非核「神戸方式」記念碑11周年記念の集い

長崎大学核兵器廃絶研究センター長を迎え学習講演会

非核「神戸方式」記念碑(愛称:平和の美海ちゃん)が、市民の募金により神戸海岸通りに建立されて11年を迎え、「記念碑の集い」が開催されます。

集いでは、長崎大学核兵器廃絶研究センター・センター長の鈴木達治郎氏が「北東アジア非核兵器地帯構想」について講演します。いま朝鮮半島の平和・非核化の動きが出ています。この機会を生かし、日本と朝鮮半島全体を「非核兵器地帯」にする構想を推進することが重要になっています。非核「神戸方式」のある神戸市民として、学習しましよう。

◆日時:2018年11月4日(日)13:30 記念碑前に集合

中央区海岸通3丁目、KCCビル前(JR元町駅西口から南へ5分)

◆学習講演会:神戸まちづくり会館2Fホール

(元町商店街、大丸前から西へ7~8分)

講師:長崎大学核兵器廃絶研究センター

センター長 鈴木達治郎 教授

テーマ:「北東アジア非核兵器地帯構想」の重要性

参加費:500円

―鈴木達治郎教授プロフィール

1951年生まれ、75年東京大学工学部原子力工学科卒、78年マサチューセッツ工科大学プログラム修士修了、工学博士(東京大学)。元内閣府原子力委員会委員長代理。パグウォッシュ会議評議委員

主催:センター神戸(全神戸労働組合センター)・非核「神戸方式」記念碑建立実行委員会 ☎078-391-1909

国慶節休暇・観光客で賑わう澳門(Macau)

中国本土から大勢の観光客が訪れている

10月1日から始まった国慶節休暇を利用し、広東省珠海市の南に接し、数多くの世界遺産がある特別行政区「澳門」には大勢の中国人観光客が訪れています。

街の中心に位置するユネスコ世界遺産「セナド広場」や「聖ドミニコ教会」周辺は観光客でいっぱい、商店街は道いっぱいの人で賑わっています。近年交通網が発達し、近くて欧風情緒漂う澳門は魅力あふれる観光地となっています。

ユネスコ世界遺産「セナド広場」

16世紀~18世紀にかけて、中国人とポルトガル人が会したレアル・セナド(ポルトガル語で「忠順なる議会」の意)がこの場に面して置かれていたことに由来する。現在、レアル・セナドがあった場所には民政総署大楼がある。石畳の素敵な広場は世界中から観光客が訪れている。

ユネスコ世界遺産「聖ドミニコ教会」

「聖ドミニコ教会」は1587年にスペイン人ドミノコ会聖職者3人によりバロック様式で設立されたと言われている。ヨーロッパと澳門の文化が融合していて、中国風の屋根が使用されている。教会内の祭壇中央には聖母子像があり、左右に木や象牙で彫られた数人の聖人像がある。(何れもWikipediaより)

世界遺産「セナド広場」(9月30日撮影)
同じ「セナド広場」を10月1日の同時刻に撮影(観光客が非常に増えている)
世界遺産「聖ドミ二コ教会」にも大勢の観光客
商店街は人でいっぱい

日中友好・夢コンサート

中国の歌、楽器演奏で友好を深め合いましょう!

中国の素晴らしい自然、文学、音楽、料理など多方面にわたる文化を理解し、民間人同士、中国国民との友好交流を進めている日中友好協会は、日中平和友好条約締結40周年を機にさらに絆を深め合おうと、身近に楽しめる「日中友好・夢コンサート」を企画しました。お誘い合わせて多数ご来場下さい。

●2018年11月11日(日)午後2時~

●六甲道勤労市民センター5階ホール(JR六甲道駅南側)

●歌・フルス・中国琵琶・二胡・ピアノなど

出演者:劉偉=歌、フルス・エンキ=中国琵琶・陳曼麗=二胡・二郎丸智希=ピアノ

入場料:一般前売り・1,500円(当日300円増)、学生・留学生・帰国者・800円 高校生以下無料

◆前売りチケットは下記へ

主催:日本中国友好協会東神戸支部

Tel&Fax (078)412-2228   E-mail:sps98kg9@kobe.zaq.jp


フルス・歌=劉偉さん
中国琵琶=エンキさん
二胡=陳曼麗さん
ピアノ=二郎丸智希さん

「中国語講座」受講者募集!

中国語を学んで新しい発見を!

中国国民との友好を重視し、1950年代から文化活動の柱として中国語講座を続けている日中友好協会は、言葉を学び中国を正しく理解する努力をしています。中国語を学ぶことで新しい発見があります。10月9日(火)~15日(月)に今年度後期(18年10月~19年3月)が開講します。講座見学もできます、この機会にぜひ講座へお越し下さい。

初級Ⅰ(金・夜間)初級Ⅱ(火・午前、夜間)、中級Ⅰ(月・午前、夜間)中級Ⅱ(水・午前、夜間)、中級Ⅲ(木・午前、夜間)、上級(金・午後)の全10クラスで受講者を募集しています。

午前:10:15~(火・水曜は10:00~)、午後:13:30~、夜間:18:30~

入会金(初めて受講の方のみ)10,000円(協会員、学生は不要)

受講料 6か月(20回)分 35,000円(申し込みは6か月単位)

受講時間 毎回1時間45分(1回あたり1,750円)

・教室:阪急「岡本」駅南を西へ徒歩1分JR摂津本山北へ)

お問い合わせ:☎078-412-2228(月~金:10時~19時)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日中友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

中秋節・共に餃子つくり交流

協会員4名が中国留学生と交流

9月23日(日)午後、西日本地区中国留学生学友会、大阪大学・大阪地区中国留学生、京都大学・京都地区中国留学生学友会、神戸大学・神戸地区中国留学生学友会主催、中国駐大阪総領事館教育室後援の「中秋節・餃子作り交流会」が神戸・三宮の中国料理店で開かれ、各地の中国留学生、総領事館職員、友好団体などから約50人が参加しました。グループに分かれ一緒に餃子をつくり、料理店の中国料理とも合わせて食べながら賑やかにおしゃべり、日中友好協会兵庫県連合会から4名が参加し交流しました。

中国残留日本人への理解を深める集い

中国「残留孤児」の歴史と今後を考える

尼崎市に大谷昭宏氏(ジャーナリスト)迎え記念講演

中国残留日本人支援団体「コスモスの会」は今年で発足10周年を迎えました。改めて中国残留日本人の悲惨な人生を再認し、今後の支援につなげていきたいと思います。一人でも多くの方に中国残留日本人について知っていただき、支援の輪に加わってほしいと願っています。

と き:2018年10月20日(土)13:00~16:15

ところ:アルカイックホール・ミニ(尼崎市総合文化センター2F「玉翔の間」(阪神尼崎駅から立体遊歩道徒歩5分)

入場無料

◆特別記念講演 大谷昭宏氏(ジャーナリスト)

「みんなの命輝くために」―中国残留日本人の歴史~過去、現在、そしてこれから―

◆音楽のひととき ヴァイオリンとピアノのアンサンブル

ヴァイオリン 吉川哲波(あきは)さん

ピアノ 田中さおりさん

◆シンポジウム 支援活動に参加して

中国残留日本人1世、2世、支援者が参加

主催:尼崎市(委託事業団体コスモスの会)

協賛:近畿中国帰国者支援・交流センター

問合わせ:コスモスの会 090-1483-0510(田中さん)

HP:http://kosumosunokai.sakura.ne.jp/

10月の「中国茶講座」

8月に続き「台湾茶」がテーマです

台湾で人気の紅茶や高山茶など前回紹介しきれなかった台湾茶を数種類テイスティングします。気候も秋めいて参りました、美味しい台湾茶を味わいにお越し下さい。どなたでも参加できます。

  • 日時 2018年10月17日(水)PM1:30~3:00
  • 会場 日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本西へ1分)
  • 講師 高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,000円(お土産、茶菓子付き) ※要事前予約

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

☎078-4122-2228   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

記念講演「中国見たまま、聞いたまま」

日中平和友好条約締結40周年・神戸で記念講演会

「日中平和友好条約締結40周年」を記念し、前しんぶん赤旗北京支局長の小林拓也氏を招き記念講演会を開催します。小林氏は今年1月まで北京に在住し、5年半にわたり中国の政治、経済、歴史問題、社会問題などを精力的に取材してこられました。今回、長年にわたる取材活動を通して感じてこられた中国の姿をリアルに語って頂きます。お誘い合わせてご参加下さい。

  • 日時:2018年10月20日(土)午後2時~
  • 会場:兵庫県民会館 10F 会議室「福」(JR/阪神「元町駅」下車、東口より北へ徒歩約7分)下図参照下さい
  • 講師:小林拓也 前赤旗北京支局長
  • テーマ:中国見たまま、聞いたまま

参加協力費:1,000円 (高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228 

 E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

10月の「漢詩を読む会」は白楽天の諷喩詩

炭売り爺さんの悲劇を詠った「売炭翁」を講読します

白楽天は少壮官僚であったころ、時の政治を批判した「新楽府五十首」を詠んだ。これは『詩経』以来の風刺の詩であり、白楽天はそれを諷喩詩と名付けた。その中でも有名な炭売り爺さんの悲劇を詠った「売炭翁」を今回は講読します。紫式部もこれらの作品を読んでいます。

第13回「漢詩を読む会」

  • 日時:2018年10月13日(土)午後2時~4時
  • 会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本駅西すぐ)
  • 講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:白楽天の政治批判の詩「売炭翁」

資料代:1,000円  事前にお申込み下さい。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「神戸中国文学同好会」

連絡先:Tel&Fax(078)412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

強制連行・強制労働による中国人犠牲者を追悼

犠牲者追悼と日本・ドイツの戦争加害映画について講演

日中友好協会兵庫県連合会は、9月4日午後、大雨警報が出る中、神戸市兵庫区の宝地院本堂で、戦争末期、強制連行・強制労働による「中国人犠牲者を慰霊する集い」を開催し、神戸港と相生の播磨造船所(当時)での苛酷な強制労働により亡くなった中国人45人を中川正興住職の読経と出席者の焼香で追悼しました。

日本への中国人強制連行は全体で約3万9千人、犠牲者は6千8百人余りですが、日本軍侵略下の中国大陸での強制連行・強制労働は膨大な人数となります。要塞の構築や石炭などの地下資源の採掘略奪などに苛酷な労働を強いられ数えきれない中国の人々が犠牲になり、今も犠牲者の人捨て場「万人坑」が発見されています。

なぜ日本は加害に背を向けるのか?

慰霊の後、学習講演会を開催。大阪府立大学大学院で抗日映画論を研究している永田喜嗣氏が「戦争映画に観る戦争加害~なぜ日本は加害に背を向けるのか?戦後ドイツ映画の歩みと比較して」と題し講演しました。

永田氏は、戦後のドイツでは1946年から戦争映画をつくっています。その頃は、ナチへの反対を描く内容でユダヤ人についての映画はつくっていません。1950年以降のドイツの戦争映画を作品名をあげて変化していく内容を紹介。ナチからの被害を描いた映画が海外から入り出し、アウシュビッツ、ホロコースト問題への関心が市民の中に高まり、アイヒマン裁判やホロコーストはドイツの一般国民にも責任があるとしたダニエル・ゴールドハーゲン論争を経て、加害の実態を知った一般市民の中に加害責任を負わなければならないという意識が広がりました。

統一されたドイツでは数多くの加害映画がリメイクされました。一方日本は真逆で、戦争映画は日本の被害を描いた内容中心の作品がつくられました。1997年、横浜で日本の加害、南京大虐殺の「南京1937」が上映された際、右翼がスクリーンを切り裂く事件が起こりました。それ以後、映画館で加害映画の上映はなくなりました。加害の実態を知る人は少なくなり、加害抜きの映画は日本人にとっては心地よいのかも知れません。最後に永田氏の解説でドイツ映画「ベルリン1945」と日本映画「戦争と人間」の抜粋映像を鑑賞しました。