第20回加印平和のための戦争展

戦争の悲惨さや平和の力を広げようと、日中友好協会加古川支部が加盟する第20回「加印平和のための戦争展」が加古川の東播磨生活創造センター「かこむ」で開催されました。

第1日目の8月15日はあいにくの台風で中止となりましたが、16日と17日には、20回記念の連続講演と、DVD「はだしのゲン」連続上映、加古川地域の戦争遺跡などの資料展示が共に実施され多くの市民が参観しました。

16日午後には日中友好協会加古川支部の前田清支部長が「日中戦争を考える―二つの事件から」と題し、「台湾出兵・牡丹社事件と和解」、「湖南省厰窖虐殺事件」について講演、17日は版画家の岩田健三郎氏が「平和と人権」と題して講演しました。(写真:加古川支部の廠窖事件に関わる写真の展示)

新疆に200本の旅行列車を運行

中国鉄路(中国国家鉄路集団有限公司←旧・中国鉄路総公司)は新疆ウイグル自治区の経済と旅行の発展のため、2015年より内地より新疆へ入る旅行専用列車を運行しています。需要の増加と共に年々運行列車本数は増え、2018年は170本、2019年は200本になる見込みです。

近年、新疆では旅行産業に力を入れており、観光客の受け入れ体制は整いつつあります。そこで敏捷な鉄道網を利用して旅行専用列車がますます便利になってきています。烏魯木斉局集団公司は他の鉄路局集団公司と協力し、より多くの人を新疆に引き入れるために「京和号」「龍泰号」などの快適な旅行専用列車を運行し内地と新疆を結んでいます。合理的な運行路線、豊富な観光資源、より移動して日中観光するというところが多くの旅行客から受け入れられています。

7月以来、全国各地と新疆を結ぶ列車は新疆の東西南北を網羅しており、1路線で複数の観光地を訪れることが可能になっています。烏魯木斉局集団公司は併せて鉄路建設をすすめ、設備の改善、駅での動線改善、運行速度の向上などに取り組んでいます。

今年4月27日に湛江-北屯の旅行専用列車を運行して以来、7月25日現在で運行本数は65本、その後も10月下旬まで運行する予定です。(中国国家鉄路集団有限公司サイトより抜粋引用)

上海でごみ分別始まる

2019年7月1日から「上海市生活ごみ管理条例」により生活ごみの分別が開始しました。大別すると下記の通りになります。

可回収物(資源ごみ) 紙、プラスチック類、ガラス製品、⾦属製品など
有害垃圾(有害ごみ) 乾電池、点灯管、薬品、ペンキとその容器など
湿垃圾(生ごみ)

⾷材、おかず、ご飯、果物の⽪や核、漢⽅薬を煎じた後のかすなど

干垃圾(燃えるごみ)

その他の燃えるごみ

なおこれには罰則規定があります。注意されても是正の意思がない場合には個人の場合50~200元、企業の場合5,000~50,000元の罰金が科せられます。この条例は上海住民だけでなく、在住外国人、観光客にも適用されます。

この条例施行に伴い、上海市内のホテルでは、クシ、歯ブラシ、カミソリなどの使い捨てアメニティグッズは提供されなくなります。(必要な場合頼めば提供してもらえる)

中国鉄路2019年7月ダイヤ改定

中国鉄路総公司は2019年7月10日0時より運行ダイヤの改定を行います。主な改定内容は下記の通りです。

  1. 旅客列車の増発-ダイヤ改定後新たに増える直通旅客列車は39往復、運行区間変更が54.5往復、運行経路の変更が16.5往復、その他の調整が85往復となります。多客時に増える動車組列車が25往復、運行区間変更が2往復となります。この改訂で新たな復興号動車組列車が登場します。
  2. 一部都市での停車駅の見直し-旅客のニーズに応え、輸送効率を上げるため、北京、上海、哈爾浜、瀋陽、長春、大連、武漢、済南、青島、杭州、南昌、厦門、南寧、南陽の14都市の69往復の旅客列車の始発・終着・停車駅の調整を行います。具体的にはきっぷに記載された駅名を確認し、くれぐれも駅名の間違いには注意しましょう。
  3. 香港直通高速列車の増発-新たに重慶西、天津西、南寧東、肇慶東、汕頭と香港西九龍駅を結ぶ動車組列車が登場します。
  4. 南寧-広州、南寧-昆明、蘭新高鉄哈密-烏魯木斉等区段の運行時間短縮-ダイヤ改定後、南寧-広州間は最短2時間45分、南寧-昆明間は最短3時間43分、広州-昆明間は最短7時間8分で結ばれます。蘭新高鉄哈密-烏魯木斉間は25分の短縮となります。
  5. 東南沿岸部と四川・重慶への旅客輸送能力の向上-動車組列車の運行区間を延長することにより、輸送力拡大を図ります。
  6. 一部旅客列車の運行方法の見直し-北京南-青島北G209/210次上り運行時間が3時間5分で48分の短縮;北京西-北海G529/530次北京西至南宁段での上り運行時間が10時間50分で2時間51分の短縮;上海至漯河K1048/5次運行時間を2時間19分の多縮;済南局、南寧局集団公司の一部管内旅客列車の運行時間が短縮されます。
  7. 貨物輸送能力の増加-中国・欧州便の増便、呼和浩特-唐山鉄路1万トン級列車の増便、など。(中国鉄路総公司サイトより抜粋)

中国高鉄累計輸送人員100億人を突破

2019年第1四半期で高鉄の輸送人員が100億人を超えました。キロあたりの累計輸送人員は3.34億人にのぼります。

近年中国高速鉄路は急速に発展し、中国独自の高速鉄路発展の道を歩み始めました。〝四縦四横〟ネットワークが完成後、〝八縦八横〟ネットワーク形成を目指し進んでいます。2008年に北京-天津の高速鉄路が開業してから10年の2018年末で高鉄営業キロ数は2.9万キロに達し世界第1位となりました。他国の高鉄運営キロ総数の約2倍となります。2018年末で高速動車組列車(G)が2872往復、標準動車組列車(D)が3250往復が営業しています。2018年の高鉄輸送数は20.05億人で前年比16.8%の増加で中国鉄路総旅客数の60.4%となり、高鉄が移動の主力となってきています。

〝復興号〟列車は現在38路線で運行されており、23の省都以上の都市と香港特別行政区で運行されています。2017年6月26日の復興号運行開始後、2019年3月末で累計輸送量1.93億人、平均着座率74.9%で他の高鉄列車(和諧号)の平均着座率より1.3%高いデータとなっています。

上海浦東空港へ地下鉄直通運転開始

上海浦東空港と市内は地下鉄2号線で繋がっていますが、運行編成の関係で直通運転が行われておらず、途中の広蘭路駅での乗り換えが必要でした。(市内は8両編成、空港-広蘭路間は4両編成)

2019年4月19日より、8両編成の列車が空港へ乗り入れることとなり市内との直通運転が開始しました。(ただし区間運転の列車あり)

平日ラッシュ時は8両編成の淞虹路-浦東空港の列車は直通しますが、徐泾東-広蘭路の列車(8両編成)の場合は従来通り広蘭路にて4両編成の列車に乗り換えが必要となります。

その他の時間帯は8両編成の列車が空港まで乗り入れしますが、淞虹路-広蘭路の区間運転列車も存在しますので注意が必要です。

黄山までの高速鉄道

2018年12月25日に杭州東-黄山北間の高速鉄道「杭黄高鉄(杭昌高鉄杭黄段)」が開業しました。これにより杭州、上海、南京の最速所要時間は1時間26分、2時間26分、3時間24分で結ばれることになりました。

沿線には黄山のほか千島湖、杭州西湖、富春江など著名な観光地が多く、この路線の開業により沿線の観光資源の開発や経済の成長が見込まれます。

2019年9月の県連企画ツアーでは上海虹橋-黄山北間をこの高速鉄道で移動します。

技術データ
線路規格 高速鉄路
線路数 複線
設計速度 250km/h
最小曲線半径

4,000m(一部3,500m)

動力源 電化(交流25,000V 50Hz)
停車場有効長 650m
最大勾配 20‰
列車制御方式 自動制御(CTCS-3)
列車運行方式 集中制御(CTC)

(参考サイト:中国鉄路総公司、百度百科)

中国鉄路2019年春運終了

中国鉄路総公司は3月1日に40日にもわたる春節特別輸送(春運)が問題なく終わりました。輸送した人員はのべ4.1億人になります。(前年比6.7%アップ)史上初となる4億人を超える輸送は安全・平穏に幕を閉じました。40日のうち動車組列車による輸送は2.4億人になり昨年より16.2%の伸びでした。1日あたりの利用者が1000万人越えになった日は23日間、最高は2月23日の1316.9万人でした。

春運期間に鉄道部門は新規開通路線・新造列車を活用し、1日平均は過去最高の8671本の旅客列車を運行しました。

これらの大量輸送を支えているものにインターネット購入システムがあります。春運期間のきっぷ発売数が1100万枚を超えた日が19日間、2019年1月4日は1282万枚のきっぷが公式サイトやスマートフォンアプリで発券されました。(中国鉄路総公司サイトより抜粋及び要約)

中国鉄路2019年4月ダイヤ改定

中国鉄路では2019年4月10日0時より運行ダイヤを改定します。高速鉄道の運行をより良くし北京~青島、北京~蘭州、蘭州~成都などの動車組列車の運行時間を更に短縮します。また在来線列車を減らすこと無く貨物列車の輸送能力を増やします。

  1. 青島-北京間を3時間運行圏とします。北京南~青島北のノンストップ復興号動車組列車を1往復運行し,北京南~青島北間を3時間以内に到着します。改定前のダイヤより49分短縮し、北京と青島を往復する旅客の便利で速い移動を図ります。
  2. 北京~蘭州間の高鉄の運行時間を短縮させます。改定後、北京西-蘭州西間のG427/8次の途中停車駅を西安北、鄭州東、石家庄のみとし,北京西から兰州西方面の運行時間を7時間23分、兰州西から北京西方面を7時間22分とします。
  3. 蘭州-成都間の動車組列車を初めて運行します。蘭州-成都のD762/3とD764/1次復興号動車組动车组,兰州~成都間の運行時間を6時間50分と6時間52分とし、現行列車より5時間短縮させます。
  4. 一部の旅客列車のダイヤを見直し更に良くします。瀋陽~佳木斯、大連~斉斉哈爾の動車組列車を各1往復増やします。雄安新区のサービス向上のため、白洋淀駅の停車列車を39本から、,新たに10本増やします。
  5. 貨物列車の輸送能力を増加させます。37本の複数鉄路局集団公司間の直通大型貨物列車を増やし、合計284本になります。呼和浩特~ 唐山鉄路の万トン級列車を39往復に増やし、貨物の運行能力を増加させます。

高速列車を増やし旅客の利便を図るとともに、在来線列車の運行規模は現状の規模を残しつつ更なるサービスの向上を図り、在来線列車を1203往復、公益性の高い鈍行列車81往復は継続して運行し旅客の様々なニーズに応えます。

2019労働節は4連休に

中国国務院は3月22日に労働節(メーデー)の休日を当初の1日(5月1日)から5月1日~4日の4連休にすると発表しました。日本も最大10連休と重なりますので渡航される方は交通機関の混雑などにご注意下さい。なお4月28日と5月5日の日曜日は通常の平日扱いとなります。

中国の場合、連休が急遽決まることは時々あるようです。ちなみに日本の消費税にあたる増値税の税率がが4月1日から引き下げられます。(発表されたのは3月のようです)