中国が目指す方向

日中平和友好条約締結40周年記念講演会

中国が目指す方向~日中関係の展望を語る~

昨年10月の「中国共産党第19回大会」と今年3月の「全国人民代表大会」(全人代)を経て、新たな習近平体制がスタートしました。経済発展を続ける中国は、GDP(国民総生産)で日本の3倍となり、2020年代にアメリカを追い越すともいわれています。世界の中で存在感を増す中国が、今後どういう発展を目指しているのか?経済問題を中心に平和、民主主義の問題なども併せお話しして頂きます。

今年は日中平和友好条約締結40周年の記念の年です。政治、経済分野でも日中関係改善の動きが進んでいます。大いに学んでいきましょう。

  • 日時:2018年4月21日(土)午後2時~
  • 会場:神戸市立東灘区民センター8F 第1会議室
  • 講師:横井和彦 同志社大学経済学部教授

参加協力費 800円

主催 日本中国友好協会東神戸支部 ☎078-412-2228

中国の交通系ICカード

鉄道などの公共交通機関でSuicaやICOCAなど交通系ICカードをご利用の方も多いと思います。実は中国でもバスなどでICカードが使われています。ここでは上海の交通系ICカード「上海公共交通カード」にスポットを当てて書きたいと思います。

上海のICカードは大別して上海市民向けの「公共交通カード」と観光客向けの「都市旅游カード」があります。違いは実はあまり分かりません。ただ公共交通カードは後述しますが、他の都市でも使うことができますので、公共交通カードを買われることをお薦めします。

入手方法は簡単で地下鉄の窓口のほか、CVM機という高機能券売機で購入することができます。(日本発行の銀聯カードも利用可)1枚20元、これはデポジットで払い戻しをするさい毀損などがなければ全額返ってきます。あとはこれにチャージ(10元単位・最高1000元)して使うことになります。浦東国際空港の地下鉄やリニアの駅でも買うことができます。特にリニアのきっぷ売り場の係員は英語が話せますので、言葉に自信がない方はこちらで買われることをお薦めします。

使い方は日本と全く同じで改札機やバスのセンサーにタッチして使います。他にもタクシーの支払や一部のコンビニでの支払にも使えます。他の都市でも利用することができますがカードの種類によって利用範囲が異なりますので、詳しくは公式サイトをご覧下さい。

上海地下鉄総延長666キロに

上海地下鉄(上海軌道交通)は営業距離世界一ですが、さらに新線が開業しました。2017年12月30日に9号線三期(楊高中路-曹路)および17号線(虹橋火車站-東方緑舟)が新たに営業を開始しました。これにより営業総延長666キロ(リニア線29キロ含む)、停車場数389駅(同2駅含む)となります。

特に17号線は有名な観光地、古鎮・朱家角を経由しますので、今まで市区部からはバスしか交通機関がありませんでしたが、地下鉄だけで行けるようになります。虹橋火車站駅では2号線とはホームを挟んで並んでおり、乗り換えの便宜が図られています。

路線延長とともに利用者数も増え、2018年3月9日には1日利用数1223.1万人と史上最高を記録したようです。

さらに2018年2月には13号線二・三期のトンネルが貫通し年内に試運転を開始する予定です。

中国語2018年前期受講者募集中

2018年度前期(4月~9月)受講者募集中!

2018年4月9日(月)より順次各クラスが開講します。

初級Ⅰ 金曜日 18:30~20:15 初めて学ぶ人対象
初級Ⅱ 火曜日 10:00~11:45 18:30~20:15
中級Ⅰ 月曜日 10:15~12:00 18:30~20:15
中級Ⅱ 水曜日 10:00~11:45 18:30~20:15
中級Ⅲ 木曜日 10:15~12:00 18:30~20:15
上 級 金曜日 13:30~15:15

全10クラスで新規受講者を募集しています。4月16日以降の講座見学も受け付けています。

お問い合わせ:Tel&Fax(078)412-2228   中国語を学ぶ会 続きを読む 中国語2018年前期受講者募集中

急速に進むキャッシュレス化

日本のテレビ番組などでご覧になった方も多いと思いますが、中国では決済方法としてスマートフォンを使った電子マネーが主流となっています。利用範囲は広く財布を持たずにスマホだけ持って出かける人も多くいます。

電子決済サービスを行っている会社は数社ありますが、圧倒的シェアを持っているのが、ネット通販・淘宝(タオバオ)の決済から発展した「支付宝(アリペイ)」とチャットサービス・微信(WeChat)におサイフ機能を付加した「微信支付(ウィーチャットペイ)」です。

原理は専用アプリ内に「钱包(おサイフ)」があり、チャージして使います。チャージするためにはアプリのアカウントと自分の中国国内の銀行口座を紐づける必要があります。この紐づけには本人確認の意味合いもあります。また携帯電話番号のSMS認証と本人確認書類(中華人民共和国居民身分証、パスポートなど)を行う事によりフルに活用する事ができます。このサービスの特徴は決済にQRコードと呼ばれる二次元バーコードを用いる事です。これによりお店側も専用端末を置かなくても料金を受け取る事ができます。また料金を受け取る機能もありますので、個人間での金銭のやりとりも容易に行えます。このお気軽さもあり個人商店・屋台・自動販売機などでも普及しています。

しかし外国人旅行者が使うのには少し敷居が高いのが現状ですが、銀行口座の代わりにクレジットカードとの紐づけはできます。(ただしチャージなど決済には今のところ使えません)私は幸いながら中国国内の銀行口座を持っているので、実際に使ってみました。これについては追々紹介したいと思います。

岡本・芦屋川花巡り

陽気を求めて出かけましょう!

行程:岡本桜守公園見学~芦屋川桜並木~「日中友好平和の塔」

水上勉の小説「桜守」のモデルとなった笹部新太郎氏の邸宅跡が昭和56年に公園となりました。園内にはササベザクラをはじめエドヒガン、オカモトザクラなど10種約30本の桜が植えられています。その後阪急電車で芦屋川へ移動、河川敷の桜並木を見学し適当な場所で昼食交流、松浜町芦屋公園内の「日中友好平和の塔」を見学後解散。

日時:4月7日(土)午前10時 日中友好協会岡本事務所集合

(「阪急岡本駅」南を西へ徒歩1分、光の園幼稚園の東隣のビル3F)

参加ご希望の方は出来れば事前にご連絡下さい、弁当・飲み物はご持参下さい。

お問い合わせ 日中友好協会東神戸支部 ☎078-412-2228

 

日本で中国のテレビ番組を観よう

この写真ですが、日本国内のテレビでCCTV(中国中央電視台)のテレビ放送をリアルタイムで観ています。

中国をはじめ海外のテレビ番組を日本国内で観ようと思ったら少し前までは直径3メートルほどのパラボナアンテナとチューナーか、日本の有料放送と契約して視聴するしかなかったのですが、今はインターネット回線さえあれば気軽にリアルタイムにテレビ番組を楽しむ事ができるようになりました。

中国では国土の大きさからテレビ電波を全国に届かすには費用がかかりすぎるのでケーブルテレビやネット回線で配信するのが主流のようです。インターネットなので海外からもアクセスが可能です。(CCTVのスポーツ番組は海外からのアクセスに制限をかけているようですが・・・放映権の関係だと思います)

パソコンで観る場合はブラウザからCCTVのサイトにアクセスすると見る事ができます。またスマートフォンやタブレット場合はアプリをインストールしたりすればより簡単に見る事ができます。

さてテレビで観る方法ですが、少し敷居が上がりますが、HDMI出力のできるTVボックスに中国のテレビを視聴するアプリをインストールします。その方法は別の方が既に書かれているので省略しますが、私の場合は海外通販で買ったクアッドコアのAndroid TVボックスに「小鷹直播」をインストールして観ています。チャンネル数も多くきれいに写ります。テレビショッピングはお国事情が分かり楽しいです。

第10回「漢詩を読む会」

シルクロードを詠んだ漢詩を講読します

砂漠地帯の異国のエキゾチックな風景と異民族の風習を詠んだ詩を取り上げます。学徒出陣の若人もこれらの漢詩に共感していたこと紹介します。

  • 日時 2018年4月7日(土)午後2時~4時
  • 会場 日中友好協会兵庫県連合会「会議室」
  • テーマ:シルクロードの漢詩―「涼州詞」の世界
  • 講師 丹羽博之 大手前大学総合文化部教授

資料代 1,000円  参加は事前に下記へお申込み下さい

主催:日中友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

お問合わせ・お申込み ☎&Fax:078-412-2228

中国語無料体験講座

中国語講師が中国語の特徴、魅力などを話します

日中友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」は4月開講を前に「中国語無料体験講座」を開催します。勉強を始めてみようと思われている方、以前学んでいたが暫く休んでいる方などを対象に現役の中国語講師が話します。お気軽にご参加下さい。

  • 日時 3月23日(金)午後2時~
  • 会場 「中国語を学ぶ会」教室(阪急岡本駅南を西へ徒歩1分)
  • 講師 于雪婷 中国語を学ぶ会講師

お問い合わせ:☎078-412-2228 中国語を学ぶ会

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net


 

2018年度前期(4月~9月)受講者募集中!

開講日:2018年4月9日(月)より順次各クラスが開講します。

初級Ⅰ 金曜日 18:30~20:15 初めて学ぶ人対象
初級Ⅱ 火曜日 午前10:00~11:45     夜間 18:30~20:15
中級Ⅰ 月曜日 午前10:15~12:00 夜間18:30~20:15
中級Ⅱ 水曜日 午前10:00~11:45 夜間18:30~20:15
中級Ⅲ 木曜日 午前10;15~12:00 夜間18:30~20:15

上 級 金曜日 午後13:30~15:15

全10クラスで新規受講者を募集しています。初級Ⅱ~上級クラスの見学受講も受け付けています。

お問い合わせ:Tel&Fax(078)412-2228   中国語を学ぶ会

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

2017年万人坑を知る旅~遼寧省の万人坑Ⅱ~

「万人坑を知る旅」を通して分かったことの一つは、膨大な犠牲者を生み出した中国人強制連行・強制労働が、「人捨て場」である万人坑を形成する主要な原因になっていることです。

万人坑形成の主因である中国人強制連行・強制労働の被害者数は、「満州国」で1640万人、華北(「満州国」の南に位置する黄河流域)で2000万人とも言われていますが、このことは日本では殆ど知られていません。日本国内に強制連行されてきた約4万人の中国人被害者のことは日本でもある程度は知られていますが、それよりも桁違いに被害規模が大きい中国本土における強制連行・強制労働について日本で殆ど知られていないのは残念なことです。

  • 日時 2018年3月21日(水・祝)13:30~16:30(開場13:15)
  • 会場 大阪市立総合生涯学習センター第2研修室(梅田・大阪駅前第2ビル6階)
  • 報告 野津加代子さん(平和学習の旅「万人坑を知る旅」主催)
  • 解説 青木 茂さん(平和を考え行動する会)

参加資料代 800円

主催 HAPPY-SCREAMING PROJECTT LLC

お問い合わせ ☎&Fax.06ー6324-2439


※万人坑とはー主にアジア太平洋戦争期の日本の中国侵略下で犠牲になった中国人の遺体が埋められた「人捨て場」を万人坑(まんにんこう)と言います。万人坑に埋められた犠牲者の多くは、炭鉱などの鉱山や軍事基地構築などの土建工事現場で強制労働させられ過労死〈衰弱死)した中国人です。また、日本軍に虐殺された中国人を埋めた「人捨て場」も万人坑と呼んでいます。