上海地下鉄総延長666キロに

上海地下鉄(上海軌道交通)は営業距離世界一ですが、さらに新線が開業しました。2017年12月30日に9号線三期(楊高中路-曹路)および17号線(虹橋火車站-東方緑舟)が新たに営業を開始しました。これにより営業総延長666キロ(リニア線29キロ含む)、停車場数389駅(同2駅含む)となります。

特に17号線は有名な観光地、古鎮・朱家角を経由しますので、今まで市区部からはバスしか交通機関がありませんでしたが、地下鉄だけで行けるようになります。虹橋火車站駅では2号線とはホームを挟んで並んでおり、乗り換えの便宜が図られています。

路線延長とともに利用者数も増え、2018年3月9日には1日利用数1223.1万人と史上最高を記録したようです。

さらに2018年2月には13号線二・三期のトンネルが貫通し年内に試運転を開始する予定です。

急速に進むキャッシュレス化

日本のテレビ番組などでご覧になった方も多いと思いますが、中国では決済方法としてスマートフォンを使った電子マネーが主流となっています。利用範囲は広く財布を持たずにスマホだけ持って出かける人も多くいます。

電子決済サービスを行っている会社は数社ありますが、圧倒的シェアを持っているのが、ネット通販・淘宝(タオバオ)の決済から発展した「支付宝(アリペイ)」とチャットサービス・微信(WeChat)におサイフ機能を付加した「微信支付(ウィーチャットペイ)」です。

原理は専用アプリ内に「钱包(おサイフ)」があり、チャージして使います。チャージするためにはアプリのアカウントと自分の中国国内の銀行口座を紐づける必要があります。この紐づけには本人確認の意味合いもあります。また携帯電話番号のSMS認証と本人確認書類(中華人民共和国居民身分証、パスポートなど)を行う事によりフルに活用する事ができます。このサービスの特徴は決済にQRコードと呼ばれる二次元バーコードを用いる事です。これによりお店側も専用端末を置かなくても料金を受け取る事ができます。また料金を受け取る機能もありますので、個人間での金銭のやりとりも容易に行えます。このお気軽さもあり個人商店・屋台・自動販売機などでも普及しています。

しかし外国人旅行者が使うのには少し敷居が高いのが現状ですが、銀行口座の代わりにクレジットカードとの紐づけはできます。(ただしチャージなど決済には今のところ使えません)私は幸いながら中国国内の銀行口座を持っているので、実際に使ってみました。これについては追々紹介したいと思います。

日本で中国のテレビ番組を観よう

この写真ですが、日本国内のテレビでCCTV(中国中央電視台)のテレビ放送をリアルタイムで観ています。

中国をはじめ海外のテレビ番組を日本国内で観ようと思ったら少し前までは直径3メートルほどのパラボナアンテナとチューナーか、日本の有料放送と契約して視聴するしかなかったのですが、今はインターネット回線さえあれば気軽にリアルタイムにテレビ番組を楽しむ事ができるようになりました。

中国では国土の大きさからテレビ電波を全国に届かすには費用がかかりすぎるのでケーブルテレビやネット回線で配信するのが主流のようです。インターネットなので海外からもアクセスが可能です。(CCTVのスポーツ番組は海外からのアクセスに制限をかけているようですが・・・放映権の関係だと思います)

パソコンで観る場合はブラウザからCCTVのサイトにアクセスすると見る事ができます。またスマートフォンやタブレット場合はアプリをインストールしたりすればより簡単に見る事ができます。

さてテレビで観る方法ですが、少し敷居が上がりますが、HDMI出力のできるTVボックスに中国のテレビを視聴するアプリをインストールします。その方法は別の方が既に書かれているので省略しますが、私の場合は海外通販で買ったクアッドコアのAndroid TVボックスに「小鷹直播」をインストールして観ています。チャンネル数も多くきれいに写ります。テレビショッピングはお国事情が分かり楽しいです。