サービス一時停止のおしらせ

いつもお世話になっております。

さてサーバホスティングサービス会社より連絡があり、下記の日程でサーバメンテナンスを行います。

2019/11/10(日) 21:00 ~ 2019/11/11(月) 09:00

この時間帯は弊サイトへのアクセスはできなくなります。皆様にはご迷惑をかけますが、ご理解のほどお願いいたします。

11月の中国茶講座は「普洱生茶」

人気生産地「氷島五寨」の古樹茶の飲み比べも

普洱茶には「生茶」と「熟茶」があります。今月は経年により発酵が進む「生茶」を中心にご紹介します。人気生産地「氷島五寨」の古樹茶の飲み比べも予定しています。

日時:2019年11月20日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

参加費:1,000円(茶のお土産、茶菓子付き)

※定員15人(先着申込み順)予約申し込みは下記へ

申込先:日中友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228 

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「中国全土の強制連行」数の多さに大ショック!

映像で見た万人坑の遺骨数は「南京」の比ではない大量なもの!

10月27日に開催した日中友好協会兵庫県連合会主催の「記念講演会」は、青木茂さん(平和を考え行動する会)が2000年から2018年までの19年間に中国大陸に現存する東北地方から華南の海南島に至るまでの「万人坑」の内、42ゕ所を訪問し、印象に残った「北票炭坑万人坑」と「大同炭鉱万人坑」についてリアルな映像を映しながら詳しく紹介しました。(写真は10月27日の記念講演会会場)

強制連行した中国人を強制労働で酷使し地下鉱物資源を略奪

日本が占領し支配下においた「北票炭坑」(遼寧省「旧熱河省」北票市)では、1933年に占領以降12年間で、石炭840万トンを略奪、凄惨な強制労働により31200人を死亡させている。「大同炭鉱」(山西省大同市)では1937年に占領以降8年間で石炭1400万トンを略奪、劣悪な条件の下での苛酷な強制労働で60000万人余りの中国人労工を死亡させ、その結果、主要な万人坑だけでも20ゕ所が大同炭鉱周辺に残っている

使い捨てにされた労工の遺骨が大量に眠っている「万人坑」

青木さんは自身が撮影した写真を多数映しながら万人坑の様子について詳しく説明しました。映像には無数の遺体(人骨)が鮮明に映し出され、その中には「ミイラ化」した遺体や針金で手足を縛りその上に重しの石を載せた「生き埋め」にされたと思われる無念な表情を残す犠牲者の映像も確認できた

日本企業の営利活動と日本軍の侵略行為は消すことが出来ない

最後に青木さんは、「強制連行」について、「撫順炭坑」(遼寧省)だけでも、敗戦までに石炭2億トンを略奪し、強制労働で、25万人を死亡させ、30ゕ所以上の万人坑を残していることを紹介しました。これは、日本政府が閣議決定により「日本国内への労働力確保」で日本国内へ強制連行した中国人38935人、死者6830人と比較しても桁違いに多い。中国全土での強制労働4000万人に及ぶ被害、犠牲を生み出した日本企業の営利活動(金儲け)と日本軍の侵略行為の史実は消し去ることは出来ず、この事実は、「侵略を否定する歴史改竄主義者やその筆頭格である安倍晋三首相らへの回答」となるでしょうと語りました。

中国人労工を消耗資材と記録、遺骨数は南京の比ではない

参加者からはアンケートに、「日満商事の記録にある、中国人労工を「資材」の「消耗」として記録されていたことを聞き怒りを覚えた。食事も殆ど与えず、石炭・鉄を採掘させて正に人捨て場をつくったのですね。強制連行・労働は中国全土で4000万人と聞き大ショック!スライドで見た人骨は「南京」の比ではない大量なものでした」との感想が寄せられています。

下の写真:上2枚は「北票炭鉱万人坑」上は、労工の遺体が大量に投げ込まれた深い谷。(白っぽい建物の下、写真手前に谷がある)

上から2枚目:遺骨保存展示館C/展示館内部の遺骨の一部

写真3、4枚目は「大同炭鉱」、3枚目:煤峪口万人坑の入口

4枚目:20世紀初頭に開削された坑道が廃坑になったあと、そこに犠牲者の遺体が無造作にかつ大量に捨てられた。

これら4枚の写真は青木茂氏が撮影、「万人坑を知る旅」より転載

漢詩を読む会・王維「秋夜独坐」を読む

白楽天の詩には王維の生き方や詩を意識したところがみられる

10月19日に開催した第19回「漢詩を読む会」は、盛唐の詩人・王維の「秋夜独坐」を中心に丹羽博之大手前大学教授の解説で読みました。

「王維」(701~761、生没年は699年~759とする説もある)。字は摩詰、太原(山西省)の人。子どもの時から聡明と言われた。15歳の時、科挙の準備で都へ出て、優れた詩を作り、画・書・音楽の才能にも恵まれ王侯貴族たちの寵児となった。王維の多才な資質はもてはやされ、21歳の若さで進士に及第する。

役人となった王維は、官僚生活の合間に心を休める別荘を都の南藍田山の麓に求め「輞川荘」と名づけ半官半隠の暮らしを楽しんだ。晩年の755年に勃発した安禄山の乱で賊軍に捕まり裁判にかけられた。要職にあった弟の嘆願により官を下げれただけで事なきを得てその後、尚 書右丞(書記官長)にまで進んだ。王維は熱心な仏教信者であった。

王維の生き方や詩は白居易(字は楽天、772~846)にも影響を与えている。江州司馬に左遷された白は、盧山に草堂を構え、秋の一夜、雨の中独り草庵に坐し、王維の「秋夜独坐」の境遇に共感した。白楽天が政争の渦巻く都長安から逃れて、独善・保身を図る処世法を選んだ背景の一つに、王維の生き方があったのではないか。

  「秋夜独坐」 王維

独坐悲双鬢 独坐 双鬢を悲しみ

空堂欲二更 空堂 二更ならんと欲す

雨中山果落 雨中 山果落ち

灯火草虫鳴 灯火 草虫鳴く

白髪終難変 白髪 終に変じ難く

黄金不可成 黄金 成すべからず

欲知除老病 老病を除くを知らんと欲せば 

唯有学無生 唯 無生を学ぶ有るのみ

「廬山草堂、夜雨独宿  寄牛二・李七・庾三十二員外」 白楽天

丹霄攜手三君子 丹霄手を攜ふ 三君子 

白髪垂頭一病翁 白髪頭に垂る 一病翁

蘭省花時錦帳下 蘭省花時 錦帳の下

廬山夜雨草庵中 廬山夜雨 草庵の中

終身膠漆心応在 終身膠漆 心応に在るべし

半路雲泥跡不同 半路雲泥 跡同じからず

唯有無生三味観 唯だ無生三味の観有るのみ

栄枯一照両成空 栄枯一照 両に空と成る

次回「漢詩を読む会」は12月14日(土)午後2時~4時

参加予約は ☎078-412-2228 へ

講演会「習近平政権が目指す『中国の夢』―中国社会の過去・現在・未来

中国人の日本に対する印象は改善、日本人の中国に対する印象は、「良くない」が依然高い水準に止まっている

1949年に誕生した「中華人民共和国」は、今年10月1日、建国70周年を迎え、大規模な軍事パレードを含む祝賀行事を行いました。経済発展に伴う近代化が進行し、高速道路や新幹線、ITの普及は目を見張るものがあります。一時減少していた訪日中国人観光客は、昨年は過去最高となる735万人となりました。

一方、香港問題や台湾との関係、中国本土の民主化、民族問題など懸念もあります。2019年10月24日に発表された「日中共同世論調査」では、『中国人の日本に対する印象は改善し、2005の調査開始以来最も良好となっている』のに対し、『日本人の84・7%が中国に対し、よくない印象を抱いている』との結果が発表され、日本国民の中国に対するよくない印象は依然として高い水準に止まっています。こうした状況の中国をどう評価し、どう理解すればよいか?中国経済を長く研究し、日中友好協会の役員としても活躍中の山本恒人先生に話して頂きます。どなたでも参加出来ますのでお誘い合わせてご参加下さい。(写真:2019 年10月1日・国慶節パレード、新華社)

日時:2019年11月24日(日)午後2時~

会場:尼崎中央北生涯学習プラザ1階

(尼崎市東難波町2丁目14-1 ☎06-6482-1750)

講師:山本恒人 大阪経済大学名誉教授

1980年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1980年大阪経済大学専任講師。教授、特任教授を経て2014年退職。現同大学名誉教授。2012年日中友好協会大阪府連合会副会長、現在に至る。主著に『現代中国の労働経済―「合理的低賃金制」から現代労働市場へ』創土社、2000年。『奥深く知る中国―天安門事件から人々の暮らしまで』(共著)かもがわ出版、2019年6月。

参加協力費(資料代):500円(チラシはこちら

会場への交通機関

JR立花駅から阪神バス15番「阪神尼崎」行き、「中央公民館」下車。阪神尼崎駅から阪神バス13番「阪急塚口」行き、「尼崎総合医療センター」下車。阪急塚口駅から阪神バス13番「阪神尼崎」行き、「尼崎総合医療センター」下車。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

復旧しました

月曜日(28日)早朝より弊サイトにアクセスができないという事象が発生しており、皆様にはご迷惑をおかけしました。原因は弊サイトを設置しているサーバのトラブルによるものでした。

本日、復旧にこぎつけました。今後ともよろしくお願いいたします。

追記:この記事を書いた後も断続的にアクセス不能の状態が発生しており迷惑をお掛けしました。ホスティングサービス会社より「症状は解消しつつある」と返事をもらっています。これに懲りず弊サイトを今後ともよろしくお願いいたします。

平和のみみ(美海)ちゃんの集い・2019

朝鮮半島と日本を非核・平和の地域に 

非核「神戸方式」記念碑(愛称:平和の美海ちゃん)が、市民の募金により建立されてから12周年となりました。

今、日韓関係が悪化していますが、市民間の交流が重要になっています。とりわけ、非核・平和の北東アジアに向けての、日本・韓国市民の連携が重要な時期になっています。今回の学習会講師の津川さんは、今年5月に韓国で開催された「日韓国際フォーラム」に参加するなど、日韓市民の連携に取り組んでおられます。釜山市の平和団体から「非核神戸方式を釜山港でも実現したい」との声が寄せられていることなど」、両国市民の連帯について話して頂きます。

●日時:11月10日(日)午後1:30 平和の美海ちゃん像前集合(神戸市中央区海岸通り3丁目、KCCビル前、JR元町駅西口から南へ徒歩5分)

●学習会:午後2時~4時 神戸まちづくり会館2階ホール(元町商店街4丁目、大丸前入り口から西へ7~8分)

 講師:津川知久  氏 兵庫県原水協筆頭代表理事

「北東アジアの非核・平和へ  日本・韓国市民の連携促進を」

参加費:500円

主催:センター神戸(全神戸労働組合センター)・非核「神戸方式」記念碑建立実行委員会 Tel&Fax:(078)391-1909

福建・広東・台湾の烏龍茶を試飲

烏龍茶の四大生産地、特徴と代表的な茶について学ぶ

10月16日に開催した「中国茶講座」は満席の盛況で、烏龍茶について講師の茶芸師・神田貴子さんから四大生産地、産地別の特徴、代表的な茶の種類、銘柄などを聞き全員が試飲しました。

烏龍茶は主に中国の南部地域で生産され、主要生産地は「閩北(福建省北部)・閩南(福建省南部)・広東(広東省東部)・台湾(台湾全域)の四地域です。

閩南烏龍茶(福建省南部)・安渓鉄観音(福建省泉州市安渓県)、閩北烏龍茶(福建省北部)・大紅袍(福建省武夷山市)、広東烏龍茶・鳳凰単叢密蘭香(広東省潮州市)、台湾烏龍茶・台湾高山茶、杉林渓高山茶、阿里山烏龍、阿里山金萱、梨山高山茶の産地、発酵度、味、香りなどについて講師から詳しい説明を受け、6種の試飲を楽しみました。(写真上:10月16日の講座風景、下は鳳凰単叢蜜蘭香と台湾高山茶、杉林渓高山茶の茶葉)。

次回「中国茶講座」は11月20日(水)午後1:30~です。

協会創立69周年記念講演会にご参加を!

大陸における「万人坑」を形成する主要な原因

かつて「満州国」として日本に占領支配された東北部から亜熱帯の南洋に浮かぶ海南島にまで至る広大な中国の各地に、中国人が万人坑(まんにんこう)と呼ぶ特異な場所・「人捨て場」が数えきれないほど現存している。主にアジア太平洋戦争期(1931年~1945年)の日本による中国侵略の下で日本の侵略犯罪の犠牲となった中国人の遺体(遺骨)が埋められている。

2000年~2018年までの19年間に42ヵ所の万人坑を訪ね調査、記録を続けている青木茂さん(平和を考え行動する会)は、「多くのことを見聞して分かったことの一つは、埋められた犠牲者の人数が多くの万人坑で文字通りの万人の単位になること。もう一つは、営利(金儲け)を目的とする日本の民間企業が関与(経営)する鉱山や土建工事現場における強制労働が大量の犠牲者を生み、「人捨て場」である万人坑を形成する主要な原因となっている」と指摘します。

侵略加害の史実を消し去ることは極めて罪深いこと

さらに「今回の講演会・学習会を通して、侵略者の日本が中国に残した加害事実としての万人坑と中国人強制連行について、現在を生きる皆さんに理解して頂ければと思います。併せて、中国やアジア各国に対する日本の侵略加害の史実を安倍晋三首相ら歴史改竄主義者が消し去ろうとすることがどれほど罪深いことであるかを実感して頂ければ幸いです」と語っています。今回の講演会では訪ねた地を詳しい説明資料や映像、図で紹介して頂きます。どなたでも参加できますのでお誘い合わせてお越し下さい。

「日本中国友好協会創立69周年記念講演会」

●日時:2019年10月27日(日)午後2時開演(1:30開場)

●会場:神戸市立兵庫勤労市民センター第3会議室(JR兵庫駅北)

講師:青木  茂  氏(平和を考え行動する会会員)

「中国人強制連行・強制労働と万人坑(人捨て場)」

著書「華南と華中の万人坑~中国人強制連行・強制労働を知る旅」など多数

参加協力費:一般1,000円 会員・協力券800円(高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

世界遺産・黄山の絶景と中国の古代農村の面影残す村落②

ツアー参加者が撮った写真で見る世界遺産「黄山と古村落」の素晴らしい景観&朱家角運河、上海抗戦紀念館

日中友好協会兵庫県連合会企画の中国ツアー「中国安徽省の黄山、雄大な自然と歴史の残る世界遺産の街と上海の旅」は天候に恵まれ、参加者は、世界遺産黄山の素晴らしい景観と歴史ある古村落の散策を楽しみました。引き続き写真の一部を紹介します。(写真はHHさん提供)

飛来石(黄山)

西逓村内の通路
西逓村内での民族パレード
朱家角運河
松沪抗戦記念館全景(上海)
記念館内部(上海)