岡本梅林公園の紅梅が見ごろ

岡本「梅まつり」はコロナで今年も中止

厳寒の日々が続いていますが、自然は着々と春に向かい、梅の季節を迎えています。「梅は岡本 桜は吉野」とうたわれた時代があり、神戸・岡本は梅の名所として知られていました。今は小さな「岡本梅林公園」に紅梅・白梅・枝垂れ梅など約30種、130本が植えられ、いま紅梅が見頃を迎え訪れた人々の目を楽しませています。また、梅林から神戸の街が眺望でき素晴らしい憩いの場所となっています。阪急岡本駅を西へ、川沿いを山側へ上がると案内表示板があります。(写真は2月14日撮影)

中国語「初級クラス」を再開します!

初めて学ぶ人を対象に受講者募集!

日中友好協会の中国語講座はこれまで初級~上級の10クラスありましたが、長引くコロナ感染症拡大の影響もあり初級クラスと上級クラスで受講者が減少したため休講としていましたが、今年4月より初心者向け「初級クラス」を再開します。現在、2022年度前期の受講者を募っています。

●「初級クラス」開講日 2022年4月22日 午後1:30~3:15

●教室:日中友好協会教室

JR摂津本山駅北口より線路沿いに東へ徒歩約1分・甲南ビラ201号

●講師:娜仁夫(ナランフ)さん 中国内モンゴル自治区出身

●期間:前期4月~9月、後期10月~23年3月

●受講料:35,000円(前期6ゕ月分前納)

●入会金:10,000円(協会会員は不要)

※申込者が5人未満の場合は開講しない場合があります。

お申込みは下記へ

日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「一九四六」神戸展 安斎育郎実行委員会代表の就任あいさつ

私はこのたび、王希奇先生の絵画の神戸展実行委員会代表を務めさせて頂きます安斎育郎と申します。どうぞ宜しくお願いします。私が終身名誉館長を務める立命館大学国際平和ミュージアムは、世界の大学に先駆けて、1992年に総合的な平和博物館を開設しました。立命館大学も戦時には約3000人の学生を戦場に送り、1000人近い学生の命を失っています。戦後、立命館大学は戦時の教学のあり方を深く反省し、「平和と民主主義」を教学理念として採用しました。国際平和ミュージアムは現在リニューアル休館中ゆえお招きすることは叶いませんが、2023年9月にリニューアル開館の折には機会を見てご訪問を歓迎致したく存じます。

国際平和ミュージアムは、太平洋戦争のもとで全土が戦場となった日本が受けた「被害」の側面だけでなく、それに先立つアジア・太平洋諸国に対する「加害」の歴史も取り上げています。侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京虐殺記念館)とは協力協定を締結しています。私は2018年~2020年、「平和のための博物館国際ネットワーク」のGeneralCoordinatorを務め、2020年9月には成功裡に第10回国際平和博物館会議をオンラインで開催しました。同時に開催した「マンガ・パンデミックWeb展」には、中国の漫画愛好家から多数の応募をいただきました。文化は国境を超えるひとつの例でもありました。

王希奇先生の作品が日本各地で展覧され、多くの日本人が(若い人たちも含めて)戦争の悲惨さ、非情さ、非人間性を理解する助けとなることは、何と有難いことでしょう。展覧会の機会を与えて頂いたことを、深く感謝申し上げます。神戸展の実行委員会代表を務めるにあたり、改めて心より御礼申し上げます。日本では落ち着いているかに見える新型コロナ・ウイルス感染症は、世界的に新たな感染流行の様相を呈しています。皆様十分ご自愛の上、ご健勝にてお過ごし下さい。

安斎育郎(立命館大学国際平和ミュージアム・終身名誉館長)

「一九四六」王希奇(魯迅美術学院教授)神戸展

●日時:2022年8月31日(水)~9月4日(日)10:00~18:00

(最終日は15:00まで)

●会場:兵庫県立原田の森ギャラリー本館2階大展示室

(https://hyogo-arts.or.jp/harada/)

●入館料 大人1000円(大学院生以下無料)

主催:「一九四六」神戸展実行委員会

事務局:☎090-3714ー6228

E-mail:smiyahara0405@gmeil.com

兵庫の「語りつごう戦争」展に市民300人が参観

マスコミ各社が大きく報道

12月8日~12日、「子どもたちと戦争」をテーマに、兵庫の「語りつごう戦争」展が神戸市兵庫区の妙法華院で開催されました。実行委員会からの報告を紹介します。

今回で44回目となる「兵庫の『語りつごう戦争』展は、12月8日~12日までの5日間開催しました。今年はNHKが、私たちが取材した引率教師の日記に基づいて展示開催の報道、及び展示の紹介の報道を12月7日、8日と2日にわたり行ったこと、毎日新聞、神戸新聞、朝日新聞の報道、特に毎日新聞、神戸新聞に展示内容が大きな紙面を割いて報道されたこともあり、連日活気ある展示会となりました。

参観者は延べ300人、並行して開いた「戦争体験を語る会」には4回で累計約80人、「12・8のつどい」には16人が参加しました。開催にあたり、物心両面のご支援を頂いた方々にご報告し、御礼申し上げます。

今年は、「子どもたちと戦争」をテーマに、子どもたちが直接体験したことは「疎開」ではないか、ということで神戸市立小野柄国民学校(現・中央小学校)が疎開した赤穂郡上郡町の黙笑寺へ取材に行き、提供された「引率の先生の日記、スケッチブック」を中心に、神戸市立須佐国民学校(現・明親小学校)の児童が書いた作文集「疎開生活壱か年のあしあと」、神戸市立山手国民学校(現・中央小学校)集合写真や疎開生活の写真など、取材し提供されたものを展示しました。

戦争は全ての国民を巻き込むもので、決して反対者を許さず、国民の意識を戦争に集中させるため、教育・マスコミ・近隣コミュニティを総動員したという歴史の事実。戦争の惨禍を忘れないだけでなく、戦争体制がつくる軍国社会・暗黒社会の怖さも知ってもらいたいです。「12・8のつどい」では、後藤浩氏の講演で「沖縄の今!」と」題して、沖縄の直面している問題の打開へ向けて様々な角度から学習しました。「戦争体験を聞く集い」では、学童疎開の経験をはじめ、「兵庫から伝えたいヒロシマ・平和」、「父の戦争体験」、「母から伝え聞く沖縄戦」と4名の方々からお話しを聞きました。また2005年から同時開催している「平和色紙展」へ58点の出展を頂きました。

兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会

中国人画家が葫蘆島からの引揚げを描く

「一九四六」神戸展、10年半かけて描いた大作を展示

「一九四六」の作者は、魯迅美術院(遼寧省瀋陽市)の王希奇教授(61)。この絵は、1945年8月の日本敗戦後、「満州」に取り残され難民状態となった日本人が遼寧省の葫蘆島に集められ、1946年に始まった帰還事業の様子を描いたものです。作者の王さんは、祖父から話を聞き、着の身着のままの子ども達が写った当時の写真に衝撃を受け作品制作を決意したとのことです。この絵は縦3m×横20mの大作で引揚者の表情が繊細に描かれています。これまでに東京・舞鶴・仙台・高知で開催され感動と注目を集めています。今回計画している神戸展を最後に、現在建設中の葫蘆島引揚紀念館(仮称)で常設展示される予定です。

「神戸展の日時、会場」

日程:2022年8月31日(水)~9月4日(日)

時間:午前10時~午後6時(9/4は午後3時迄)

会場:兵庫県立原田の森ギャラリー2F大展示室(阪急王子公園駅西、JR灘駅北へ)

入場料:大人1,000円(大学院生、大学生以下無料)

詳しい内容は下記の神戸展ホームページをご覧下さい。

URL: https://free.yokatsu.com/koube/

主催:「一九四六」神戸展実行委員会

実行委員会事務局・☎090-3714-6228(宮原)

日中友好協会兵庫県連合会・☎078-412-2228

岩茶の品種、生産区について学ぶ

核心地区で採れた正岩茶は超高値で取引

12月15日開催の「中国茶講座」は前回に続き武夷岩茶ーPart2として6種の岩茶が紹介されました。テイスティングの前に神田貴子高級茶芸師、高級評茶員から岩茶の品種、ブランド生産区について紹介がありました。

岩茶の主要品種は大紅袍、肉桂、水仙でマイナーなものを含めると200種以上あると言われています。ブランド生産区は牛欄坑、慧苑坑、倒水坑、流香澗、悟源澗の5つの生産区と慧苑岩、天心岩、馬頭岩、竹窠、九龍窠、三仰峰、水簾洞と呼ばれる茶区を合わせた一帯は岩茶の核心地区と呼ばれています。

当日は、大紅袍(武夷山)、向天梅(武夷山)、水簾洞水仙(武夷山水簾洞)、慧苑坑肉桂(武夷山慧苑坑)、正岩雀舌(武夷山市)百瑞香の6種が紹介され百瑞香を除く5種の香り、湯色を楽しみながら試飲しました。(写真:慧苑抗肉桂の湯色、点てた後の茶葉)

次回「中国茶講座」は2022年2月16日(水)13:30~開催します。参加予約受付ています。☎078-412-2228(12/29~1/5休み)E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「中国語講座」年末・年始の予定

2021年度後期は1月~3月の3か月に短縮、新規受講者募集!

2021年の中国語講座は残り僅かとなりました。2021年度前期は間もなく終了します。2021年度後期の講座は2022年1月~3月、本来期間は6か月ですが、コロナ拡大で緊急事態宣言による休講が続いた影響で、今年に限り後期期間を3か月に短縮し、来年4月~9月は2022年度前期となります。見学ご希望の方は下記日程をご覧下さい。

12月終了日と1月開始日

(月)12月13日終了 1月17日~開始 

(火)12月21日終了 1月18日~開始

(水)12月22日終了 1月19日~開始

(木)12月23日終了 1月20日~開始

(写真は木曜日午前クラスの学習風景)

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語講座」

お問い合わせ:Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

世界遺産・武夷山の岩茶を味わう

芳しい香りと濃厚で芳醇な味わいの岩茶を紹介

11月17日午後、「中国茶講座」を4カ月ぶりに開催しました。「お茶どころ武夷岩茶」をテーマに講師の神田貴子高級茶芸師が世界遺産・武夷山を擁する中国茶の産地福建省について紹介、亜熱帯の温暖な気候と降雨量が年間2000mmもあり、面積の65%が!森林という環境がお茶栽培に大へん適した地域であること。岩茶について、福建省北部の武夷山で生産される烏龍茶を指し、露出した岩肌の谷間や窪みなどに茶樹が植えられているため岩茶と呼ばれています。

茶葉は茶褐色、湯色はオレンジ色や茶色になります。焙煎による芳しい香りと濃厚で芳醇な味わい、後味の甘さ等が特徴で、品質の良い岩茶は「岩韻」と呼ばれる岩茶特有の風味や余韻が感じられると話し、6種の岩茶についてその特徴を紹介し「武夷水仙」「武夷肉桂」「大紅袍」「正岩雀舌」「百瑞香」の5種を味わいました。

次回は12月15日(水)午後1:30~「岩茶ーPart2」を開催します。

漢詩を読む会を再開しました

来鵠の桑を採る苦労を詠った「蚕婦」を読む

第28回「漢詩を読む会」は講師の丹羽先生がケガで入院されたため9月開催を延期していました。先生が無事快復され12月4日(土)、神戸市立東灘区文化センターで約半年ぶりに開催しました。丹羽博之大手前大学教授が「蚕婦詩の世界」をテーマに講義しました。丹羽教授は、先ず絹をつくり出す厳しい労働の様子を知るためとして映画「あゝ野麦峠」の一部を映し解説しました。

当時の時代背景や製糸工場で働く女工の厳しい労働や寮生活の劣悪な環境などについて映像を見ながら話しました。澁澤栄一が掛け軸に書いたという来鵠(晩唐の詩人)の七言絶句「蚕婦」を写真で紹介し詩を読みました。

曉夕採桑多苦辛 暁夕桑を採りて苦辛多し

好花時節不閒身 好花の時節閑ならざる身

若教解愛繁華事 もし繫華の事を愛するを解せしむれば

凍殺黄金屋裏人 凍殺せん黄金屋裏の人

次回の「漢詩を読む会」は2022年2月19日(土)です。

福建省武夷山の烏龍茶「岩茶」―Part 2―

希少性の高い「岩茶」をテイスティングします

前回の講座に引き続き福建省武夷山の烏龍茶「岩茶」を紹介します。ブランド生産地「三坑両澗」の希少性の高い岩茶を中心に、数種類の岩茶をテイスティングします。

日時:2021年12月15日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

JR摂津本山駅北口を東へ線路沿いに徒歩約1分、「甲南ビラ」2階201号室

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

参加費:1,500円(資料代含む)事前予約が必要です!

(12月3日現在の予約数 10人)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net