尼崎で中国・鞍山市の青少年芸術作品展

中国・鞍山師範学院学生の作品54点を展示

JR尼崎駅前の買い物客でにぎわうショッピングモール3階で、3月20日~31日まで尼崎市・鞍山市主催の「鞍山市青少年芸術交流展」が開催されています。通路の壁2面に中国遼寧省・鞍山師範学院学生の作品、写真、絵画、書が展示され買い物客を楽しませています。鞍山市は中国遼寧省にある人口359万人の都市で1983年に兵庫県尼崎市と友好都市提携を結び今年2月に38年目を迎えています。今回は全て鞍山師範学院学生の作品54点が展示されました。

2008年の提携25周年をきっかけに、両市の将来を担う小学生の書画を交流し合うことで相互理解を深めることを目的に、小学生の書画交流事業を開始。2019年より芸術交流展と名称を変更し、新たに大学生を含む青少年まで対象を広げ作品募集を行っています。鞍山市でも昨年12月に尼崎市の青少年の作品が展示されました。(写真は3月27日筆者撮影)

第9回「中国百科検定」全国一斉に実施

神戸会場には15人が申込み、13人が受験

第9回「中国百科検定」が3月20日(土・祝)全国一斉に実施されました。神戸会場にはコロナ禍の中、15人が申込み、13人が受験しました(写真)。検定に向け昨年から連続で「中国を知る学習会」を開催、今年に入り検定直前にも2回連続の検定対策学習会を開催し検定に備えてきました。3月20日の神戸会場では初級・3級・2級・1級・特級(歴史、政治・経済コース)の全てのコースで受験者がありました。検定結果は本部検定事務局から4月下旬に受験者へ直接送られます。検定各コース問題の一例を参考までに紹介します。

初級・中国のポストの色は次のどれでしょうか。「全40問」

⓵赤色 ②黒色 ③緑色 ④紫色

3級・中国の一体感に漢字が果たした役割は大きい。その漢字の起源とされる甲骨文字はどの時代のものか。「全60問」

⓵夏 ②殷 ③周 ④漢

2級・居民身份証(住民身分証)は1985年に始まった制度であるが、この事務を管轄するのはどの部門か?「全60問」

⓵民政部門 ②労働衛生部門 ③国家安全部門 ④公安部門

1級・清朝誕生の地、瀋陽(昔は盛京)周辺には3人の皇帝陵があり、「盛京三陵」と言われるが、これに含まれないのはどれか。「全60問」

⓵福陵 ②昭陵 ③永陵 ④定陵

特級(歴史)・世界初の本格的な紙幣とされているのが交子・会子である。商業の発展に伴って貨幣経済も発達し、銅銭だけでなく紙幣が生まれた。これはいつの時代か、王朝名で答えよ。「40問記述式」

特級(政治・経済)・地方各級人民代表大会について、住民の直接選挙によって「人民代表」と呼ばれる代議員が選ばれるのはどのレベル(級)までとなっているか。「40問記述式」

解答は協会本部ホームページ「百科検定ー過去問題」を見て下さい。

「中国茶講座」4月再開

中国茶講座」は予定通り開催します!

様々な形に押し固めたお茶「緊圧茶」を紹介

昨年12月から休講していた「中国茶講座」を4月から再開します。緊圧茶は茶葉を様々な形に押し固めたお茶を指します。プーアル茶がその代表格ですが、近年は白茶や紅茶、烏龍茶などでも緊圧茶が作られています。プーアル茶以外の緊圧茶を紹介します。

日時:2021年4月21日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

阪急岡本駅南を西へ徒歩1分、岡本教会東隣のビル3F

講師:神田貴子さん 高級茶芸師、高級評茶員

参加費:1,500(茶菓子、お土産のお茶付き)

定員:15名 事前にご予約下さい(先着申込み順)

予約受付中! マスク着用でご参加下さい

お申込み先

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国茶講座」

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

王維「田園楽」と孟浩然「春暁」

漢詩を読む会4ゕ月ぶりに再開

第26回「漢詩を読む会」は当初2月13日(土)に開催を予定していましたが、コロナ拡大で延期していました。この度、4ゕ月ぶりの再開となります。春到来で、会場隣の教会の庭では桜が三分咲きです。どなたでも参加できますのでお気軽にご参加下さい。

「桃紅復含宿雨」(桃紅にして復た宿雨を含む)の名句で始まる王維の{田園楽」を孟浩然の「春暁」の「春眠不覚暁」と比べながら両詩を味わいます。実は両者にはつきあいがあり、王維は孟浩然の就職運動の斡旋をしています。王維は詩仏と称され、郊外の別荘で半官半隠の生活を送りましたが、その生き方は後の白楽天にも影響を及ぼしました。(画像は百度中国より)

日時:2021年4月17日(土)午後2:30~4:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

テーマ:王維「田園楽」と孟浩然「春暁」

資料代:1,000円 参加予約受付中!

※マスク着用でご参加下さい!

主催:日中友好協会兵庫連合会「漢詩を読む会」

Tel & Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

神戸岡本南公園の桜が開花

新種の貴重な桜が集まる邸宅跡の「桜守公園」

厳しい冬が過ぎ暖かい春の日差しが差し込む住宅街の一画にある岡本南公園の桜が咲き始めています。この公園は、水上勉の「櫻守」のモデルとなった桜博士・笹部新太郎さんの屋敷跡で、1981年(昭和56年)に神戸市が公園として整備した所で「桜守公園」とも呼ばれています。園内にはササベザクラ・オオシマザクラ・エドヒガンなど10種類約30本が植栽されています。3月14日に訪れたときは3本の桜木が開花し、残りの木はつぼみが膨らみ開花直前の状況でした。公園は阪急岡本駅を西へ徒歩5分阪急線路のすぐ北側の所にあり、随所に解説板もあります。(写真は3月14日撮影)

1945年3月17日「神戸大空襲」から76年

「神戸空襲犠牲者合同慰霊祭」今年も関係者で開催

元町駅周辺から西方の被災(神戸新聞より)

米軍による神戸や周辺地域への空襲は、1945年1月から8月の終戦まで合わせると128回にもなります。神戸への大空襲は、2月4日・3月17日・5月11日・6月5日・8月6日と続きます。3月17日未明の大空襲は兵庫区、林田区(現・長田区)、葺合区などで壊滅的な被害を受けています。5月11日の空襲では灘区、武庫郡(現・東灘区)で大きな被害が出ています。6月5日の空襲では、西は須磨区から東は西宮まで広範囲に爆撃を受け、この3度の無差別焼夷弾爆撃により神戸市全域が壊滅的な被害を受けました。その被害は戦災家屋14万1,983戸、罹災者53万858人、死者数7,491人、負傷者1万7,002人とされていますが確定的なものではなく実際には更に膨大な被害であったと推測されると言われています(数字はWikipediaより)。

神戸国際道路(現フラワーロード)一帯も被災(毎日新聞より)
神戸空襲を忘れない―いのちと平和の碑(神戸市中央区の大倉山公園)

神戸空襲を記録する会は、神戸空襲を忘れないように、毎年3月17日に犠牲者合同慰霊祭を開催していますが、昨年に続き今年もコロナ感染拡大に配慮し、3月17日(水)薬仙寺での慰霊祭は世話人、関係者で行うとしています。

2021年度「中国語講座」受講者募集!

全10クラス、5月17日(月)より順次開講します

中国語講座の2020年度後期後半(1月~3月)がコロナ感染症拡大で緊急事態宣言が出され、さらに延長されたことにより1月、2月が休講を余儀なくされたため、3月8日(月)~5月13日(木)に2か月遅れで再開することとなり、例年4月開講の2021年度の開始は下記の通り5月第3週~第4週となります。初級~中級~上級の全10クラスで新規受講者を募集しています。開講中の全クラスで見学受講も受付けています。途中入講もできます。

・初級Ⅰ 金曜日 18:30~20:15 5月28日開講

・初級Ⅱ 火曜日 10:00~11:45 5月25日開講

 初級Ⅱ 火曜日 18:30~20:15  5月25日開講

・中級Ⅰ 月曜日 10:15~12:00 5月17日開講

 中級Ⅰ 月曜日 18:30~20:15 5月17日開講

・中級Ⅱ 水曜日 10:00~11:45 5月26日開講

 中級Ⅱ 水曜日 18:30~20:15 5月26日開講

・中級Ⅲ 木曜日 10:15~12:00 5月27日開講

 中級Ⅲ 木曜日 18:30~20:15 5月27日開講

・上 級 金曜日 13:30~15:15 5月28日開講

◇期間は1年(前期6ゕ月、後期6ゕ月)申し込みは6ゕ月単位

◇教室:日中友好協会「岡本教室」(阪急岡本駅南を西へ1分)

◇入会金 10,000円(学生、協会員は不要)

◇受講料 35,000円(6ゕ月分前納)

◇テキストは実費

◇講師は全員中国人女性

◇見学受講は1回無料、2回目からは1回2,000円

※初級Ⅱ~中級Ⅲは午前・夜間の2クラスあります。講師、テキストは異なります。

お申込み、お問合せは下記へ

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

Tel&Fax(078)412ー2228(月耀日~金曜日、10時~19時)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「漢書」「後漢書」から見る弥生時代の日本

「地理史」「東夷伝」から読み解く倭人諸国の動向

「中国歴史講座」新シリーズが日中友好協会加古川支部主催で始まりました。第1回講座が2月27日午後、東播磨生活創造センターで開催され市民37人が参加しました。来村多加史阪南大学国際観光学部教授が「古代日本人の世界観―弥生人が見た中国」と題し講演しました。

来村教授は初めに「中国の海洋進出が世界的な問題となっているが、日本がこの問題にどう向き合い、どう対処してゆくのかを、深く慎重に考えないといけない。漢字を使う日本は、古来、中国文化の恩恵を受け、中国とは切っても切り離せない関係を続けてきました。日本人の中国観は時代ごとに様変わりしました。中国を大国と認めつつも、卑下してなるものかという負けん気があり、そのことは推古朝の外交にも伺えます。新シリーズでは、文献学と考古学の成果をもって各時代の日本人が抱いていた中国観を探ります」

弥生時代の中国と日本の年表を資料で示し、前漢時代の歴史を綴っている「漢書」―地理志、燕地の玄莬・楽浪郡を記した末尾に19文字の弥生社会の状況を伝える記載があり、その原文を読み解説しました。地理志は武帝期(弥生時代中期後半)の日本事情を伝えており、その頃、日本は100ヶ国余りに分かれ、それぞれが年ごと、季節ごとに貢物を持ってやってきたという。ただし、「朝貢」の語は使われていないことから彼の行く先は楽浪郡の群都であり、漢の都・長安までは及んでいなかったと思われます。

後漢書―東夷伝の日本に関する記載は「東夷列伝」の末尾に記載されているが、「三国志」と重複するいわゆる「魏志倭人伝」の部分です。魏志倭人伝は日本人だけの言葉で中国の学会で通用しない。また、三国志のごく一部であり独立した書ではない。日本に関する2008文字の記載があり、3段階に分かれていて、①帯方郡の使者が報告した倭の諸国の位置と戸数など②倭の風俗や物産に関する情報③卑弥呼即位の経緯、景初・正始年間における朝貢の記録などが記載されている。建武中元二年(紀元57年)倭奴国の使者は光武帝の最晩年に派遣され後漢の都である雒陽(河南省洛陽市)を訪れている。

来村教授は、当時の帯方郡(現北朝鮮)から末盧国(九州北部)までの海路図や潮流、対馬、壱岐に残る遺跡、古墳などを紹介し、遺跡から発掘された副葬品の銅鏡などを写真で紹介しました。

第2回講座は2021年7月31日(土)に開催予定、テーマは「卑弥呼が見た中国文化」

尼崎で「鞍山市青少年芸術交流展」

中国鞍山市・若手アーティストの芸術交流展

中国遼寧省の中央部に位置する鞍山市は古くから鉄の産出で知られている都市で、1983年2月に兵庫県尼崎市と友好都市提携を結んでいます。この度、尼崎市は友好都市の中国・鞍山市青少年芸術交流展を2か所で計画しています。

●2021年3月2日(火)~17日(水)8:45~17:30(土・日除く

場所:尼崎市役所中館2階

●2021年3月20日(土・祝)~3月31日(水)10:00~20:00

場所:あまがさきキューズモール3F(ドコモショップ向かい

(キューズモールはJR尼崎駅北口からデッキを渡ったところ)

※参観に際し、念のため日程・会場を下記へご確認下さい。

主催:尼崎市・鞍山市

問合せ先」尼崎市文化振興担当(細井さん)

☎06-6489-6017 Fax:06-6489-6702

E-mail:ama-kokusai-koryu@city.amagasaki.hyogo.jp

   キューズモールへのアクセス

第19回兵庫県平和美術協会「会員展」

平和の壁に花一輪を!夏の「平和美術展」作品募集も

小松益喜画伯を中心にして発足した兵庫県平和美術協会は、「平和の壁に花一輪を」を合言葉に、広く美術愛好家の輪を広げてきました。「会員展」は兵庫県平和美術協会員による展覧会で、出品数は少なめですが、絵画、書、写真、陶芸など力作が揃います。ぜひ、お誘いのうえお越し下さい。

  • 期間:2021年3月18日(木)~22日(月)10時~18時(初日のみ13時開場)
  • 会場:神戸アートビレッジセンター・ギャラリー

入場無料

夏の「平和美術展」の作品募集も行っています。平和を愛する人ならどなたでも出品できます。詳細は下記へお問い合わせ下さい。

主催:兵庫県平和美術協会

070-1749-0112(宇山さん)

E-mail:yari58hotaka53@song.ocn.ne.jp