記念講演会「陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像」

「大アジア主義」講演(1924年11月28日)100年を前に

孫文が神戸(現・兵庫県庁のあたり)の県立神戸高等女学校講堂で「大アジア主義」講演を行ってから今年11月28日で100年となります。また1924年は神戸の著名な作家・陳舜臣さん(1924~2015)が生まれた年でもあり、今年生誕100年でもあります。この記念すべき年にあたり、日中友好協会兵庫県連合会は孫文研究で著名な安井三吉神戸大学名誉教授を迎え、「陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像―〔大アジア主義〕講演100年を前に―」をテーマに学習講演会を開催します。講演会はどなたでも参加頂けますのでお誘い合わせてご参加下さい。

日時:2024年3月23日(土)午後2時

場:神戸市立灘区文化センター5階E会議室(JR六甲道駅接続)

講師:安井三吉  神戸大学名誉教授

テーマ:陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像―「大アジア主義」講演100年を前に―

参加協力費:500円

安井三吉先生プロフィール:1941年東京生まれ、東京大学文学部東洋史学科卒業。1972年東京大学大学院博士課程満期退学、神戸大学教養部講師、助教授、国際文化学部教授、2004年定年退官、名誉教授、孫文記念館館長・神戸華僑歴史博物館研究室長。専門は中国近現代史研究。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228 

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net 

第53回神戸空襲犠牲者合同慰霊祭

犠牲者への黙祷、読経、空襲体験談などで追悼

阪神淡路大震災に見舞われた私たちを、次々続く自然災害を日本中の人々が助け合ってきました。今年1月1日から続く能登半島地震も支えあいたいものです。今、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザへの攻撃など、なぜこのような戦争が続くのか、平和を求める願いと努力が届き、人が人を傷つけあう戦争を人間の思いやりや想像力、相互の信義と公正に基づき停戦へと進めることを信じたいものです。79年前の2月5日、3月17日、5月11日、6月5日、8月6日と何度もあった神戸空襲を忘れないように、亡くなられた方々の無残な死や無念へ思いを新たにするために、亡くなられた方々を思うひと時を過ごします。

日時:2024年3月17日(日)午後1時30分~

場所:薬仙寺(兵庫区今出在家町4-1-14 ☎078-671-1696)

犠牲者への黙祷、住職の読経、空襲体験者のお話

若い皆様にも、体験を継承し、語り継いでいくためにも、参加頂きお話を聞いて頂ければと思います。

*薬仙寺へは、当日JR兵庫駅から、市営地下鉄海岸線「和田岬」駅から案内板を設置します。

神戸空襲を記録する会(連絡先☎080-1419-8208)

大空襲で焼野原となった神戸市街
空襲で焼けた生田神社のご神木・楠の切り株

澳門の「春節祝賀パレード」盛大に開催

街はランタンや花で飾られ、龍舞や獅子舞が練り歩く

中国広東省珠海市に隣接し、香港とは世界最長の港珠澳大橋で結ばれている澳門(MACAU)特別行政区で2月10日~14日(10日~12日が春節休日、13日、14日は振替休日)、2024年春節を祝うイベントが連日盛大に行われた。「春節祝賀パレード」(2024農歴新年花車匯演)は辰年にちなんで「龍」をテーマとした山車やダンスパレードなど。街はランタンや花で飾られ、ドラゴンダンスやライオンダンスが練り歩き、中心広場のセナド広場では10日間にわたり新年を祝うイベントが続きました。

澳門国際空港運営会社(CAM)は2月15日、春節休暇期間の空路輸送実績を発表しました。今年の春節休暇は中国本土が10日~18日、澳門が10日~14日。CAMによれば2月10日~14日の澳門国際空港旅客輸送量は延べ11万人超で、前年同時期の2.4倍となり、フライト発着回数も2倍の延べ800回に上ったとのこと。この内、2月14日の単日旅客輸送量が2023年以来の最多となる延べ2.5万人超に達したという。2月14には世界遺産の聖ポール天主堂跡前で無料のバレンタインコンサートが開かれた。また、澳門治安警察局が2月16日に公表した総計では2月9日~15日に澳門への入境旅客数は114万人、単日平均で16.3万人で前年同時期の153.7%増となった。澳門の人口は約67万人(2019年時)。(「マカオ新聞」より記事、写真を引用)

商店街を練り歩く龍舞(2月10日)
セナド広場広場に飾られたイルミネーションを見る人々(新華社)
世界文化遺産「馬祖廟」を訪れた人々(2月14日)
春節パレード①
春節パレード②
バレンタインデーコンサート(2月14日、世界遺産聖ポール天主堂跡)

神戸岡本梅林公園で「2024年梅まつり」

「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」

岡本は歌に唄われるように昔から有名な梅林地帯です。岡本梅林公園は昭和57年に公園として整備され、神戸の街並みや大阪湾を一望できる位置にあります。2月中旬から3月中旬にかけて約40種類200本の梅が咲き誇り、遅咲きの梅など種類も豊富で長い期間梅見を楽しむことができます。2月25日(日)午前10時より「摂津岡本梅まつり」が行われます。まつりでは各所で梅ガイドによる説明、また甘酒・梅パン・梅関連商品の販売も行われるようです。岡本公園は阪急岡本駅から北西へ約10分の見晴らしの良い高台にあります。

摂津岡本梅まつり:2024年2月25日(日)

時間:午前10時~

各所で梅ガイドによる説明、甘酒・梅パン・梅関連商品販売

主催:摂津岡本梅まつり実行委員会

協力:東灘区梅一の火会/岡本商店街振興組合

観光客であふれる南京町「春節祭」

2月10日に始まった神戸の中華街・南京町の「春節祭」は天候にも恵まれ大勢の観光客が訪れています。南京町商店街の飲食店には順番待ちの長蛇の列ができ、中央のイベント広場は4重、5重の人で埋まり、獅子舞や雑技団の変臉などの演技に大きな拍手が沸き起こっていました。商店街には能登半島地震救援募金を訴える募金箱が置かれています。

(写真は2月10日撮影、獅子舞の写真は毎日新聞より)

中国系の人が多く暮らすシンガポールのチャイナタウンでも春節には街は赤や金色の鮮やかな飾りに包まれ獅子舞やダンスなどで春節を祝います。

(写真は春節の前日、2月9日撮影)

中国映画「草原に抱かれて」上映会

フルンボイルの広大な草原  その懐に抱かれるような心地よさ!

内モンゴル自治区の都会に暮らすミュージシャンのアルスは、兄夫婦と共に集合住宅の小さな部屋で暮らす認知症の母を引き取り、母が求めてやまない故郷へ連れて帰ることに。広大な草原の中で2人きりの生活が始まるが、母の病状は次第に悪化し俳諧を繰り返すようになっていく。アルスは母が迷子にならないように縄で母と自分の体を結びつけ、一緒に母の思い出の木を探す旅に出る。

フルンボイル(呼侖貝尓)市は内モンゴル自治区の東部に位置し、総面積25万K㎡、人口255万人、漢民族、モンゴル族、回族、満族、朝鮮族、ロシア族、ダウル族など32の民族が居住している。ここは広大な草原や原生林で有名な大興安嶺の森林地帯も属しており、川や湖などの水資源も豊富で、世界で最も綺麗な草原と称されている。

市民映画劇場2月例会

2024年2月16日(金)①11:30②14:30③19:00

会場:神戸朝日ホール(神戸朝日ビル4階)神戸大丸東へ50m

料金:当日一般1,700円(事前予約一般1,300円、電話・メールで受付)

シニア・障がい者・大学生以下:1,300円

主催:神戸映画サークル協議会

電話:078-371-8550 E-mail:kcc1950 @kobe-eisa.com

後援:神戸市/神戸市教育委員会/(公財)神戸市民文化振興財団

「台湾有事」を起こさせないために

両岸関係シンポジウムを会場とオンライン併用で開催

日中友好協会は、岸田政権が「台湾有事」を煽りながら進める大軍拡を許さないために、中国への侵略戦争への反省の精神に立つ不再戦平和運動を強化する活動を全国で展開しています。大軍拡を許さない活動を推進する上で欠かせない情勢認識を深めるため、「両岸関係シンポジウム―『台湾有事』を起こさせないために」を会場とオンライン参加の併用で開催します。シンポジウムはどなたでも参加できます。

日時:2024年3月9日(土)14時開会~17時閉会

会場:両国KFC Hall&Rooms10F (JR中央・総武線「両国」駅徒歩6分)

会場とZoom併用型開催

参加費:1人1,000円、オンライン参加:PC1台あたり1,000円

①会場参加の方は当日会場で参加費を支払って下さい(先着100人まで)。

②オンライン参加の方は、事前にメールで申し込んで下さい。URL・ID・パスコード、参加費振込先機関をお知らせします。

◇パネリスト

岡田充さん(元共同通信客員論説委員)、井上久士さん(日本中国友好協会会長)、山本恒人(大阪経済大学名誉教授)、上里賢一さん(琉球大学名誉教授

◇コーディネーター 大西広さん(日本中国友好協会副理事長

主催:日本中国友好協会 

03(5839)2140 E-mail: nicchu@jcfa-net.gr.jp

中国問題懇談会Zoom(オンライン)開催

及川淳子中央大学教授が「習近平思想を読み解く」

「習近平新時代中国特色社会主義思想」とは何か。今回の中国問題懇談会では「社会主義の核心的価値観」「中国式現代化」などのキーワードを手がかりに、いわゆる「習近平思想」を読み解きます。「社会主義現代化強国」の建設をめざす統治理念の理論化と社会実装の現状について、義務教育の現場で使用されている教科書も取り上げながら解説します。

日時:2024年2月24日(土)午後2時~4時

講師:及川淳子(中央大学教授)

テーマ:習近平思想を読み解く

参加無料

参加方法:所属と氏名を表記の上、下記のURL、ミーティングID、パスコードでご参加下さい。

※「研究中国」No.17掲載「習近平政権の『中国式現代化』」を事前に読んでの参加をお勧めします。

ZoomURL

https://us02web.zoom.us/j/81875239016?pwd=SIV6VXRNYTNqWkh1R2Q1dkxRSFFEQT09

ミーティングID:818 7523 9016 パスコード:968845

※研究中国No.17ご希望の方は兵庫県連合会までご連絡下さい!

研究中国 定価:600円(送料別)

主催:日本中国友好協会・「研究中国」刊行委員会

「辛亥革命」を学ぶ―中国近現代史を学ぶ会

中華民国臨時政府の成立と宣統帝退位

清朝のもとでの立憲君主制実現という方向に向かうかに見えた20世紀初頭の中国であるが、その転機は改革を支えていた立憲派の離反から始まった。自らの主導による政治体制の実現を夢見ていた彼らにとり、1911年5月に組織された最初の近代内閣が皇族を首班として漢人閣僚は僅か3分の1足らずを占める陣容であったことは、到底納得できるものではなかった。再組閣が拒絶されたことで、清朝に対する信頼は一挙に低下し、さらに四川省で鉄道国有化をめぐり発生した保路運動への不満を募らせていたところへ、10月10日に湖北省武昌で武装蜂起が発生した。革命派の工作で蜂起した清朝の新式軍隊に在地の立憲派も協力し、湖北軍政府の樹立を宣言した。これを契機として各地で蜂起が続発し、ここに辛亥革命が勃発した。

武昌蜂起の勃発後、清朝は最精鋭の北洋軍を南下させて湖北の革命蜂起鎮圧作戦を展開し、さらに隠棲中の袁世凱を総理大臣に起用して事態の収拾を図った。袁は有利に鎮圧作戦を展開することで圧力をかけつつ、革命勢力側の交渉による解決を持ちかけた。その結果、共和側の受諾と引き替えに自らの大総統就任を認めさせ、1912年2月に宣統帝の退位詔書が発せられて清朝は滅亡した。そして3月に袁は臨時大総統の孫文にかわって大総統に就任し、首都も北京に移転した。(プリント資料「辛亥革命」と孫文より。写真は清朝末期から中華民国建国直後の硬貨。左は袁世凱、中は孫文)

 

次回学習会の日程

日時:2024年2月24日(土)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

JR摂津本山駅北口を東へ線路沿いに徒歩1~2分「甲南ビラ」2F

参加費(資料代):500円

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net