第3回 関西ブロック女性交流会 in 京都・嵐山

5月24日、初夏の風が心地よい京都・嵐山で「第3回関西ブロック女性交流会」が開かれ、男性を含む20数名が参加しました。和やかな雰囲気の中、学びと交流がぎゅっと詰まった一日となりました。

■ 日中不再戦碑を訪ねて

午前10時半、阪急嵐山駅に集合した参加者は、桂川中之島にある「日中不再戦碑」へ移動しました。 碑の前では、京都府連の宇野木会長から建立の経緯について説明がありました。

1966年の文化大革命の影響で日中交流が途絶えたことを受け、「二度と戦争をしない」という思いを形にしようと全国で記念碑建立の機運が高まり、1968年に多くの市民の協力でこの碑が完成しました。 壊れたままになっていた説明板も、2019年に再び多くの人々の力で新しく設置されたとのことです。行政との調整は難航したものの、平和への願いが実を結んだエピソードに、参加者は深く耳を傾けていました。

毎年秋には「碑前集会」も開かれており、地域に根ざした平和活動が続いています。

■ 料理旅館「花のいえ」で昼食交流会

その後、会場を料理旅館「花のいえ」へ移し、昼食交流会が行われました。 食事の前には、宇治市議会議員・佐々木まゆみさんから、市民の声をどう議会に届け、実現していくのか――市民運動と議会活動の両面から語られる実体験に、参加者は熱心に聞き入りました。

乾杯の後は、三段重の京料理を囲みながら、一人ひとりが自己紹介を兼ねて近況や活動を語り合い、笑顔あふれる交流の時間となりました。

■ 有志で「周恩来記念詩碑」へ

昼食後には有志が「周恩来記念詩碑」を訪問。 日中友好の歴史に触れながら、改めて平和の大切さを胸に刻むひとときとなりました。

■ おわりに

歴史を学び、語り合い、つながりを深めた今回の交流会。 参加者それぞれが、日中友好と地域での活動への思いを新たにする一日となりました。

「中国人戦争被害者の要求を支える京都の会」第28回年次総会が開催されました

3月15日午後、「中国人戦争被害者の要求を支える京都の会」の第28回年次総会が開かれ、約20名の会員・関係者が参加しました。
例年は中国からの参加者も来日されますが、今年は事情により来日が叶わず、総会終了後にテレビ電話を使ったオンライン交流が行われました。画面越しではありながら、互いの近況を伝え合い、温かい時間となりました。

🎤 総会記念講演
「戦後の日中関係とサンフランシスコ体制」
講師:井口和起氏(京都府立大学名誉教授)
記念講演では、長年にわたり歴史研究に携わってこられた井口和起氏が、戦後日本の歩みを大きく規定したサンフランシスコ講和条約と、その背後にある国際情勢について語りました。
井口氏は、1950年に勃発した朝鮮戦争が日本の民主化の流れを大きく押し戻し、講和条約によって日本がアメリカの強い影響下に置かれる体制が形づくられたと指摘しました。
その体制は今日まで続き、全国に点在する米軍基地は、ベトナム戦争、アフガン戦争、湾岸戦争など、さまざまな戦争の出撃拠点として利用されてきたと説明しました。
さらに井口氏は、現在の中東情勢にも触れ、イランとの緊張が高まる中で、再び日本の基地が利用される可能性があると警鐘を鳴らしました。
講演の締めくくりとして、
「日米軍事同盟の枠組みから抜け出し、憲法の理念に基づく日本の姿を取り戻すことが、平和友好運動に関わる私たちに問われている」
と力強く語り、参加者に深い問いを投げかけました。

🤝 交流と今後の活動へ
オンライン交流では、中国側の参加者からも活動への期待や励ましの言葉が寄せられ、国境を越えたつながりの大切さを改めて感じる時間となりました。
総会を通じて、戦争被害者の尊厳回復と日中友好の歩みを支える活動の意義を再確認し、参加者一同、今後の取り組みに向けて気持ちを新たにしました。

京都で出版記念会を開催

府連会員4名がこの秋に3冊を出版
9月20日、日中友好協会京都府連の主催で、この秋に府連会員4名が出版した3冊の本を祝う「出版記念会」が開かれました。
今回出版されたのは次の3冊です。
• 『長谷川テル著作集』
西田千津さんが参加する長谷川テル研究会による刊行。9月に出版。
• 『「対話」から「相互理解」へ』
宇野木洋府連会長が、41年にわたる立命館大学での教員生活の締めくくりと、立命館孔子学院開設20周年を機にまとめたエッセイ集。現代中国や中国語に関する考察を収録。
• 『対話と歴史』
この夏、中国大阪総領事館主催の「記憶・平和友好の旅」に参加した石田あきらさんと本庄豊さんによる共著。11月に出版。
記念会はベトナム料理店で行われ、第1部では著者の皆さんが出版に込めた思いや本の内容を紹介。乾杯の後は、料理を囲みながら和やかな懇談が続きました。