初級・3級受験者向け学習会のお知らせ

🏮第18回 中国百科検定試験(12月6日実施)
初級・3級受験者向け学習会のお知らせ

中国文化や歴史に関心のある方、検定試験にチャレンジしてみませんか?
12月6日に実施される「第18回 中国百科検定試験」に向けて、初級・3級受験者を対象とした学習会を開催します。

📅 開催日程(全2回)
• 11月5日(水)14:00〜16:00
• 11月19日(水)14:00〜16:00

🏠 会場
日中友好協会兵庫県連 教室

💰 参加費(資料代)
200円

📘 学習内容
過去の出題問題を参考に、試験対策を進めていきます。
中国文化に触れながら、楽しく学べる内容です。

👥 参加対象
どなたでもご参加いただけます。
資料準備の都合上、事前のお申し込みをお願いいたします。

📩 お申し込み方法
メールまたはFAXでお申し込みください。
• Mail:sps98kg9@gmail.com
• Fax:078-412-2228
皆さまのご参加を心よりお待ちしております

“月牙泉”の縮小と復活

中国では今年の国慶節(建国記念日)と中秋節が重なり、10月1日から8日までの8連休となりました。連休前には「延べ23億人が移動する」との予測も発表され、中国各地の観光地は大変な賑わいとなったようです。

敦煌鳴沙山

さて、中国国内外の観光客に人気の高い名所のひとつが、甘粛省の敦煌(とんこう)です。敦煌といえば、鳴沙山(めいさざん)、莫高窟(ばっこうくつ)、そして月牙泉(げつがせん)が思い浮かびます。

砂漠に湧く三日月形の泉

党河・月牙泉関係図

月牙泉は、三方を砂丘に囲まれた三日月形の小さな泉で、1000年、あるいは研究者によっては3000年もの間、一度も涸れることなく美しい姿を保ち続けてきたとされる神秘的な存在です。
1987年当時の泉の規模は、面積0.9ヘクタール、水深は最深部で9メートル、平均水深は5メートルでした。しかし、同年頃から水位の低下が目立ち始め、1997年には平均水深2メートル、浅い部分では0.9メートル、面積も0.57ヘクタールまで縮小してしまいました。

敦煌の母なる川「党河」との関係

月牙泉遠景

月牙泉の縮小には、敦煌を潤す「党河(とうが)」の水利用が関係していると考えられています。党河は青海チベット高原の北に連なる礽連(きれん)山脈から流れ出し、敦煌の北にある哈拉諾爾湖(ハラノオル湖)へと注ぐ大河です。
1975年には敦煌市近郊に「党河ダム」が建設され、農業用水、工業用水、生活用水のすべてがこのダムの貯水によってまかなわれるようになりました。しかし、その結果、党河の下流への流れが減少し、地下水脈が断絶。これが月牙泉の水位低下につながったと見られています。

地元の取り組みと復活への道
敦煌市はこの事態に危機感を抱き、市民には節水を呼びかけ、事業者や農家には地下水の汲み上げ制限や計画的な灌漑の実施を促しました。
さらに2011年には、総投資額8100万元(約12億円)をかけた「月牙泉水源回復工事計画」が始動。2017年10月には工事が完了しました。施工現場は月牙泉から約10キロ離れた党河の中にあり、地下に河水を浸透させる「浸透場」を設けることで、地下水量の回復を図りました。
その結果、月牙泉は少しずつ回復し、2025年には水域面積1.83ヘクタール、平均水深3.2メートルまで復活。現在は安定した状態を保っていると報告されています。

先端技術で泉を見守る
月牙泉は高い砂丘に囲まれているため、風や砂の動きが泉に影響を与えます。そこで、砂丘の形成や変化を監視する装置が設置され、先端技術を活用したデータ解析が行われています。これにより、砂丘と泉の関係を記録したデータベースが構築され、月牙泉の保全に役立てられています。

西宮支部が定例総会と映画上映会を開催

活動の振り返りと次年度への展望
 9月13日午後、西宮支部は市内にて定例総会を開催しました。
 この一年間の活動を振り返り、次年度の方針を確認するとともに、新役員の選出も行われました。
 支部では、会員の声を反映しながら「中国茶講座」「料理教室」「学習会」などを企画・実施。参加しやすい雰囲気づくりに努め、活動への関心を高めてきました。   こうした取り組みが功を奏し、会員・準会員の拡大にもつながっています。さらに「中国平和ツアー」への参加者も増加傾向にあり、交流の輪が広がっています。
 役員人事では、会計監査人が交代となりましたが、西村光行支部長、渡辺弘義事務局長は引き続き任務を担うこととなりました。

映画「望郷の鐘~満蒙開拓団の落日」上映会
戦後70周年を記念して制作された作品
 総会終了後には、映画『望郷の鐘~満蒙開拓団の落日』の上映会が行われ、約30名が参加しました。
 この作品は戦後70周年を記念して10年前に制作されたものですが、今なお心に深く響く内容であり、参加者の多くが静かに見入っていました。
 歴史の記憶を次世代へとつなぐ大切さを改めて感じるひとときとなりました。

列車内の置き忘れにご注意

🧳 乗客が下車後に気づいた!高鉄に約15万元の現金を置き忘れ!

最近、深圳北駅から景徳鎮北駅へ向かうG1410列車で、乗客が忘れた子ども用スーツケースの中から、なんと約15万元(約300万円)の現金が見つかりました。

📅 9月6日、G1410列車が樟樹東駅を出発した直後、車掌の錢笑笑さんは「12306」アプリからの遺失物対応依頼を受けました。乗客の劉さんが6号車に非常に重要な子ども用スーツケースを置き忘れたとのこと。

錢さんはすぐに6号車へ向かい、荷物棚でカートゥーン柄のスーツケースを発見。乗務員と一緒に中を確認すると、整然と並べられた大量の100元札が現れ、全員が驚きました。

💰 錢さんはすぐに現金を数え、合計149,900元であることを確認。すぐに劉さんに電話をかけました。

「劉さんですね?G1410列車の車掌です。スーツケースを見つけました!」
「本当にありがとうございます!現金は全部ありますか?」と劉さんは焦った様子。

現金が一銭も欠けていないと知った劉さんは感激し、「まさか見つかるとは思いませんでした。このお金は私たちにとってとても大事なんです。本当に感謝しています!」と語りました。

🚉 劉さんはスーツケースを惠州北駅まで届けてほしいと依頼。しかしその日は景徳鎮北駅から惠州北駅への列車がなかったため、錢さんは勤務終了後に南昌東駅へ戻り、駅の係員と協力して再度現金を点検しました。

翌日、最も早いG2729列車の乗務員がスーツケースを惠州北駅まで運び、劉さんに無事返却。劉さんは感謝の言葉を述べました。

🔍 忘れ物を探す方法
1. 12306アプリを利用
ホーム画面の「温馨服务」から「遺失物品查找」を選び、個人情報・列車情報・忘れ物の詳細を入力。右上の「進度查询」で進捗確認も可能。
2. 電話で問い合わせ
全国鉄道サービス電話「12306」に連絡し、列車番号・場所・物品の特徴・連絡先などを伝える。
3. 駅や車内で直接相談
まだ駅や車内にいる場合は、すぐに鉄道スタッフに相談。詳細を伝えれば、迅速に対応してくれます。

🎒 編集部からのお願い
貴重品は必ず身につけて管理し、下車時には荷物の確認を忘れずに。安全で快適な旅をお過ごしください!


📌 提供元:人民鉄道報業有限公司 江西記者ステーション(南昌局グループ融媒体センター)
✍ 文・写真:李一民、左鸿文、王梦婧子、錢笑笑、薛雅婧、陳靈玲、劉君豪
📝 編集:趙熳
🔍 校正:高珊

初心者向け勉強会「中国百科検定対策」を開催します!

中国の歴史、地理、政治・経済、文化など、どれか一つは興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんにぴったりの「中国百科検定」に、気軽にチャレンジしてみませんか?
とはいえ、初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。
そこで今回、初心者向けの勉強会を開催することになりました。
検定対策をしながら、中国の魅力に触れてみましょう!

📅 開催概要
• 日時:10月14日(火)14:00〜16:00
• 会場:日中友好協会兵庫連合会 教室
(JR摂津本山駅北口より東へ徒歩約100m/甲南ビラ201号室)
TEL&FAX:078-412-2228
メール:sps98kg9@gmail.com

📘 内容
• 初級レベルの過去問題を中心に、解説と学習方法のアドバイス
• 講師と参加者による意見交換も予定しています
• 初回は「どう勉強を進めるか?」を一緒に考える場にしたいと思います

📝 参加方法
• 資料準備のため、事前にメールまたはFAXでお申し込みください
• 会員・非会員を問わず、どなたでもご参加いただけます
• 参加費は無料です

※今後、12月6日の検定日に向けて、2〜3回の勉強会を追加開催する予定です(参加者のご希望に応じて調整します)

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
中国の奥深い世界を、みんなで楽しく学びましょう!

「中国旅行写真展」盛況のうちに終了しました

日中友好協会・姫路支部では、8月1日から31日までの1か月間、たつの市「赤とんぼ荘」にて『中国旅行写真展』を開催し、無事に終了いたしました。多くの方々にご来場いただき、心温まる交流の場となりました。

展示をご覧になった方々からは、 「へぇ、こんな場所も中国にあるんやなぁ」 「ここ、私も行ったことあるわ」 といった声が聞かれ、写真を通じて旅の思い出を語り合う姿も見られました。

展示は常設形式のため、スタッフの常駐はできませんでしたが、作品の損傷やトラブルは一切なく、穏やかな雰囲気の中で開催できました。展示スペースはレストランへの通路を兼ねたオープンスペースでしたが、入り口に設置した「鑑賞者名簿」には、合計341名の記帳がありました。

記帳された方の内訳は、たつの市が228名と最も多く、次いで姫路市が57名、神戸市が17名、加印地域が13名、相生市が12名、赤穂市が7名、神崎郡が5名、そして兵庫県外からの来場者が2名でした。

この中には、姫路支部の会員や中国旅行に参加された方々のお名前もあり、新聞折り込みを見て来場された方も多くいらっしゃいました。記帳率を約50%と仮定すると、実際には700名近い方々にご鑑賞いただいたことになります。

名簿には、こんな嬉しいメッセージも添えられていました:
• 「お疲れ様です。また来ます」
• 「とても素敵な写真ばかりでした。また開催してほしいです」
• 「いい記念写真、まとめて一冊にして売ってください」
• 「カレンダーを今年も作ってください」
こうした声に、私たちも大きな励ましをいただきました。

毎年秋に開催される「ひめじ国際フェスティバル」の準備にあたり、支部写真家集団では「ただ美しい観光地を紹介するだけでなく、日本人が日中友好を願って旅した記録を伝えたい」という思いを共有し、作品選びや説明文にも工夫を凝らしてきました。

高層ビルが立ち並ぶ上海の街角、歴代皇帝の建造物の前、水郷の暮らしが息づく風景など、どの場面でも“人”を中心に撮影しました。現地の中国の方々と日本人旅行者との交流の様子も、写真にしっかりと収めています。

今回の「赤とんぼ荘写真展」は、そうした思いを多くの市民の皆様に届ける貴重な機会となり、私たちにとっても大きな成果となりました。

ご協力いただいた皆様、そしてご来場くださった皆様に、心より感謝申し上げます。

日中友好協会・姫路支部

今度の中国茶講座は広東省のお茶

飲茶文化の発祥地広東省は良質な烏龍茶の生産地としても有名です。広東省のお茶を烏龍茶を含め数種類ご紹介いたします。

2025年10月15日(水)  PM1:30~3:00

◆講師:神田 貴子さん【高級茶芸師 高級評茶員 中華茶芸技師 】
◆参加費:1,500円
◆定員:12名 ※要事前予約(先着順)
◆連絡: 078-412-2228 ※どなたでもご参加頂けます
◆主 催・場 所:日中友好協会兵庫県連合会
(神戸市東灘区本山北町3丁目4-9甲南ビラ201号)

第1回県連理事会が開催されました(8月31日)

8月31日、7月の県連総会後初となる「第1回県連理事会」が開かれ、12名の役員が参加しました。

会長あいさつと平和活動への思い
前田県連会長は冒頭のあいさつで、全国各地で開催されている「平和のための戦争展」に触れ、日本の加害の歴史をどう伝えるかの難しさを語りました。「協会としての役割は大きい。今後も努力していきたい」と力強く述べました。

活動報告と今後の予定
兵頭理事長からは、最近の活動報告と秋以降の企画案が示され、参加者で活発な意見交換が行われました。

主な報告内容は以下の通りです:
• 中国大阪総領事館からの招待で「記憶・平和の旅」に黒田宝山さん親娘が参加
• パンダ貸与の要請に関して、関西ブロック代表が領事館で3時間以上の懇談
• 加印戦争展で前田会長が講演
• 尼崎支部による加害をテーマにしたパネル展示
• 姫路支部が「中国の旅写真展&中国衣装展」をたつの市で約1カ月間開催

今後の取り組み
今後の重点行事として、以下のイベントへの取り組みが確認されました:
• 9月7日:「中国強制連行犠牲者を慰霊するつどい」
• 9月26日:「関西ブロック女性交流会」
• 10月17日:「日中友好・夢コンサート」

また、「第18回中国百科検定試験」の申し込み受付が始まり、ポスターやリーフレットの普及活動も進められます。

その他の話題
中国近代史学習会、漢詩を読む会、中国茶講座などの文化活動の予定も確認されました。県連ホームページの充実についても議論され、情報発信の強化が期待されます。

さらに、各地の関連イベントも紹介され、参加の呼びかけがありました:
• 大阪府連「講演と芝居のつどい」
• 京都府連「日中不再戦碑前集会」
• 和歌山「橋爪利次さんを偲ぶ会」
• 兵庫「戦争遺跡めぐり」
• 日本のうたごえ祭典、日本平和大会

北京で人型ロボット競技会が開催される

中国では近年、人型ロボットによる競技会が次々と開催され、注目を集めています。

日本でも以前からロボットコンテストが行われており、NHKなどがその様子を放送しています。しかし、日本のロボットコンテストと中国の競技会では、目的や内容に大きな違いがあります。

日本のコンテストは、開発者や操縦者がロボットを操作し、事前に与えられた課題をいかに早く、正確に達成できるかを競うものです。つまり、ロボットの性能と操縦技術が評価の中心です。

一方、中国で行われている人型(ヒューマノイド)ロボット競技会では、ロボット自身が人の手を借りずに課題をこなし、正確さやスピード、成果の大きさを競います。複雑なタスクへの対応力、環境への適応力、さらには人間とのコミュニケーション能力など、ロボットの「自立性」が問われる点が特徴です。

第1回:人型ロボットによるハーフマラソン大会
4月19日には、人間と人型ロボットが同じコースを走る「ハーフマラソン大会」が開催されました。車輪ではなく“足”で走る21体のロボットが参加し、うち4体が完走。優勝ロボットの記録は2時間40分でした。ちなみに、人間の優勝記録は1時間2分だったとのことです。

ハーフマラソン大会

第2回:国際人型ロボット運動会
8月14日から19日にかけては、「北京市」「世界ロボット協力組織」「アジア・太平洋ロボカップ国際理事会」の共催による『国際人型ロボット運動会』が開催されました。

運動会 100m走

この大会には、16の国と地域から280チーム、500体以上のロボットが参加。競技種目には100m走、100m障害走、走り高跳びなどがあり、記録は以下の通りです:
• 100m走:21秒50
• 100m障害走:33秒71
• 高跳び:95.641cm

運動会 高跳び

さらに、5対5のサッカーや、ホテル・病院での接客応対を評価する「シナリオ競技」も実施。エキシビションでは、中国伝統劇の演技、子どもや俳優との合唱、北京舞踊学院の学生との合同ダンスなど、文化的な演目も披露されました。

中国のロボット産業、世界を牽引
米調査会社IDCによると、中国のロボット市場は年平均15%の成長率を誇り、世界シェアは約50%。世界のロボット産業を牽引する存在となっています。

自動車製造分野では、1960年代に米ゼネラルモーターズが溶接作業にロボットを導入したのを皮切りに、塗装などにも活用されてきました。近年では、精密制御技術や画像認識技術、AIの進化により、ロボットの作業範囲は拡大。組み立てや検査工程で人間と協働する未来も近いとされています。

こうした分野でも、中国はロボット先進国としての地位を確立しつつあります。

中国人強制連行犠牲者を悼む「追悼のつどい」開催

9月7日午後、兵庫区の宝地院にて、1998年から続く「中国人強制連行犠牲者追悼のつどい」が開かれました。今年は初めて参加された方も含め、15名が集まりました。

はじめに中川住職より、強制連行の歴史や背景についての説明がありました。その後、読経の中で参加者一人ひとりが焼香し、静かに祈りを捧げました。厳かな雰囲気の中、犠牲者への思いを新たにする時間となりました。

第2部:神戸港の歴史と慰霊碑の紹介
続いて第2部では、神戸学生・青年センターの飛田雄一理事長より、戦前・戦後の神戸港における労働者や連合軍捕虜の実態についてお話がありました。

中国や朝鮮から連れてこられた労働者の中には、強制的に連行された方々もおり、過酷な労働を強いられていました。そうした歴史を忘れないため、2007年には神戸華僑総会の協力のもと、KCCビル敷地内に慰霊碑が建立されました。

また今年3月には、オーストラリアから連合軍捕虜のご遺族が神戸を訪問され、飛田理事長がご案内されたことも紹介されました。国境を越えた記憶の継承が、静かに、しかし確かに続いています。