岡本梅林公園の紅梅が見ごろ

岡本「梅まつり」はコロナで今年も中止

厳寒の日々が続いていますが、自然は着々と春に向かい、梅の季節を迎えています。「梅は岡本 桜は吉野」とうたわれた時代があり、神戸・岡本は梅の名所として知られていました。今は小さな「岡本梅林公園」に紅梅・白梅・枝垂れ梅など約30種、130本が植えられ、いま紅梅が見頃を迎え訪れた人々の目を楽しませています。また、梅林から神戸の街が眺望でき素晴らしい憩いの場所となっています。阪急岡本駅を西へ、川沿いを山側へ上がると案内表示板があります。(写真は2月14日撮影)

中国の近現代史を学び現代中国の問題点を考える

日米共同声明に「台湾海峡の平和と安定」の重要性強調

昨年4月、菅前首相とバイデン米大統領との間で「日米共同声明」が出されました。「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」という一文を書き込みました。日米共同声明に台湾問題を明記するのは日中国交正常化以来なかったことです。

日本のメディアは中国の動向、脅威を報じ海峡の危機を煽る

昨年の自民党総裁選で、高市早苗氏なども中国の軍事的脅威を強調しながら、日本の防衛予算の大幅拡大を主張していました。また、日本のメディアは中国軍の動向や、その脅威を報じ、台湾海峡の危機が煽られています。

台湾政府が「台湾独立を正式に宣言」することが最も危険

中華人民共和国の立場は、台湾は中国の一つの省ということで、台湾を統一したいわけです。米国も日本もこの中国の立場を理解して国交を正常化し今日に至っています。台湾問題で最も危険なのは、台湾政府が中国から独立を正式に宣言することです。この時には、中国が本当に武力を使い、血が流れる可能性があります。

台湾の世論は「現状維持」が圧倒的多数

では、そんな恐ろしいことが起こる可能性が、にわかに高まっているのでしょうか。台湾の内閣にあたる行政院の大陸委員会が毎年、中国大陸との関係についての世論調査を発表しています。2021年9月の調査では、「すみやかに独立すべき」と答えたのは、6・6%にすぎません。過去の調査でも「すみやかに独立」が、台湾世論の1割を超えたことはないのです。85%は基本的に現状維持なのです。これが重要です。

台湾住民の多数は戦争の危機を感じていない

台湾の民意が、すぐに独立を求めているわけではありません。独立指向が強いといわれる民進党の蔡英文政権でさえ、「統一はしない」と主張していますが「独立する」とは言っていないのです。基本的に事態を冷静に見ているわけです。昨年10月に台湾民意基金会が行った世論調査では、「台湾海峡で遅かれ早かれ戦争が起き、大陸から攻めて来ると思うか」という質問に、64%が「そうは思わない」と答えている。「そう思う」と答えた人は28%にすぎません。台湾の人々は意外に戦争の危機を感じていません。

台湾問題は中国の国内問題、原点を忘れてはならない

確かに今日、中国の経済成長につれて軍事力も大きくなり、質的変化も見られます。私たちはもう一度、台湾問題の原点を確認すべきだと思います。それは、日本が日清戦争(1894~95年)から50年間、台湾住民の意思を無視して植民地支配をしてきたこと、ポツダム宣言を受諾して中国に返還された後の台湾の処遇は、中国の国内問題であるということです。この原点は決して忘れるべきではありません。(写真・井上久士日中友好協会会長、駿河台大学名誉教授、日中友好新聞2022年2月1日号より

非核「神戸方式」決議47周年記念のつどい

非核・平和の日本・アジアを築く―核兵器禁止条約・非核「神戸方式」を力に―

核兵器禁止条約が発効して1年―世界は核兵器廃絶への流れを強めています。第1回締約国会議(3月22日~24日)を前に47周年記念日を迎える非核「神戸方式」への注目も高まっています。世界60ヵ国以上を訪問し、激動の国際情勢の最前線で活動してきた体験から、非核・平和の日本とアジアへの道のりを語ります。

日時:2022年3月18日(金)18:30(18:00開場)

会場:神戸市勤労会館308号

記念講演:緒方靖夫さん(日本原水協全国担当常任理事、日本共産党国際委員会責任者)

資料代:1,000円

※コロナ感染症対応で会場参加の場合、事前申し込みが必要です。

※オンラインZoomでも配信します。ご希望の方はEメールを添えて申し込んで下さい。Zoomウェビナー参加URL、ID、パスワードをお届けします。登録者は当日、30分前に開場しますので、指定のURLでアクセスして下さい。

主催:非核「神戸方式」決議記念集会実行委員会

協賛:非核の政府を求める兵庫の会

後援:神戸市・神戸市教育委員会

事務局団体:神戸港湾共闘会議、新日本婦人の会兵庫県本部、兵庫県原水協

☎078-341ー2818 Fax:078-371-2427

E-mail:hikakukobe@yahoo.co.jp 

中国語「初級クラス」を再開します!

初めて学ぶ人を対象に受講者募集!

日中友好協会の中国語講座はこれまで初級~上級の10クラスありましたが、長引くコロナ感染症拡大の影響もあり初級クラスと上級クラスで受講者が減少したため休講としていましたが、今年4月より初心者向け「初級クラス」を再開します。現在、2022年度前期の受講者を募っています。

●「初級クラス」開講日 2022年4月22日 午後1:30~3:15

●教室:日中友好協会教室

JR摂津本山駅北口より線路沿いに東へ徒歩約1分・甲南ビラ201号

●講師:娜仁夫(ナランフ)さん 中国内モンゴル自治区出身

●期間:前期4月~9月、後期10月~23年3月

●受講料:35,000円(前期6ゕ月分前納)

●入会金:10,000円(協会会員は不要)

※申込者が5人未満の場合は開講しない場合があります。

お申込みは下記へ

日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

二世問題の解決なくして、残留日本人問題の解決なし

「有隣通信」―中国帰国者と市民をつなぐ交流紙より

中国残留日本人の二世は、年齢も30歳代から70歳代と幅広く、仕事や日常言語も様々です。そこで二世全体に共通する「二世問題」は見えにくくなり、何か問題があっても自己責任・個人差とみなされてしまいがちです。

でも二世の多様性は、単なる個人差ではありません。日本政府の政策が生み出した多様性です。日本政府は、残留日本人(一世)の帰国を厳しく制限しました。そこで一世は帰国が遅れ、日本に帰国した後も苦難の生活を余儀なくされました。そして政府は二世の帰国を、一世よりさらに一層厳しく制限しました。一世が帰国する時点で20歳以上だった二世には、一世よりさらに大幅に帰国が遅れてしまいました。

1980年代までに20歳未満で、一世と同伴帰国できた若い二世は、二世全体の2割程度にすぎません。こうした若い二世には、一部ではありますが、日本の学校で学び、中国と日本の両方の文化を生かして活躍している人もいます。しかし若い二世もやはり、同世代の日本生まれの日本人と比べれば、大きなハンディを背負っています。特に義務教育の学齢を越えて16歳以上で帰国した若い二世には、日本で高校に進学出来ず、不安定な就職・生活を余儀なくされてきた人が少なくありません。

二世の約8割は、1990年代以降になってから20歳以上で帰国しました。その約半数は、40歳をすぎるまで帰国できず、現在はもう60~70歳代になっています。こうした中高年の二世は、日本で公的な日本語教育を受けられず、言葉もほとんどできないまま、帰国した直後から苛酷な労働条件の下、非正規雇用で働くしかありませんでした。職場での労災事故の発生率は驚くほど高く、重労働のため身体を壊した人も少なくありません。また帰国が大幅に遅れたため、退職後の年金はとても少額で、年金ではまったく生活できません。公的な医療通訳もなく、安心して医療も受けられません。中国語で介護が受けられる施設も少ないので、言葉も通じない中、孤立した「老老介護」も蔓延しています。中高年の二世は、かつての残留孤児(一世)とほとんど同じ、または公的支援がまったくなかったので一世よりさらに深刻な苦難の生活を強いられています。

中国残留日本人の二世は、一世と同様、日本政府による帰国制限政策、および自立支援の欠如が生み出した被害者です。二世問題の解決なくして、中国残留日本人問題の真の解決はありません。残留日本人の歴史的被害を、次の世代まで積み残してはなりません。二世問題の解決を、心より期待します。(中国帰国者と市民をつなぐ交流紙-「有隣通信」より、浅野慎一神戸大学教授、中国残留日本人孤児を支援する兵庫の会世話人代表)

2月の文化行事、開催延期のお知らせ!

コロナ感染者急増で、中国茶・漢詩の講座を延期!

今年に入り、コロナ・オミクロン株の蔓延により感染者が急増し連日これまでにない過去最多の感染者が出て、1月27日~2月20日の期間で兵庫県にも「まん延防止等重点措置」が適用されることが決まりました。公的会場の定員や飲食を伴う行事が制約を受けることになります。協会主催で、2月に開催を予定していた「中国茶講座」と「漢詩を読む会」は感染予防の観点から開催を延期致します。参加を予定されていた方々には誠に申し訳けありませんが何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。

「中国茶講座」:2月16日(水)は延期します

「漢詩を読む会」:2月19日(土)は延期します。

当面、「中国茶講座」は3月16日(水)、「漢詩を読む会」は4月開催を予定していますが、感染状況により変更になる場合がありますのでその際はご了承下さい。

日中合作映画「再会の奈良」

中国と日本をつなぐ戦争の歴史を今に伝え、問いかける

2005年、中国から陳ばあちゃんが、孫娘にような存在のシャオザーを頼って一人奈良にやって来る。中国残留孤児の養女・麗華を1994年に日本へ帰したが、数年前から連絡が途絶え、心配して探しに来たというのだ。麗華探しを始めた2人に、ひょんなことで知り合った元警察官の一雄が加わり、手掛かりを求めて奈良の町を訪ね歩く、おかしくも心温まる3人の旅が始まる。異国の地での新たな出会いを通して、果たして陳ばあちゃんは愛する娘との再会を果たせるのか―。

奈良を舞台に日中の魅力あふれる才能が集結

歴史に翻弄された「中国残留孤児」とその家族がたどる運命、互いを思い合う気持ちを、2005年秋の奈良・御所市を舞台に切なくもユーモア豊かに紡いだこの映画は、金鶏百花映画祭、東京国際映画祭ほか国内外の映画祭での上映を経て、日中国交正常化50周年の節目となる2022年についに日本劇場公開を迎えます。

脚本・監督:ポンフェイ 出演:國村隼、ウー・イエンシュー、イン・ズー、秋山真太郎、長瀬正敏

(日本、中国/2020/99分/カラー/日本語・中国語)

2022年2月4日(金)~ 「シネ・リーブル神戸」で上映開始

問い合わせ:☎078-334-2126(神戸朝日会館地下1F)

アフガニスタンとテロとの戦い20年~日本政府の責任を問う~

ジャーナリスト西谷文和さんが講演、Zoom視聴も可能

「テロとのたたかい」を理由に始められたアフガニスタン戦争-アフガニスタンを長年現地で取材したジャーナリストの西谷文和さんを招き、現地の状況から日本政府の責任を考えます。

日時:2022年2月5日(土)14:30~16:30

会場:兵庫県保険医協会6階会議室

JR・阪神「元町」駅東口を南へ徒歩7分、神戸フコク生命海岸通ビル6F(神戸市中央区海岸通1丁目2-31)

「Zoom」による視聴も可能です。来場参加される方は、マスク着用をお願い致します。

「Zoom視聴について」メールで件名を「非核の会Zoom視聴希望」とし、本文に、①お名前②電話番号③会員、非会員の区分を記載の上、前日までに下記アドレスへ送信して下さい。案内メールを返信します。

Zoom申込用メールアドレス:hikakunokai.hyogo@gmail.com

非核の政府を求める兵庫の会第36回総会記念講演会

お問い合わせ:☎078-393-1833 

E-mail:yamakawa-t@doc.or.jp(事務局)

日本の日常言葉の中に生きる「漢語」

今年の干支は「壬寅」、中国の古典に虎が登場

2022年は「壬寅」(みずのえ・とら)年です。孔子の「五経」には虎が登場します。その言葉が現在の日本語の中に今も生きています。漢詩研究で知られる一海知義先生は著書「漢語の知識」の中の「虎さまざま」に書いています、その一端を紹介します。

象とちがって、虎は中国に古くからいた動物です。ライオンのいなかった中国では、虎が百獣の王でした。漢代の史書「戦国策」は「百獣長」とよび、最古の字書「説文解字」も「虎山獣ナリ」といっています。孔子が知識人必読の書として指定した五つのテキストを「五経」(易・書・詩・礼・春秋)といいますが、その中の「易経」や「礼記」に早くも虎が登場します。それだけでなく、私たちがよく知っている成語が、当時すでにできていたことがわかります。

例えば、非情な危険をおかすこと、はらはらすることを「虎の尾を踏む」といい、じっとチャンスをうかがうことを「虎視眈々」といいますが、これらはいずれも「易経」に見えることばです。また、「礼記」(檀弓篇下篇)に見えるつぎの話は「苛政ヨリモナリ」ということばとともに、よく知られています。(苛政:ひどい政治、厳しい税の取り立て)

(中略)「虎穴に入らずんば虎子を得ず」というよく使われることばは、「後漢書」という史書(五世紀の范曄著、班超伝)に見えますが、「虎を画いて狗に類る」という成語も、この史書(馬援伝)が出典です。これは、えらい人物のまねなどすると、かえって軽薄な人間になるぞ、という意味ですが落差をよく表していて、おもしろい表現だと思います。

この成語をちょっとひねって、わが国の良寛和尚(1758~1831)はつぎのような漢詩を作りました。

少年捨父走他國 少き年 父を捨てて他国に走り

辛苦畫虎猫不成 辛苦 虎を画いて 猫も成らず

有人若問箇中意 人ありて若し箇の中の意を問わば

箇是從來榮藏生 箇は是れ従来の栄蔵生

「栄蔵」は出家前の良寛の名前。虎を画いて(犬でなく)猫にもならぬというのは、何となくユーモラスで、良寛という人の楽天性をよく表しているように思います。また、20世紀になっても切れず、かつて毛沢東がアメリカ帝国主義を「張り子の虎」(紙老虎)とよんだのは、現代版の新しい成語に数えてよいでしょう。(一海知義著「漢語の知識」より)

中国江蘇省無錫市の「太湖隧道」が開通

昨年末に開通、全長10.79km、幅43.6m、湖底のトンネル

中国の鉄道、道路の交通網は年々新しく造設され大きく様変わりしています。「太湖隧道」は中国江蘇省無錫市の湖岸地区にあり、馬山街道と南泉地区の間に位置し、太湖の下を通る蘇錫常南高速道路の湖底トンネルです。2017年6月から事前の準備作業を始め、2018年1月9日、正式に着工し、4年の工期をかけて2021年12月30日に開通しました。「太湖隧道」は全長10.79km、道幅43.6m(各3車線)で通行料は昨年5月に決定され、50元(約900円)となっています。これは、中国の湖底を通るトンネルとしては長さ、道幅も最大だそうです。