2017年万人坑を知る旅~遼寧省の万人坑Ⅱ~

「万人坑を知る旅」を通して分かったことの一つは、膨大な犠牲者を生み出した中国人強制連行・強制労働が、「人捨て場」である万人坑を形成する主要な原因になっていることです。

万人坑形成の主因である中国人強制連行・強制労働の被害者数は、「満州国」で1640万人、華北(「満州国」の南に位置する黄河流域)で2000万人とも言われていますが、このことは日本では殆ど知られていません。日本国内に強制連行されてきた約4万人の中国人被害者のことは日本でもある程度は知られていますが、それよりも桁違いに被害規模が大きい中国本土における強制連行・強制労働について日本で殆ど知られていないのは残念なことです。

  • 日時 2018年3月21日(水・祝)13:30~16:30(開場13:15)
  • 会場 大阪市立総合生涯学習センター第2研修室(梅田・大阪駅前第2ビル6階)
  • 報告 野津加代子さん(平和学習の旅「万人坑を知る旅」主催)
  • 解説 青木 茂さん(平和を考え行動する会)

参加資料代 800円

主催 HAPPY-SCREAMING PROJECTT LLC

お問い合わせ ☎&Fax.06ー6324-2439


※万人坑とはー主にアジア太平洋戦争期の日本の中国侵略下で犠牲になった中国人の遺体が埋められた「人捨て場」を万人坑(まんにんこう)と言います。万人坑に埋められた犠牲者の多くは、炭鉱などの鉱山や軍事基地構築などの土建工事現場で強制労働させられ過労死〈衰弱死)した中国人です。また、日本軍に虐殺された中国人を埋めた「人捨て場」も万人坑と呼んでいます。