王希奇教授の「満州」引き揚げ絵画展に1900人

1900人来場し大きな反響!新聞・テレビ・ネットで報道

「一九四六」神戸展実行委員会が8月31日~9月4日の5日間、神戸市灘区の原田の森ギャラリーで開催した魯迅美術学院・王希奇教授が描いた大作「一九四六」絵画展は5日間で約1900人が来場しました。絵画展には県内各地のほか、大阪、京都、奈良、滋賀をはじめ島根、福岡、岐阜、名古屋、神奈川など遠方からも多数来場しました。今回の絵画展開催には各界の著名人105人から特別サポーターとして応援して頂きました。(写真上は8月31日の会場

マスコミ各社の事前報道や、8月31日の開会セレモニーでは新聞、テレビなど多数が取材で来場し当日の夕刊、翌日の朝刊で大きく紹介、ネットニュースでも報じられ話題となりました。日中国交正常化50周年の記念すべき年に、中国人画家が描いた日本人難民の大型絵画が展示され反響をよんでいて、中国駐大阪総領事館の薛剣総領事が開会式で来賓あいさつをされたこともあり中国の人民日報(9月3日付)でも報道されました。(写真上:多くの若者も訪れた9月3日

会場中央の机に置かれた「感想ノート」には103人の来場者が自身の体験や親から聞いた当時の様子、圧倒される大きさの作品を目にし、絵に描かれている不安と安堵の混じった引揚者の表情などから感じたことなどをノートにびっしり書き込んでいました。(写真避難民が生じた歴史的背景の解説文に見入る入場者、8月31日

「船の後ろから見た海面、ジーンとくるものがあります。乗船を待つ避難民、この乗船場までどれほどひどい状態でたどり着いたかを想像しました。ウクライナの人たちの避難民と像が重なります。決して許すな戦争を!」(絵の中央に描かれた遺骨を抱えた男装の少女)

「葫蘆島、私にとって忘れられない所、満州奉天(今の瀋陽市)から子ども6人、姉14、12、兄10、私6、弟3歳、末の弟0歳の赤ん坊、父は天津に抑留中で、母はひとりで連れて帰ったのです。絵画展を見て、母のこときょうだいのこといっぱい思い出し涙しました。大きな絵、よくぞ描かれたと思います。子どもの表情に私の気持ちが偲ばれました」(写真:「一九四六」の作者・王希奇魯迅美術学院教授

「どうしても見たくて足を運びました。涙が止まりませんでした。平和がどんなに大切な事か、世界中で戦争がなくなり平和な新しい世がきますように!」

「胸にせまる色んな思いで文章にしきれないです。加害者となった日本として、戦争を知らない世代ですが二度と戦争が起きないよう平和な日本を子や孫に残さなければと強く思いました」(感想ノートに書かれた入場者の感想文より一部を紹介)。

人民網でも報道されました!

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