澳門の旧市街と開発進むタイパ島

観光客で賑わう中国特別行政区「澳門」

1999年に澳門はポルトガルから中国へ返還され18年が経ちました。現在は中華人民共和国澳門特別行政区です。カジノや世界遺産が有名で世界中から観光客が大勢訪れている澳門ですが、返還後急速に開発が進み、特に3本の海上橋で結ばれている半島南のタイパ島開発は目を見張るものがあります。大型IR(総合型リゾート)が数多くつくられ景色は一変しています。2012年に着工した澳門新交通システム(LRT)が2019年に一部開通予定となっています。

半島側の旧市街には22の建造物と8つの広場が世界遺産として登録され連日多くの観光客で賑わっています。一般市民が暮らす住宅街に入れば、細い坂道沿いに古い高層マンションが立ち並び、土地が狭いため道路の片側が駐車場となっていて更に狭くなった道路を小型バスが市民の足となり走っていて、現代と昔が同居したような趣があります。港珠澳大橋が開通すれば更に開発が進むかも知れません。(写真上は開発進むタイパ島、下は世界遺産・聖ポール天主堂跡へ向かう観光客、何れも2017年12月撮影)

続・シェア自転車

シェア自転車の続報です。先の記事で紹介した2社が日本へ進出してきました。利用に関してより使いやすくなりました。

このサービスを利用するのには中国の携帯電話番号と電子決済サービス(支付宝・微信支付)が必須でしたが、この点が緩和されました。

モバイクの場合は日本の携帯電話番号で利用登録を行う事ができます。決済方法も日本のクレジットカードで行えます。デポジットは3,000円、チャージは500円からとなっています。主として日本でのサービス利用を前提にしていますが、中国を含め世界中のモバイクを利用することができます。中国での利用の場合、30分17円か8.5円と人民元建てとほぼ同額で利用できます。(逆に中国の携帯電話番号で登録した場合は日本のサービスをそのまま利用できる)

ofoの場合は情報が少ないですが、概ね同様の要領で利用できると思われます。

これにより中国に一時滞在する旅行者や出張の方も気軽に利用できそうです。

※この利用法については私自身実際に利用したことがないので確証は持てませんが、別のサイトで何例か紹介されています。検索の上それらのサイトを参考にしてから利用することをお薦めします。この件に関しては自己責任でお願いします。

滴滴出行でラクラク移動

今回はタクシーなどの配車アプリ「滴滴出行」について紹介しようと思います。何をするアプリかですが、タクシーや滴滴出行の契約ドライバーのクルマをアプリで呼び目的地まで行ってもらうサービスを提供するアプリです。これが非常に便利でこれに慣れると手を挙げてタクシーを呼ぶのが面倒くさくなります。

アカウント登録ですが、携帯電話番号(日本の番号で可能、ただし中国番号を推奨)が必須です。アプリをインストールし携帯電話番号を入力し、送られてくるSMSの暗証番号を入力すれば完了です。決済方法ですが、中国の電子決済(支付宝、微信支付など)のほか国際クレジットカード決済に対応しています。よって一時滞在の旅行者や出張などで使えそうです。

呼び方ですが、アプリを開くと現在地と周囲のクルマの走行状況がリアルタイムに分かります。クルマの種別は「出租车」はいわゆるタクシーです。「快车」は普通の契約ドライバーのクルマ、「专车」少し高級なクルマとなります。出発地と目的地を入力すると自動的に車種ごとの大体の料金が表示されます。「呼叫」ボタンをタップするとドライバーが決まり数分ほどで来てくれます。あとは乗車すれば目的地まで行ってくれます。(ドライバーにも専用アプリがありナビ機能もあります) 続きを読む 滴滴出行でラクラク移動

シェア自転車は便利

日本でも話題になっている中国のシェア自転車ですが、実際に利用してみたので紹介したいと思います。

これは上海市内の地下鉄の駅ですが、様々な色の自転車が停まっています。これがズバリシェア自転車です。オレンジ色が摩拝単車(モバイク)で黄色がofo(オッフォ)です。この2社でほぼ市場を独占しています。自転車は至る所に停まっていますので利用するのに困ることはありません。

利用方法は自転車のサドルやハンドルなどに貼ってある二次元バーコードを(QRコード)をスマートフォンのアプリで読み取ります。するとガチャンといってロックが解除されます。(オッフォの場合は4ケタの数字がアプリに表示されるので、それを自転車ロック部にある数字ボタンを押すと解錠される)そのまま乗車して利用できます。なお中国のクルマは右側通行なので自転車も右側通行で走りましょう。大体の所は車道の端が自転車専用道になっているので走りやすいです。(信号も守りましょうね) 続きを読む シェア自転車は便利

港珠澳大橋まもなく開通

香港~珠海~澳門を結ぶ世界最長の海上橋

珠江デルタ地域を高速道で結び、人の往来、物流の拡大により経済のさらなる発展をめざして2009年12月15日に着工し建設を進めてきた港珠澳大橋が8年余りの難工事を経て間もなく開通することとなりました。大橋の全長は55Km(橋の最長区間29.6Km)で海中に3か所の人工島(東人工島・西人工島・拱北人工島)を  つくり洋上の船舶通行を確保するため海底トンネル(全長6.75Km)を建設しています。大橋通行にあたり出入境ゲートが3か所(香港・珠海・澳門)に設けられ、通行者は出発地の出境検査と目的地の入境検査を受ける「三地三検」を採用することとなっています。

海上大橋は片側3車線で車両走行速度100Km/hの高速道路となっており、現在の陸路所用時間4時間を大幅に短縮し、香港~澳門間を現在運航している高速船・ターボジェットでは、所用時間60分~70分が大橋を利用すれば30分に短縮されます。通行量は1日5万台、年間2000万台を見込んでおり、高度な技術と総工費約1,100億元を投入して建設された世界最長の海上大橋は2018年7月に正式開通の予定となっています。(写真、図は百度百科より)

4 月の「中国茶講座」

中国茶の茶道具を紹介します

中国茶で使用する様々な茶道具を紹介します。中国茶を飲みながら心安らぐ午後の一時をお過ごし下さい。どなたでもご参加頂けます。

  • 日時 2018年4月18日(水)午後1:30~3:00
  • 会場 日中友好協会兵庫県連合会「会議室
  • 阪急「岡本駅」南を西へ徒歩1分、1Fが鳥貴族のビル3F
  • 講師 神田貴子さん 高級茶芸師 高級評茶員
  • 参加費 1,000円(お茶菓子、お土産付)

参加される方は事前に下記へご予約下さい 定員15人

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

APM浦江線3月31日開業-上海

上海軌道交通(地下鉄)は2018年3月31日より初めての新交通システム・APM浦江線が開業します。これにより営業総延長は673キロ(リニア線含む)となり、総延長世界一の記録をさらに塗り替えることになります。

8号線の終点沈杜公路駅から汇臻路駅までの6駅・6.7キロで、フランスのKeolis社との合弁企業にて上海では初めての無人運転の列車となります。開業により交通が不便だった浦江地区の住民の便宜を図ることになります。運行間隔は通常時間帯は6分間隔、ラッシュ時間帯は3分20秒間隔の運行となります。

車体は通常より小型で車輪はゴムタイヤ、集電方式は第三軌条方式を採用しています。全線高架です。

初めて学ぶ人の「初級中国語講座」

中国語の基本がしっかり学べます

日中友好協会の「中国語講座」は歴史が古く、中国への理解と親近感を育む上で大きな役割を担ってきました。中国訪問による直接交流や在日中国人、中国留学生などとの友好交流で中国語は意思疎通の大切な手段です

初めて学ぶ人の「初級中国語講座」受講者を募っています!

全く初めて学ぶ方、独学で少し学んだことがある方、以前学んでいたが殆ど忘れてしまった方、発音・声調に自信のない方など、このクラスが最適です。基礎がしっかり学べます。

開講日:2018年4月20日(金)午後6:30~8:15 毎金曜日

会 場:日中友好協会「岡本教室」(阪急岡本駅南を西へ徒歩1分)

講 師:娜仁夫(ナランフ、内モンゴル出身、内蒙古大学卒

期間:前期・4月~9月、後期・10月~3月、年40回

受講料:6か月  35,000円 入会金  10,000円(初回のみ、学生は入会金不要です)

お申込み・お問い合わせ ☎&Fax:  078-412-2228(月曜~金曜)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

席に座ったまま「お勘定」

これはとある店での食事です。ひとり旅が多いので少量です。美味しそうでしょ。さて食事が終わったら当然代金の支払いをします。

テーブルに何やら二次元バーコードがありますが、これは何でしょう?これこそが今回の本題です。このバーコードを支付宝や微信支付など電子決済アプリで読み込むと金額が表示され、正しければ支払ボタンをタップすると完了です。あとはそのまま店を後にするだけです。つまりお勘定の時に店員さんを介さずに自分で行えるのがこのシステムです。対応バーコードはそれぞれのアプリのカラーでデザインされており、支付宝はライトブルー、微信支付はグリーンです。(写真参照)ちなみに支払状況はリアルタイムでお店側も分かるので食い逃げしようとは考えないようにしてくださいね。

私自身数回試しましたが本当に便利です、このシステムは。ちなみに注文もスマホからできる店もあるようですが、これはまだ試していません。いずれやってみようと思います。

第3回日中料理交流報告

日中友好協会西宮支部主催で「第3回日中料理交流」を3月25日に西宮市立今津公民館にて、中国帰国者・留学生含む約30人で行われました。

今回は福建家庭料理を福建省出身の林さんを講師に「蒸し鶏(清蒸鱼)」、「あさりの豆腐スープ(花蛤豆腐汤)」と「野菜混ぜご飯(菜饭)」の3菜をワイワイ楽しく調理し、福建産のお茶とともにいただきました。味はあっさりとして食べやすく美味しかったです。

食後は林さんより料理の由来(野菜混ぜご飯は出征前の息子のためにつくられたとか)についての説明があり、テーブルごとに自己紹介や日中交流などの思いを色々と語り合い、ビンゴゲームで盛り上がりました。