海南環島高鉄で電子チケット運用開始

2018年11月22日より海南環島高鉄において電子チケットの試験運用を開始しました。中国鉄路総公司ではこのシステムの導入により更なる旅客サービスの向上を図るとのことです。

従来のきっぷは赤地の非磁気化券または青地の磁気化券で実名制を導入しています。これらが輸送契約書、乗車証明書、購入証明書を兼ねておりきっぷに集約されています。また乗車の際はきっぷが必要でした。電子チケット導入によりこれらの証明が電子的に保存されるようになり輸送契約書と乗車証明書がペーパーレス化し、購入証明書も逐次ペーパーレス化しつつあります。

きっぷ購入時はネット購入の場合は、購入成功後ウェブサイトから購入証明を自分で印字またはダウンロードでき、また海南省内の駅の窓口、自動券売機でも印字することができます。窓口や自動券売機で購入した際は購入証明をもらうことができます。

乗車時は二代身分証、外国人永久居留証、港澳台居民居住証、港澳居民来往内地通行証、台湾居民 来往大陸通行証を持っている乗客は直接自動改札機を通過することができます。それ以外(パスポートなど)で乗車する際は専用の身分確認窓口で係員に購入証明の二次元バーコードを読んでもらうか身分証明書番号を確認してもらい構内に入場します。

また中国鉄路サイト(12306.cn)で身分証確認を済んでいる人は、スマートフォンアプリにて二次元バーコードを表示させることができるのでそのまま自動改札機を通過することができます。(以下略)

ジャスミンの香り楽しむ

中国茶講座でジャスミンの飲み比べ

「花茶」とは、緑茶、烏龍茶、紅茶などに様々な花の香りを吸着させたお茶の総称です。その中でも、緑茶にジャスミンの花の香りを付けたお茶の生産量が最も多く、中国で花茶といえば一般的にはジャスミン緑茶のことを指します。

11月28日に開いた「中国茶講座」では、神田貴子高級茶芸師・高級評茶員が、茉莉花茶の製造工程や茶の品種、特徴などを紹介した後、福建省政和県などの新芽の花茶2種、香り付けした茶葉にジャスミンの花を加えた四川省峨眉山の花の舞うお茶2種、手作業で丸く形成した緑茶にジャスミンの花で香り付けをした福建省の球形花茶2種をそれぞれ飲み比べました。何れも大変な手間をかけて作られたお茶で、一口飲めば芳醇な香りが口の中に広がり幸せな気分になります。

写真上:茉莉銀針・茉莉茶王、下:茉莉雪花・茉莉龍珠(何れも福建省)

次回は:12月19日(水)午後1時30~日中友好協会「会議室」

記念講演会「慰安婦問題」を考える

支部総会記念に平井美津子氏迎え学習講演会

今年のノーベル平和賞は、アフリカ中部コンゴ共和国で性暴力と闘い、民兵らによる被害女性の治療に尽力してきた男性産婦人科医デ二・ムクウェゲ氏と過激派組織「イスラム国」(IS)に性奴隷として拘束され、生還し、性暴力根絶を訴える活動を続けるイラク人女性ナディア・ムラド氏に決まりました。

戦争による性犯罪は、今も続いています。先の大戦時、日本軍が犯した性犯罪「慰安婦問題」もいまだに解決していません。この問題をあいまいにしたままでは、近隣国との関係改善は進みません。今一度ご一緒に考えてみましょう。会員でない方も参加できます。

日時:2018年12月15日(土)午後2時~

会場:神戸市立東灘区民センター第1会議室(JR住吉駅南隣)

講師:平井美津子さん 子供と教科書大阪ネット21事務局長

参加協力費:500円

主催:日本中国友好協会東神戸支部 ☎080-6151-9700

心に響いた中国残留邦人の言葉

「理解を深める集い」尼崎で200人、神戸で300人超

中国残留邦人への理解を深める集いが県内2ヵ所で開催されました。10月20日に尼崎市で開催された集いでは約200人の市民が参加、「残留孤児」1世、2世、支援者が参加したシンポジウムや特別記念講演でジャーナリストの大谷昭宏氏が「みんなの命輝くために」と題し講演しました。

11月18日には神戸市で開催、300人を超す市民が参加しました。先ず、日本民謡藤本流の皆さんによるミニコンサートがあり、続いて大橋晴美さん母子が中国の生まれ故郷を訪ね、戦争と友好を見つめる旅を記録した信越放送テレビ局制作のドキュメンタリー映画「遼太郎のひまわり~日中友好の明日へ」を鑑賞。最後に帰国者2世の大橋晴美さんが「中国帰国者2世の思い」と題し講演しました。「戦争がなければ私は生まれてこなかった命、存在そのものへの不条理、その苦悩は今も消えない。戦争の歴史ゆえに中国では非難を受け、日本では偏見の中で生きてきた」と自身の半生を語りました。大橋さんの言葉に参加者は心打たれ聞き入っていました。(写真上は尼崎市の集い、左はジャーナリストの大谷昭宏氏。写真下、神戸市の集いで演奏する民謡藤本流の皆さん)

「中国百科検定」初級にチャレンジ!

「中国百科検定」初級にチャレンジしよう!

―楽しい受験で役立つ知識を―

第6回「中国百科検定」:2019年3月21日(木・祝)

会場:兵庫県民会館10F 会議室「福」

申込み受付は2018年12月1日(土)から始まります。

第5回検定から「初級」を新設しています。年齢・国籍を問わず、どなたでも受験できます。日本語での設問です。

初級受験料:2,200円(学生は1,000円)

全40問・4者択一マークシート形式

合格基準 正答率70%以上 合格者には「合格認定証」送付

申込票・リーフレットは日中友好協会兵庫県連合会へ

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net 

※下の「初級」模擬試験のような設問が40問、28問以上正解で合格です、挑戦してみませんか。

2018南京の記憶をつなぐ映画祭

同じ過ちを繰り返さないために

私たちは、過去の歴史を正面から見据え、同じ過ちを繰り返さないために、中国侵略の象徴である「南京大虐殺」の事実を明らかにしていく活動をしています。

2014年から市民団体や個人が参加する実行委員会形式でドキュメンタリー映画の上映に取り組んできました。南京の記憶をつないでいく集いとして、今年は日本初公開を含めた4本の南京大虐殺のドキュメンタリー映像の上映を計画しています。また、紫金草合唱団による鎮魂歌の演奏があります。

日時:12月2日(日)9:50~16:00

会場:エルおおさか南館5階ホール

*地下鉄・京阪「天満駅」下車西へ300m

   9:50 開会あいさつ

10:00     「アイリス・チャン」 紫金草合唱団(演奏)

12:40     「南京の松村伍長」「証言者―張秀紅」

14:15 「南京引き裂かれた記憶」

※各回ごとの入れ替えとなります。 

費用:1日通し券 前売・1500円、当日2000円 単券800円

主催:「南京の記憶をつなぐ」実行委員会

連絡先:090-8125-1757   銘心会南京)

2019年カレンダー「中国悠久の旅」

悠久の歴史・美しい中国の風景写真を紹介

協会がカレンダーの制作普及を始めてから今年で16年になります。2019年版カレンダーは「悠久の旅」にふさわしい中国各地の写真が、表紙と12か月のページを飾っています。

表紙は、四川省丹巴県の「美人谷」。美人の多さと風景の美しさから「美人谷」と呼ばれるこの地は海抜1800mに位置し、周辺には木と石を組み合わせた防衛用の建物が500以上もあります。2000年前のものとされ、4000年と言われる中国の歴史の奥深さを伝えています。

カレンダー「中国悠久の旅」は文字通り、家庭や職場にいながらにして中国を旅する気分をかき立てています。

B3判(ヨコ36.4cm×タテ51.5cm)カラー13枚(表紙含む)

定価:1,200円(税込み・送料別)

企画・制作 日中友好協会 ご注文、お問い合わせは下記へ

日本中国友好協会兵庫県連合会または最寄りの協会支部へ

Tel&Fax(078)412-2228(県連合会)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「日中友好ブックレット3」を発行

日本は中国でなにをしたか―侵略と加害の歴史―

日本中国友好協会は、中国をはじめとした国々への侵略戦争を再び繰りかえさせないために、不再戦平和運動を柱としています。このブックレットを多くの方に読んで頂き、学び合って、日本が再び戦争への道を歩まないようにするための一助になればと願っています。

ブックレット内容

「1」半世紀にわたり中国を侵略し続けた日本「2」1915年の対華二十一ヵ条要求「3」満州事変・日中戦争への道の転換点となった1928年「4」満州事変「5」1936年に準備された日中戦争「6」日中全面戦争の開始「7」日本軍の南京占領と南京大虐殺「8」日中戦争は長期泥沼戦争へ「9」日中戦争の行き詰まりから南進・北進へ始動「10」華北における治安戦(三光作戦)「11」重慶無差別爆撃「12」日中戦争からアジア太平洋戦争開戦へ「13」アジア太平洋戦争の総兵站基地化とその破綻「14」日中戦争に敗れた日本

その他14のコラム、写真、証言などを紹介しています。

コラムには、兵庫県連合会が2014年に2度現地を訪問し、被害者のべ8人から証言を聞き、事件研究者からも話を聞き、大虐殺があった現場や今も犠牲者の遺骨が地表に現れている「千人坑」を見学し、防衛庁防衛研修所「戦史室」の資料を調べまとめた廠窖大虐殺事件が写真とともに紹介されています。表紙の写真は、血水河遺跡(湖南省廠窖鎮)で「この河が、日本軍機の機銃掃射を受け舟で避難していた多数の人々の血で赤く染まった」と証言する事件目撃者の全伯安さん(当時88歳)。

定価:600円+税(送料別)A4判・80ページ 

日本中国友好協会編 発行:本の泉社

申込先:日中友好協会兵庫県連合会 Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「日中友好・夢コンサート2」開催

二胡・フルス・中国琵琶の音色に心安らぐ

昨年に続き、東神戸支部主催の「日中友好・夢コンサート2」が11月11日(日)午後、神戸・六甲道勤労市民センターで開催され市民80人余が参加しました。

コンサートでは、劉偉さん(内モンゴル出身・モンゴル民謡歌手、中国笛・フルス奏者)、エンキさん(大連出身・中国琵琶奏者)、陳曼麗さん(西安出身・二胡奏者)、次郎丸智希さん(ピアノ奏者)が中国、モンゴル、日本の歌曲など15曲を演奏しました。次郎丸さんは15曲全てを演奏し、劉偉さんはフルス(フル=瓢箪、ス=シルク)について紹介、エンキさんは中国琵琶について、マンドリンに似た楽器で、べっ甲の爪で演奏しますと説明。陳さんの二胡演奏では、哀愁を帯びた優しい音色に参加者はじっと聞き入っていました。最後に4人の奏者は、四季に因んだ日本の曲、「さくら」「夏の思い出」「里の秋」「雪やこんこ」を演奏、会場からのアンコールに応えて「ふるさと」を演奏、参加者は晩秋のひと時を心安らぐ思いで素晴らしい演奏に聞き入り、大きな拍手を送っていました。

参加者からは、「民族音楽が好きで何度かコンサートに来ています。音楽を通じて両国が今後も長く友好関係が続くことを望みます」「国の政争をする人たちはともかく、国民同士が仲良くしなければと思います」などのアンケートが寄せられています。

中国「残留孤児」・中国留学生との友好交流会

日本と中国の家庭料理やゲーム、歌、トークで楽しく交流

地元在住の中国帰国者や中国留学生と共に日本の家庭料理、中国の郷土料理を交互につくり、みんなで食べてゲームや歌、トークで交流する集いを日中友好協会西宮支部が続けています。今回は日本の家庭料理をつくり交流します。

●11月25日(日)午前10時30分~午後5時

●西宮市中央公民館6F「調理室」(阪急「西宮北口」駅南へすぐ)

交流内容:和風「豚汁」「炊込みご飯」「卵焼き」「酢の物」を作り、皆で一緒に食べます。ビンゴ―ゲーム大会、歌を一緒に歌います。グループ毎におしゃべりをして楽しく交流します。

どなたでも参加できますのでお気軽にどうぞ!

参加費:1,000円 「残留孤児」「留学生」は500円

主催/申込先:日中友好協会西宮支部 ☎0798-38-8081