みんなで学ぶ中国近現代史

📚 みんなで学ぶ中国近現代史
基本テキスト:『中国史(下)』(山川出版社)

🏯 特別テーマ:「蒋介石と毛沢東」
11月から全4回程度を予定し、中国近現代史の中でも重要な人物である蒋介石と毛沢東を取り上げ、じっくり学びます。
※このテーマに関する「要項」および「資料」は別途プリントで配布いたします。

🗓 第1回のご案内
• 日時:11月22日(土)午後2時〜4時
• 会場:日中友好協会 兵庫県連事務所
• 参加費:1回 500円

📞 お問い合わせ
• 県連事務所:078-412-2228
• 前田(携帯):090-8753-5972

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。歴史を通して、現代をより深く理解するきっかけになるはずです。

高鉄で運ばれる“旅客”とは?生鮮食品が専用座席で全国へ!

2025年11月4日午前8時41分、G1525号高速鉄道が武漢駅を出発し、貴陽北駅へ向かいました。この列車には通常の乗客に加え、「もうひとつの旅客」が乗っていました。それは、三文魚(サーモン)、羊肉、牛乳などの生鮮食品や特産品、生活用品を詰めた“双11(ダブルイレブン)”の宅配便です。総重量はなんと500キロ以上!

🐟 生鮮食品が高鉄でスピード配送
毎朝、湖北省孝感市で水揚げされた新鮮なサーモンが冷蔵パックに詰められ、武漢駅へと運ばれます。そこから高速鉄道「復興号」に乗って、北京・上海・広州などの都市へ向かい、消費者の食卓に届けられます。
このように、内陸で養殖された水産物が高鉄によって当日中に全国へ配送される仕組みが整い、より多くの人が高品質な海産物を楽しめるようになりました。10月以降、毎日平均1200キロのサーモンが武漢から全国へ高鉄で運ばれているそうです。

📦 鮮度を守る工夫と専用ルート
中国鉄路武漢局グループと中鉄快運武漢支社は、真空冷蔵パックや保冷箱、断熱容器などの専用設備を活用し、長距離輸送でも鮮度を保つ工夫をしています。
さらに、武漢の主要駅では生鮮品専用の「グリーン通路」が設けられ、荷物は直接保安検査口へ運ばれ、30分以内に列車へ積み込まれるという効率的な流れが確立されています。
輸送中は温度管理も徹底されており、出荷から到着まで冷蔵状態が保たれる「コールドチェーン」が途切れることなく維持されているため、販売業者も消費者も安心です。

📈 “双11”の宅配ラッシュにも対応
11月1日から始まった“双11”のネット通販ピークに合わせて、高鉄による宅配サービスが本格始動。毎日160本以上の高速鉄道が、乗客用車両の空きスペースや専用の宅配ボックスを活用して、武漢から全国各地へ荷物を運んでいます。
さらに、宅配専用車両を備えた列車も毎日6本運行されており、昨年比で輸送能力は約10%増加。鉄道部門は、安全性・効率性・スピードを活かし、需要に応じた柔軟な運行体制を整えています。

💬 商店の声:「まるで移動する冷蔵庫」
「今年初めて高鉄宅配を利用しましたが、スピードも温度管理も素晴らしく、まるで海鮮専用の移動冷蔵庫のようです。注文もたくさん入り、高品質な海鮮を事前に準備して発送しています」と語るのは、商店を営む林さん。

📮 ちょっとしたお知らせ
あなたの荷物も、今まさに高速鉄道に乗って、あなたの元へ向かっています。どうぞ、受け取りの準備をお忘れなく!

第8回中国国際輸入博覧会が開幕

CR450高速鉄道技術革新プロジェクト、第8回中国国際輸入博覧会で注目の的に
2025年11月5日、上海国家会展中心にて第8回中国国際輸入博覧会が開幕しました。会場では、中国高速鉄道の最新技術成果を紹介する「CR450科技创新工程(技術革新プロジェクト)」が華々しく登場。革新的な展示手法と没入型の体験を通じて、多くの来場者の関心を集め、今回の博覧会の目玉となりました。

国家プロジェクトとしてのCR450の歩み
CR450技術革新プロジェクトは、習近平国家主席による「高速鉄道の自主技術革新」に関する重要指示を受け、国鉄グループが主導し、国内の研究機関・大学・企業が連携して推進している国家「第14次五カ年計画」の重点研究プロジェクトです。
2021年に始動し、時速400kmのCR450型車両の開発と、それに対応する鉄道インフラ技術の研究を中心に進められてきました。これまでに、永久磁石式駆動システム、振動・騒音低減、空気抵抗・エネルギー消費の抑制、制動制御、軽量化など、数々の重要技術を克服。基礎理論から安全性、装備開発に至るまで、多くの成果を挙げています。
2024年12月29日には北京でCR450の試作車が発表され、運行速度、エネルギー効率、車内騒音、制動距離などの主要指標で世界トップレベルを達成。すでに複数の高速鉄道路線(渝黔、武宜、沈白、沪渝蓉)で試験運用が行われ、単列で時速453km、交差時には896kmという新記録を樹立しました。これは、世界初となる時速400km級車両の設計体系と開発手法の確立を意味し、中国の高速鉄道が世界をリードする地位をさらに強化したことを示しています。

展示ブースの見どころ
CR450の展示は、中国館の「総合国力の向上」セクションに設置され、CR450車両の塗装を模した箱型ブースが目を引きます。内部にはCR450AF・CR450BFの模型が並び、背面には大型の湾曲スクリーンを設置。来場者はタッチパネルで操作し、CR450の3D映像を鑑賞したり、試験走行や運転席・車内のVR体験を楽しむことができます。
特に注目は、以下の3つの体験コンテンツです:
• 🎥 没入型映像:CR450の基礎研究から設計、技術開発、試験評価までの道のりを迫力ある映像で紹介。
• 🚄 試験走行シミュレーション:運転士の視点で、CR450が高速で走行・交差する様子をリアルに再現。
• 🕶️ VR全景ツアー:車両内部を仮想空間で歩き回り、次世代高速鉄道の技術と人間中心の設計を体感。

今後の展望
CR450プロジェクトの進博会での公開は、世界に向けて中国の技術力と開放性を示す重要な機会となりました。国鉄グループは今後も研究開発を継続し、2026年にはCR450車両を成渝中線でより実用に近い条件下での全面試験を予定。早期の商業運行を目指し、より快適で便利な鉄道旅行の実現に貢献していく方針です。

学びと味わい、音楽で心和むひととき

第2回 関西ブロック女性交流会 in 兵庫

文:白神博子(兵庫県連合会理事)

2025年9月26日、兵庫県にて「第2回関西ブロック女性交流会」が開催されました。昨年7月に大阪で行われた第1回交流会で「次回は神戸・南京町で」との声が上がり、1年越しの願いが叶った形です。
兵庫、大阪、京都、奈良、和歌山から24名が集まり、学びと交流、そして文化と味覚を楽しむ充実した一日となりました。

🏛神戸華僑歴史博物館で学ぶ
集合場所ではあいにくの雨に見舞われましたが、最初の目的地「神戸華僑歴史博物館」に無事到着。兵庫県連合会の兵頭晴喜理事長より、ビル前にある二つの記念碑について説明がありました。
• 「非核神戸方式の記念碑」
• 「神戸港で犠牲となった殉難者追悼碑」
これらの碑から、戦争の悲劇や平和への願いを深く感じることができました。
館内では、元館長である安井三吉・神戸大学名誉教授より、神戸華僑の歴史について詳しい解説をいただきました。神戸港の開港は1868年1月1日(慶応3年12月7日)で、華僑は1870年代から日本で活躍してきたとのこと。155年にわたる中国とアジアとの深い関係に触れながら、日本における外国人への差別意識や制度の課題についても考えさせられる時間となりました。
「落地生根から遂夢留根(根を張った拠点より、さらに夢の実現に向かう)」という言葉に、中国人のたくましさと国際性を学びました。

🍽中華料理と雲南省の音楽で心をひとつに
次に訪れたのは、南京町のレストラン「雅苑酒家」。兵庫県連・前田清会長のあいさつと乾杯で、豪華な中華料理がスタートしました。
参加者は三つの丸テーブルに分かれて自由に着席し、和やかな雰囲気の中で交流を深めました。特に印象的だったのは、瓢箪笛(フルス)とピアノによる生演奏。雲南省の情緒あふれる音色に、会場全体が包まれました。

💬意見交換と心に残る言葉
食事の後は、大阪府連・浅田美奈子副会長の提案で意見交流タイムが設けられました。
• 和歌山の参加者からは「中国人の知人を協会会員にできるか?」という質問
• 京都からは「次回は京都で開催しては?」との提案
• 奈良の参加者は、反戦活動家・長谷川テルの思想を紹介
• 兵庫の参加者からは、日本語学試験の厳しさについての話と「すべての外国人に親切に接してほしい」との温かい言葉
最後に、兵庫県連・白神博子理事より閉会のあいさつがありました。

この言葉に、参加者一同が深くうなずき、第2回交流会は温かく幕を閉じました。

📝編集後記
今回の交流会は、学び・味覚・音楽・対話と、五感と心を満たす素晴らしい時間でした。次回の開催地・京都での再会を楽しみに、参加者それぞれが新たな一歩を踏み出しました。

初心者歓迎!「中国百科検定試験」学習会のお知らせ

中国文化や歴史に興味のある方へ――
「中国百科検定試験」の初級・3級受験に向けた学習会を開催します。
過去に出題された問題を一緒に紐解きながら、楽しく学びましょう!

📅開催概要
• 日時:11月16日(日)14:00~16:00
• 会場:日中友好協会兵庫県連合会 教室
(JR摂津本山駅 北口より東へ100m、マンション甲南ビラ201号室)
• 参加費(資料代):200円

📞お申し込み・お問い合わせ
• 電話:(078)412-2228
• メール:sps98kg9@gmail.com

🧭こんな方におすすめ
• 中国文化に興味がある方
• 検定試験に初めて挑戦する方
• 過去問を通じて効率よく学びたい方
お気軽にご参加ください。学習会は和やかな雰囲気で進めますので、初めての方も安心です!

姫路で国際交流フェスティバル開催

日中友好協会姫路支部も参加し、写真展やミニ検定を実施

新たな会員が誕生しました
2025年10月26日(日)、姫路市・姫路市文化国際交流財団・ひめじ国際フェスティバル実行委員会の共催による「ひめじ国際交流フェスティバル」が、姫路城大手前公園で開催されました。
日中友好協会姫路支部もこのイベントに参加し、テント1張分のスペースで「中国旅行写真展」と「中国問題のミニ検定」を行いました。

雨にもかかわらず大盛況
当日はあいにくの雨模様でしたが、姫路支部のブースには約200人の方々が訪れ、中国ミニ検定には約150人が挑戦されました。
また、「2026年・中国悠久の旅・カレンダー」や日中友好協会のパンフレットの販売も行い、カレンダーは3部ご購入いただきました。

そして、うれしいニュース!
この日の最大の成果は、なんと――
新たな会員が誕生したことです!
中国に関心を持たれた来場者のひとりが、日中友好協会への入会を希望され、その場で申し込みをしてくださいました。イベントを通じて、協会の活動に共感してくださる方が現れたことは、支部にとって大きな励みとなりました。

若い世代との交流も
中国について熱心に話してくださる来場者も多く、中でも2人の女子高生が中国に強い興味を持たれ、受付担当者とじっくり話し込んだうえ、後片付けまで手伝ってくださいました。

写真を通じて広がる関心
ブースを訪れた皆さんは、中国の広さや雄大な風景に感心され、「まだ行ったことはないけれど…」と興味津々のご様子でした。写真展を通じて、中国への関心が広がるひとときとなりました。

超長編成の貨物列車が再び登場!その迫力に圧倒される

一度見たら忘れられない――まるで鉄の巨龍が大地を駆け抜けるような映像が話題です。今回ご紹介するのは、中国の瓦日(がじつ)鉄道を走る「万吨重载列车(1万トン級の超重量貨物列車)」です。

どれだけ長い?車両数はなんと106両!
この列車は全長1600メートル。中国の高速鉄道「復興号」の標準編成の約8倍にもなります。積載量は約1.2万トン。まさに“動く鉱山”とも言える規模です。

瓦日鉄道とは?
瓦日鉄道は、山西省興県瓦塘鎮から山東省日照港までを結ぶ、全長1260キロの重要な石炭輸送ルート。山西・河南・山東の3省を横断し、中国のエネルギー供給を支える大動脈です。

列車の点検拠点「長子南駅」
この超長編成列車が停車・点検されるのが、山西省南東部にある「長子南駅」。中国鉄道鄭州局の管轄で、瓦日鉄道唯一の列車検査場です。駅構内の長さは3881メートル、線路は19本あり、最長のものは2030メートルにも及びます。
ここでは毎日約250本の貨物列車が発着し、平均して6分に1本のペース。中でも1万トン級の列車は、1日6〜8本が運行されています。

急勾配でも安全に走るための工夫
瓦日鉄道は山岳地帯を通るため、勾配やカーブが多く、運転には高度な技術が求められます。そこで使われるのが「双機重連」方式。2台の和諧D1型電気機関車が連携して牽引することで、十分なパワーを確保しています。
特に長子南〜湯陰東の区間は長い下り坂が続くため、運転士は2台の機関車を同時に操作。制動時の圧力誤差は1キロパスカル以内、操作レバーのズレは0.2ミリ以内という厳しい精度が求められます。
この難所を安全に通過するため、鉄道機関部門では「停車充風再起動」という独自の操作法を確立。過去の運行データをもとに試行錯誤を重ねた成果です。

巡回検査もロボットで効率化
列車が長子南駅に到着すると、制動機の性能を確認する「試風試験」が行われます。従来は検査員が2000メートルの線路を徒歩で確認し、20分以上かかっていました。
しかし2024年からは「車底スマート巡検ロボット」が導入され、検査時間は最大10分に短縮。2025年には障害物除去機能も追加され、巡回中に砕石などを自動で排除しながらデータを報告できるようになりました。

“背負う検査員”が守る安全
列車の最後尾には「列尾装置」と呼ばれる重要な機器が設置されており、運転士が列車の状態をリアルタイムで把握するために使われます。
この装置の取り付け・取り外し・点検を担うのが、長子南駅の「列尾作業班」。装置は1台10キロ以上あり、作業員は最大3台を背負って複数の線路を移動します。その姿から「背包哥(リュック兄さん)」と呼ばれることも。
繁忙期には、わずか10分で装置の交換作業を完了させる必要があり、列車の安全運行を支える縁の下の力持ちです。

寒さが増す季節、瓦日鉄道を駆ける鉄の巨龍は、石炭という“黒い金”を満載し、全国の家庭にぬくもりを届けています。


出典:人民鉄道報業有限公司 河南記者ステーション(鄭州局グループ融媒体センター)
文・写真:張佳媛、王玮、王钦弘、劉穎、翟斌、孟帥、蘇冠華、路莉、袁修航、于盛龍
動画:王玮
編集:齊美華
校正:李孝佺

戦後80年を日中戦争から考える——講演と芝居のつどい(大阪府連主催)

 9月15日午後、協会大阪府連主催による「戦後80年を日中戦争から考える」つどいが大阪市内で開催され、約150名が参加しました。

第1部:朗読劇「りゅうりぇんれんの物語」
 最初の部では、劇団ENによる二人芝居「りゅうりぇんれんの物語」が上演されました。朗読劇の形式で演じられたこの作品は、詩人・茨木のりこさんが書き下ろした物語です。
 モデルとなったのは、日中戦争末期に中国から北海道石狩の炭鉱へ強制連行され、昭和20年7月に脱走。その後、14年間にわたり北海道の山野で生き抜いた一人の男性です。過酷な時代を生きた人々の姿が、静かな語りと力強い演技によって浮かび上がりました。

第2部:原田敬一氏による講演「日中戦争」と「中日戦争」から考える
 続いて、佛教大学名誉教授・原田敬一氏による講演が行われました。テーマは「日中戦争」と「中日戦争」から考える歴史認識の違いです。
 日本では、日中戦争を1937年の盧溝橋事件から始まったとする見方が一般的ですが、中国では1894年の日清戦争から始まったと捉えられています。原田氏は、下関条約によって日本が中国山東地域の権益と台湾を得たこと、日露戦争後に南満州鉄道を手に入れたことなどを振り返りながら、日本の軍部がどのように出兵を拡大していったかを丁寧に解説されました。
 張作霖爆殺事件、柳条湖事件、満州国樹立、そして中国との全面戦争から太平洋戦争へと続く流れの中で、日本は広島・長崎への原爆投下を経て敗戦を迎えました。
 戦後、日本は連合国の統治を受け、新しい憲法を手にしました。その憲法は、日本が再び戦争を起こさないよう、軍隊を持たないことを明記しています。原田氏は、この憲法の意義を今改めて考えることの重要性を強調されました。

全国鉄道で電子発票を全面導入!

100年以上にわたり使われてきた紙の鉄道切符に別れを告げ、鉄道のデジタル化が新たな段階へと進みました。2025年10月1日、新中国成立76周年の記念日にあたるこの日から、全国の鉄道旅客輸送において電子発票(電子領収書)が全面的に導入されました。

紙から指先へ——切符の進化が時代を映す
新中国成立当初は、硬い厚紙に手書きで乗車情報が記された切符(硬券)が使われていました。1979年には北京駅で初のコンピューター発行によるソフト紙切符(軟券)が登場。1997年には全国で統一様式のソフト紙切符が普及し、2007年には磁気式の「小さな青い切符」が試験導入され、高速鉄道時代の幕開けを迎えました。
2020年には全国で電子切符が導入され、身分証ひとつで乗車できる「一証通行」が現実のものとなりました。そして今、電子発票の全面導入により、領収書の取得や経費精算がワンタッチで可能になりました。
「窓口での購入、電話予約、券売機での発券……すべて経験しましたが、今では領収書も電子化され、何度でもダウンロード・印刷できるようになりました」と語るのは、青島への高鉄旅行を予定している肖さん。鉄道利用の利便性は年々向上しています。

利便性の向上は、販売方式の進化から
インターネット販売システム「12306」が登場して以来、登録ユーザーは8億人を超え、現在では約85%の切符がオンラインで販売されています。
切符の形の変化は、鉄道業界の進化を記録するだけでなく、国家の発展と時代の進歩を映す鏡でもあります。
1999年、初の「国慶節ゴールデンウィーク」では、鉄道の一日あたりの旅客数は400万人未満でした。当時の切符購入は、混雑・騒音・長時間待ちが当たり前でした。
2013年10月1日には、旅客数が初めて1000万人を突破。2か月後には「12306」スマートフォンアプリが登場し、指先ひとつで切符が買えるようになりました。
2023年9月29日には、1日で2000万人以上が鉄道を利用。「加長版ゴールデンウィーク」と呼ばれたこの期間、12306の一日あたりのアクセス数は500億回に達しました。

サービスの進化が旅をもっと快適に
モバイル決済、キャンセル待ち予約、座席指定、インターネット注文の食事、学生証のオンライン認証、高齢者向けの改良やバリアフリー対応など、サービスは次々と進化し、利用者から高い評価を得ています。
2025年10月1日以降、電子発票が全面導入される一方で、鉄道部門は紙の行程案内や、オフラインでの電子発票申請窓口、代理購入者向けの発行サービスも継続。高齢者やインターネット利用が難しい方々にも配慮されています。
「切符は鉄道職員から旅客への“招待状”です。形が変わっても、目的は旅をより便利にすることです」と語るのは、中国鉄道科学研究院の首席研究員であり、12306科創センター副主任の単杏花氏。鉄道のデジタル化・スマート化を進める中で、12306の機能をさらに充実させ、より快適で効率的なサービスを提供していくと述べています。

みんなで学ぶ中国近現代史

🏮学習会のお知らせ
日中友好協会兵庫県連主催「みんなで学ぶ中国近現代史」
中国の近現代史をテーマにした連続学習会が開催されます。今回の特別テーマは「蒋介石と毛沢東」。歴史の大きな転換点を築いた二人の人物について、3回にわたってじっくり学びます。

📚テーマ:「蒋介石と毛沢東」《全3回連続講座》
• 第1回開催日:10月25日(土)
• 時間:午後2時より
• 会場:日中友好協会兵庫県連事務所
(JR摂津本山駅より徒歩6分/甲南ビラ2階)
• 参加費:1回につき500円
• お問い合わせ:☎(078)412-2228

歴史に興味のある方はもちろん、初めての方も歓迎です。中国の近現代史を通じて、日中関係の理解を深める貴重な機会となります。ぜひご参加ください。