香りと蜂蜜のような甘味が特徴で歴史は浅いながらも、現在大へん人気のある紅茶です。

「中国茶講座」次回は11月28日(水)13:30~開催します。どなたでもご参加頂けますのでお気軽お越し下さい。