中国から県内自治体へ医療用防護物資届く

加古川市役所へ中国桂林市からマスク5万枚

4月25日、加古川市と友好都市提携を結んでいる中国・桂林市からマスク5万枚が届きました。今年1月末、新型コロナウイルス感染が拡大していた中国広西チワン族自治区桂林市へマスク1万2千枚を寄贈していました。加古川市は市内の学童保育や福祉施設などで活用するとしています。(加古川市、写真は神戸新聞より)

神戸市や西宮市にも中国から医療用防護物資届く

3月27日、西宮市と友好都市提携を結んでいる中国浙江省紹興市から「日本加油!西宮加油!」のメッセージが貼られた段ボール箱47個が届きました。贈られてきたのは、医療用マスク3万8千枚、防護服1千着、ゴーグル3千個で、西宮市内の医療機関などに配布されます。(西宮市)

4月10日、交流のある中国遼寧省大連市から新型コロナウイルス感染症対策支援物資として医療用防護服約3千着、医療用ゴム検査手袋約1万枚、一般用マスク約20万枚が神戸市役所に届きました。支援物資に添付されたメッセージには「瀟瀟春雨下、相約一把傘 神戸加油!日本加油!」(春雨を一緒に傘をさして身を寄せ合って乗り切りましょう。神戸がんばれ!日本がんばれ!)と書かれていました。神戸市は民間病院を含む市内医療機関等へ配布するそうです。(神戸市)

中国茶の起源と分類

中国茶の起源

新茶の季節となりました。中国茶について、その起源と分類を知るため中国百科検定公式テキスト「中国百科」より紹介します。

中国で生まれた茶は、中国国内で様々に変化し、世界中に広がりました。唐代に茶聖と呼ばれる陸羽が著した世界最初の茶専門書「茶経」の中では、一之源(茶の源)に「茶者南方之嘉木也」と記され、茶が中国の南方の木であると述べられている。また、七之事(第七章)の冒頭に「三皇  炎帝神農氏」と名前が挙げられている。農業の神様、本草学の始祖と言われる神農は、山野を駆け巡り、野草を食べては、食べられる植物を人々に教えていた。時には毒草にあたり苦しむが、神農は茶の葉を噛んで解毒したと伝えられている。

「茶を飲む習慣は、遠く神農の時代から(紀元前3400年頃)から始まり魯の周公旦によって世に広められた(紀元前1046頃)と記されている。最初は「薬」として飲まれていたと考えられるが、次第に庶民の飲み物として広まっていった。茶には特有のよい香りがあり、飲むと爽やかな気持ちになる。また、様々な成分が活力を増進し、疲労の回復に役立つ。その薬効作用と味、香りの良さからやがて世界中に普及し、それぞれの国の風土や文化に合った形で発展していった。

中国茶の分類

茶樹から若芽を摘み取り、各種の茶葉に製茶する。製茶した茶葉の種類を大きく分けると基本茶類(1次加工茶)と再加工茶類(2次加工茶)の2種類になる。基本茶類には緑茶、白茶、青茶、紅茶、黄茶、黒茶があり(6大分類茶)、発酵の度合いで種類が分かれている、再加工茶には花茶、緊圧茶、粋取茶、果味茶、茶飲料、薬用保健茶などがある。(中国百科検定公式テキスト「中国百科」より抜粋)

マスクの自動販売機登場

香港では自動販売機で1000万枚無料配布も

新型コロナウイルスによる感染拡大でマスク不足が続く中、香港市街や台湾台北市の保険センター、吉林省長春市の地下鉄駅などにマスクの自動販売機が登場しています。北京市の住宅地や欧州、日本の山形市でも自販機設置のニュースがあります。(写真:山形市内のニット製品などを手掛ける会社の前に設置されたマスク自販機。山形新聞より)

美術品収集家として知られるエイドリアン・チェン氏が特別製の自動販売機を香港の18地区に設置し費用や数量不足でマスクが買えずに苦しんでいる人たちのために1000万枚のマスクを無料配布する、その第1弾として社会的に弱い立場にいる人たちや低所得層が入手できるようにするとしている。自販機で入手するために使用されるカードには身元確認のためのQRコードが割り当てられ、カードを使えば自販機からマスクを受け取ることができるという。(CNN)

西宮で「火垂るの墓」記念碑が6月完成予定!

「戦争の不条理」思い起し、寄付を集め建立めざす!

野坂昭如さんの実体験をもとに書かれた小説「火垂るの墓」の舞台となった西宮市で、作品の記念碑を建立しようと昨年8月、住民らが実行委員会を立ち上げ、700万円を目標に寄付を訴えてきました。記念碑の建設予定地は、神戸大空襲で母を亡くし、西宮の親類宅を頼ったが追い出された兄妹が暮らした防空壕近くにあるニテコ池北側の西宮震災記念碑公園内で、今年6月7日に建立される予定です。自然石でつくられ高さ2.2m、碑には小説の誕生地と刻み、両脇に野坂さんの戦争体験や小説を紹介する碑も設置するとしています。

日中友好協会西宮支部は、記念碑建立に向け寄付を募っていることを知り、役員会で相談し協力することを決め、目標額を決めて取り組み、3月25日に集まった募金を実行委員会に振り込みました。支部の機関紙4月号で「戦後75年『戦争の不条理』を思い起して“火垂るの墓”記念碑が6月に設置完成!」と題し会員に伝えています。

中国湖北省武漢市の封鎖が解除されました!

76日ぶりに動き始めた武漢の街!

中国湖北省武漢市が4月8日午前0時、実に76日ぶりに封鎖解除されました。3月28日、地下鉄、公共バス、鉄道の乗り入れが再開されましたが、幹線道路や航空便は再開を待っていました。封鎖が全面解除となった4月8日、中国の報道機関は一斉に武漢市街の様子や封鎖中の市民生活、感染症と闘う医療現場の状況などを報じています。(写真上:漢口駅へ向かう人々、中:封鎖が解除された幹線道路、4月8日、下:街の様子、4月12日 百度快照より)

澳門政府新型コロナ経済対策第2弾発表

中国本土、香港、台湾からの入境規制強化

澳門政府新型コロナウイルス感染症対策センターは3月24日、感染拡大防止のため、過去14日間に海外渡航歴のある中国本土、香港、台湾からの入境を禁止すると発表。これまでは外国人、海外出稼ぎ労働者の入境を禁止していたが、中国本土、香港、台湾からは規制の対象から除外していた。3月中旬以降、それまで40日連続で新規感染者を確認しなかったが、中国以外(ポルトガル・スペイン・インドネシア・フィリピンなど)からの入境者の感染者が相次ぎ発生、3月27日発表の累計感染者数は33人となっています。世界遺産の名所も観光客の姿はなく閑散としています。

居民IDカード保有の給与所得者、企業に現金や電子商品券配る

李偉農経済財政長官は4月8日、定例記者会見でマカオ居民IDカード保有の給与所得者に1万5千パタカ(日本円換算約20.4万円)、企業に対し従業員数に応じて1万5千~20万パタカ(日本円換算約20.4万円~272.6万円)を支給、マカオ居民IDカード保有者に5千パタカ(約6.8万円)分がチャージされた電子商品券を配付するなどの6項目からなる新型コロナ経済対策第2弾の概要を発表しました。対策では、年収72万パタカ(約981万円)以上の高額所得者と公務員は対象外となるが、就労人口の約7割が恩恵を受けるとのこと。5月から毎月3か月にわたって支給される予定です。〈マカオ新聞より)

聖ポール天主堂跡、2月中旬撮影。人の姿は見られない。
セナド広場、3月25日撮影。観光客の姿は見られない。
街の様子、3月25日撮影。街を歩く人は非常に少ない。
マカオタワー、3月27日撮影。タワーは赤、ピンク、青と色を変え美しく聳え立っている!

四川省西昌で大規模森林火災発生!

消防隊員18人と森林局関係者1人が犠牲に

AFPBBニュースによれば、3月30日午後、四川省南部の山岳地帯にある涼山イ族自治州、西昌市(人口約70万人)郊外の森林で火災が発生。消防車140台以上、ヘリコプター4機、約900人の消防隊員が出動し、緊急当局者ら2000人が火災の鎮圧活動に加わり、火災現場から半径5Km以内の地元住民1200人以上が避難したと伝えています。この火災の消火活動にあたっていた消防隊員18人と森林局関係者1人が死亡したと地元自治体は発表しています。3月31日も引き続き複数のヘリコプターが消火活動にあたっていると伝えています。同地域は昨年3月にも火災が発生しており31人が犠牲となっています。原因は自然現象によるものか、人為的なものなのかはわかっていないという。(写真は中国日報網より)

4月の中国茶講座は中止します

4月の「中国茶講座」は中止します!

4月15日(水)に開催を予定していた「中国茶講座」は中止します。新型コロナウイルスの感染が日々広がり続ける中、飲食を伴う中国茶講座はリスクが高いため、参加者と講師の安全を考慮した結果中止を判断しました。参加ご予約を頂いている方々、また参加を予定されていた方には誠に申し訳けありませんが何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。なお、再開日程については状況を見定めたうえ改めてお知らせ致します。

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国茶講座」

4月11(土)の漢詩を読む会は6月に延期

4月11日(土)に開催予定していた「漢詩を読む会」は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため6月13日(土)に同テーマで開催することになりました。参加を予定されていた方々には誠に申し訳けありませんが何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

第22回「漢詩を読む会」は6月13日(土)に延期します。