孫文2018特別展&特別講演会

日本の孫文・宋慶齢ゆかりのミュージアム展

11月12日は孫文の誕生日(1866年、中国広東生まれ)です。市民の皆さまに孫文の生涯と活動をより広く、深く理解して頂こうと、孫文記念館、孫文研究会、移情閣友の会が共同して毎年11月に「孫文月間」を催してきました。今年は兵庫県政150年・日中平和友好条約締結40周年にあたります。

この年に、孫文記念館では、孫文と縁の深い日本の記念施設などを特別展で紹介します。特別講演会では「孫文と日本のつながり」、また特別展と連動して「日本各地の孫文ゆかりの施設」を紹介する予定です。

「特別展」日本の孫文・宋慶齢ゆかりのミュージアム展

  • 期間:11月1日(木)~12月2日(日)10:00~17:00
  • 会場:孫文記念館(JR舞子駅、山陽電鉄舞子公園駅より徒歩5~10分)
  • 入場料:一般300円、70歳以上200円、高校生以下無料

「特別講演会」―孫文・宋慶齢を支援した日本の人々

  • 日時:11月28日(水)13:45~16:45
  • 会場:兵庫県公館(地下鉄県庁前駅より5分、JR・阪神元町駅より徒歩
  • 10分)
  • 講師:安井三吉神戸大学名誉教授・孫文記念館名誉館長
  • テーマ:孫文と日本―「広東暴徒」・「辛亥元勲」・「王道覇道」 

参加無料・事前申し込みが必要です Fax:078-785-3440

E-mail: sunwen150@gmail.com 電話での申し込みは出来ません

主催:孫文記念館(移情閣)☎078-783-7172

共催:孫文研究会、移情閣友の会

安倍首相による靖国神社への真榊奉納に抗議する

安倍晋三内閣総理大臣に抗議文送る

安倍晋三首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納したことに日中友好協会は抗議文を首相宛に送付しました。

抗議文

靖国神社の秋季例大祭にあたる17日、安倍晋三首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納したと報道された。安倍首相の靖国神社への供物の奉納は今年8月の終戦記念日に「自民党総裁」の肩書で玉串料を奉納したのに続くもので、春秋の例大祭での真榊奉納と終戦記念日の玉串料奉納が毎年繰り返されている。

靖国神社は侵略戦争に国民を駆り立てる精神的な支柱であっただけでなく、いまもなお、A級戦犯を合祀し、侵略戦争を美化・正当化する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、国を代表する首相が侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを内外に示すとともに、憲法9条改悪の動きと重なって、日本が再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な疑念を生じさせるものである。

日本中国友好協会は、侵略戦争の美化・正当化につながる靖国神社への真榊の奉納に強く抗議するとともに、国際社会が共有する歴史認識を重視し、アジアと世界の平和と安定のために平和国家としての役割を果たすことを日本政府に強く求めるものである。

2018年10月19日 日本中国友好協会(会長 大村新一郎)

中国茶講座で台湾茶の飲み比べ

高山茶・「梨山高山茶」と「杉林渓高山茶」

梨山高山茶は標高2000m~2600mで作られる高山茶で、雑味や渋味の全くないまろやかな味わいが特徴のお茶です。

杉林渓高山茶は標高1600m~1800mで作られる高山茶。爽やかで清々しい香りと透明感のあるすっきりとした味わいが特徴です。

鉄観音茶・「安渓鉄観音」と「木柵鉄観音」

福建省で作られる「安渓鉄観音」と台湾で作られる「木柵鉄観音」の2つがあります。

安渓鉄観音・茶葉は濃い青緑色をしていて、味は新鮮で爽やか、甘みもあり、口中に広がる余韻を楽しむことができます。

木柵鉄観音・茶葉は球形で茶色~褐色です。味は芳醇で甘く、微かに果物のような酸味も感じられます。

台湾紅茶・「日月潭紅茶」と「密香紅茶」

日月潭紅茶(紅玉紅茶)は、赤く美しい褐色と、メントール系のすっとした香りが特徴、味は濃厚で果物のような甘味があります。

密香紅茶は、バラの花のような香りと蜂蜜のような甘味が特徴で歴史は浅いながらも、現在大へん人気のある紅茶です。

「中国茶講座」次回は11月28日(水)13:30~開催します。どなたでもご参加頂けますのでお気軽お越し下さい。

習近平政権の下で中国の今は、明日は?

習近平指導部の下で中国政治の変化を語る

5年半にわたる中国での取材活動を通じ、中国社会の変化を目の当たりにし、日中友好をどうつくっていけばいいか、前赤旗北京支局長が語ります。お誘い合わせてご参加下さい。

  • 日時:2018年10月20日(土)午後2時開演(1時30分開場)
  • 会場:兵庫県民会館10F会議室「福」(JR/阪神元町北へ7分)

講師:小林拓也 前赤旗北京支局長

テーマ:「中国見たまま、聞いたまま」

参加協力費:1,000円(高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

第5回「中国百科検定」申込み締切近づく

第5回検定は加古川市で実施します

日中友好協会は、「中国力で可能性を広げよう」と第5回「中国百科検定」への受験を呼びかけています。中国百科検定は、どなたでも受験可能で、年齢、国籍の制限はありません。中国語の能力ではなく、歴史・地理・政治・経済・社会・文化・教育・スポーツなど多方面の知識を問う、日本でも極めてユニークなものです。

第5回検定は、加古川市で実施します、ぜひ挑戦してみて下さい。

  • 試験日/試験時間:2018年12月9日(日)/15:00~15:50
  • 会場:東播磨生活創造センター1F講座研修室  (加古川総合庁舎)JR加古川駅南を南東へ徒歩約5分(下図参照下さい)
  • 申込締切:2018年11月9日(金)

受験申込:払込取扱票、リーフレットは下記へご請求下さい。

日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228  E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net

百科検定公式サイト  http://www.jcfa-net.gr.jp/kentei/

白楽天の「賣炭翁」を読む

10月13日に開催された漢詩を読む会は、中唐の詩人・白楽天(772~846)の新楽府五十首(三十二)「賣炭翁」を丹羽博之大手前大学教授の解説と映像で読みました。また、この詩を利用して詠んだと言われる阪井虎山(1798~1850・安芸の人)の「賣花翁」も併せて読みました。何れも翁の苦労を詠んでいます。

「賣炭翁」白楽天新楽府五十首(三十二)

伐薪焼炭南山中  満面塵灰煙火色
両罠蒼蒼十指黒  賣炭得銭何所営
身上衣裳口中食  可憐身上衣正単
心憂炭賤願天寒  夜来城外一尺雪
暁カ駕炭車氷轍  牛困人飢日家高
市南門外泥中歇  翩翩両騎来是誰
黄衣使者白衫児  手把文書口稱勅
迴車叱牛牽向北  一車炭重千餘斤
宮使驅將惜不得  半匹紅綃一丈綾
繫向牛頭充炭直

「賣花翁」阪井虎山 住在洛城東

竹扉半破鬢如蓬  自少栽花到七十
培養別伝一家法  栽花雖巧拙謀生
未免街頭喚且行  日暮還家自歎息

次回「漢詩を読む会」12月8日(土)開催予定

港珠澳大橋10月下旬開通見込み

開通式は珠海で、通行料最高は300元に決定

香港・珠海・澳門を結ぶ「港珠澳大橋」は10月下旬に開通する見込みとなった。9月28日付香港各紙によれば、特区政府及房屋局は27日、3地区政府が28日から3日間にわたり初の合同試運転を行うことを明らかにした。直行バスや車両の通関、緊急時の消防・救護車両の通行、各地の税関・出入境管理所の運営をテストし、3地の通関・出入境条件が整った後に中央政府に開通日時の確定を申請することとなる。開通式は珠海で行われるものとみられる。

港珠澳大橋管理局は8月24日、広東省政府の承認を経て港珠澳大橋の車両通行料を正式に発表した。25日付香港各紙によると、標準通行料は小型車両(自家用車、タクシー)が150元、大型客車(越境バス)が200元、シャトルバスが300元、コンテナ車が115元、普通貨車が60元となっている。(日刊香港ポストより、写真上・港珠澳大橋、下・海底トンネル 百度百科より)

※港珠澳大橋は2018年10月23日、珠海市で開通式典が行われ習近平国家主席が出席し開通宣言しました。24日から通行が開始されます。

趙磊「二胡無限動」コンサート

想像を超える音楽の無限な世界

二胡演奏家・趙磊(ZhaoLei・1979年上海生まれ)が2010年から続けている「二胡無限動―ERHU  without  BOUNDARY」コンサートがピアノ奏者・阿部篤志との共演で開催されます。

二胡は二弦の楽器だが、可能性は無限である。そんな思いで毎年他ジャンルの音楽とのコラボレーションに挑戦するコンサートを行い、二胡の可能性を広げている。繊細な美しさとダイナミックで情熱的な演奏を併せ持つ趙磊、一度聴いたら忘れられない興奮を届けてくれることでしょう。

  • 日時:2018年11月10日(土)15:00開演
  • 会場:大阪ヒビキミュージックサロン  リーヴズ

大阪市北区西天満3-1-6  辰野西天満ビル1F ☎06-6363-3060

チケット・全席自由席/5,000円 イープラス  http://eplus.jp/

主催:日本楽友会 ☎03-6277-8559   maeda@c-selah.jp

哈爾浜-佳木斯鉄路開業

2018年9月30日、哈爾浜-佳木斯(ジャムス)鉄路(以下哈佳鉄路と称す)が正式に開業しました。これにより沿線の大多数の無鉄道地区状態に終止符を打ちました。

哈佳鉄路は黒竜江省中東部に位置し、哈爾浜市を起点とし、賓県、方正、依蘭三県を経由し佳木斯市に至ります。路線延長344キロメートル、設計速度200km/h、哈爾浜、太平橋、賓西北、賓州、勝利鎮、方正、得莫利、依蘭、佳木斯など等19の駅が設けられます。開通当初は哈爾浜西-佳木斯間に13往復の列車が走り、最速列車は従来の5時間44分から2時間3分に短縮されます。

哈佳鉄路は2014年7月に起工し、2018年5月より試運転をしていました。沿線は酷寒地帯に属し冬季は氷点下40度近くまで下がります。長い氷結期間、複雑な地質条件などを乗り越え、路盤の保温設備、低温に強い材料の採用などで、酷寒地区での安全運行が保障されます。車両はCRH5A型を採用し、排障器や車体の19項目に防寒対策を施しています。

哈佳鉄路は大連-哈爾浜高鉄の北部延長線に位置づけられ、既に開業している大連-哈爾浜、哈爾浜-斉斉哈爾高鉄、今後開業する哈爾浜-牡丹江高鉄とともに黒竜江省の高鉄ネットワークの重要路線となります。この路線の開業により東北部の鉄道ネットワークはより良くなり、沿線住民の移動の便利さや経済発達に繋がることが期待されています。(中国鉄路総公司サイト)

中国残留邦人への理解を深める集い

中国「残留日本人孤児」の歴史を語りつぐために

―ドキュメンタリー映画上映と講演―

中国残留邦人2世の大橋晴美さんを主人公として信越放送テレビ局制作のドキュメンタリー。2012年の夏、大橋晴美さん、遼太郎さん親子は中国の生まれ故郷や戦跡を訪ねた。戦争と友好を見つめる旅である。二人は戦争の歴史とどのように向き合ったのか、そしてどのように未来への希望を見出していくのか

■日時:2018年11月18日(日)13:00~16:15

■会場:神戸市立垂水勤労市民センターレバンテホール

JR/山陽「垂水駅」東口北東へ3分

◆ミニコンサート 日本民謡藤本流

内山欣子さん(藤本流師範)、内山太志さん(藤本流名取)、内山美歌さん(藤本流名取)

◆SBCスペシャル「遼太郎のひまわり~日中友好の明日へ~」

信越放送テレビ局制作のドキュメンタリー映像(40分)

◆講演:大橋晴美さん「中国帰国者2世の思い」(60分)

※大橋晴美さんプロフィール

1970年中国遼寧省生まれ。祖父母は満蒙開拓団として下伊那郡豊丘村から旧満州へ渡り、中ソ国境近くに入植。戦後の混乱の中で中国に残された父親はやがて結婚し、三人の息子と晴美さんを育てあげた。1978年家族6人で祖父母の故郷、長野県に帰国。1994年長野県公立中学校英語教諭となる。2007~2010年中国北京師範大学教育学院比較教育学専攻博士課程に留学。著書に「国際理解ハンドブック 中国と出会おう」(共著)など。

入場無料 予約不要

主催:神戸市(委託団体:中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会) 

お問い合わせ:☎090-8539-7021(水野)